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革新的ペプチド製造技術に関する共同研究成果について

PR TIMES / 2021年3月2日 18時15分

渋沢栄一が創業に携わった日産化学と、ペプチドリームによる共同研究

日産化学株式会社(本社:東京都中央区、社長:木下小次郎、以下「日産化学」)と、ぺプチドリーム株式会社(本社:神奈川県川崎市、社長:リード・パトリック、以下「ペプチドリーム」)は、2016年からペプチド製造技術に関する共同研究を実施してきましたが、その一部 成果が有機合成化学の専門雑誌であるSynfacts誌の「Synfact of the month」に選出され(Synfacts 2021, 17(01), 103)、ペプチド化学における重要な新規技術として高い評価を得ましたので、お知らせいたします。本成果は、幅広いペプチド製品において製造コストの低減および環境負荷の低下を高いレベルで実現する業界初の製造技術であり、革新的な製造技術プラットフォームの基幹技術となります。
両社は、本製造技術プラットフォームを活用することにより、特殊環状ペプチドをはじめ、ペプチドを含む幅広い次世代医薬品の非臨床・臨床開発試験のさらなる加速化および製品上市後の原薬安定供給に貢献してまいります。





[画像1: https://prtimes.jp/i/59000/2/resize/d59000-2-515151-0.jpg ]

◎日産化学HP:https://www.nissanchem.co.jp/

[画像2: https://prtimes.jp/i/59000/2/resize/d59000-2-837725-1.png ]

◎ペプチドリームHP:https://www.peptidream.com/



共同研究における「無保護アミノ酸を使ったペプチド合成技術」について



[画像3: https://prtimes.jp/i/59000/2/resize/d59000-2-265314-2.jpg ]


N-メチルアミノ酸をはじめとするN-アルキルアミノ酸は、ペプチド医薬品において重要な 構成単位であり、次世代創薬モダリティとして期待される特殊環状ペプチドを特徴づける要素のひとつです。従来の有機合成技術では、N-アルキルアミノ酸が導入されたペプチドを製造する過程で「保護」及び「脱保護」という2段階を経る必要があり、N-アルキルアミノ酸を導入したペプチドにおいては簡便な合成及びその導入位置の精密な制御が困難であったことから、原薬製造における大きな課題となっていました。
ペプチドリームと日産化学は、上記課題に対して、生体内でアミノ酸が選択的に縮合されてペプチドが合成される過程を化学的に模倣することを目標に2016年に共同研究を開始し、無保護N-アルキルアミノ酸を直接縮合させるという、これまでにない全く新しい製造手法の開発に成功いたしました。この方法は、従来の製造方法が抱える環境負荷の課題を解決するとともに、製造工程の削減を可能とし、特殊環状ペプチドの製造効率を大幅に向上させます。


【日産化学株式会社について】

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/59000/table/2_1.jpg ]



【ペプチドリーム株式会社について】

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/59000/table/2_2.jpg ]


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