祇園甲部の芸妓舞妓が京都の名所を背景に舞う 令和七年 第百五十一回公演「都をどり」を開催 演題『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』
PR TIMES / 2025年1月14日 15時45分
会期:2025年4月1日(火)~4月30日(水)会場:祇園甲部歌舞練場(京都府京都市東山区祇󠄀園町)
学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会(京都市東山区)は、2025年4月1日(火)~4月30日(水)の間、「都をどり」を、祇園甲部歌舞練場にて上演します。
今年の演目は、京都の名所を巡る構成
「都をどり」は京都最大の花街・祇園甲部の約50名の芸妓舞妓たちが魅せる舞の公演です。通常はお座敷でしか会うことが出来ない芸妓舞妓ですが、「都をどり」はお茶屋さん*とご縁がない方でも、どなたでも鑑賞することができます。
*お料理やお酒とともに芸妓舞妓のおもてなしを提供する場所
毎年テーマが変わることでも知られる「都をどり」の令和七年公演の演題は『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』です。昨年「都をどり」は記念すべき150回目の節目の公演を迎え、京都の春の風物詩としての新たな歴史を刻みました。今年は次の大きな節目である創始200年に向けて、今一度原点に立ち返り京都の名所を巡る内容で構成しています。舞台は、「ヨーイヤサー」の掛け声で幕開けを告げ、揃いの明るい浅葱色(あさぎいろ)の着物で一斉に登場する総をどりと、中ばさみ(別踊)と呼ばれる芸妓舞妓の場面全八景から構成される1時間の舞台で四季の彩を表現します。五条橋では、牛若丸と弁慶の勝負の様子を、宝鏡寺では雛遊び、清水寺では紅葉の背景に季節の趣を感じることができる優雅な舞を披露します。また8景では御鎮座130年を迎える平安神宮の満開の桜の元で華やかなフィナーレとなります。
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令和6年公演より(第1景 置歌)
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令和6年公演より(第8景 歌舞練場桜揃)
「都をどり」とは
「都をどり」は毎年4月中1か月間公演を行う、祇園甲部芸妓舞妓の舞の公演です。明治5年に第一回京都博覧会の附博覧(つけはくらん)(アトラクション)として創始され、昨年150回目の節目を迎えました。長い歴史の中で、戦中戦後の6年間とコロナ禍を除いては、毎年必ず上演し、伝統をつないできました。谷崎潤一郎、夏目漱石などの著名な文化人や今上天皇陛下(皇太子時代)も行啓いただくなど、様々な人に愛されてきた舞台です。
公演では、舞を舞う立方(たちかた)(芸妓舞妓)、演奏を行う地方(じかた)(芸妓)、鳴り物(お囃子)を受け持つ芸妓の全員が呼吸を合わせ、華やかで洗練された舞の世界を作り上げます。また、他の演劇公演と異なり、一度も幕を下ろすことがなく行う舞台転換が特徴です。
毎年新調される京友禅(着物)と西陣織(帯)の匠の手で作られる衣裳の艶やかな美しさは唯一無二のものです。振付は明治5年の創始当初から変わらず、歴史のある「京舞井上流」が担っており、現在は人間国宝五世井上八千代が直接指導を行っています。舞だけではなく、三味線・唄・鳴物は生演奏、曲も毎年書き下ろされている中に、変わることなく伝え継がれる伝統芸能を全身で感じることが出来ます。
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令和七年 第百五十一回公演 「都をどり」 ポスター 原画
「都をどり」のポスターは、時代を代表する日本画家が毎年制作しています。今年のポスターは、昨年に引き続き諫山 宝樹(いさやま たまじゅ)氏が祇園甲部の舞妓を描きました。諫山氏は、京都にて寺社への奉納や定期的な作品公開など多方面で活躍をしており、2024年大河ドラマ『光る君へ』では衣装デザインを担当しました。
よみがえった八坂倶楽部庭園
「都をどり」の舞台は、国指定登録有形文化財で祇園町のシンボルである「祇園甲部歌舞練場」です。2023年に令和の大改修を終え、建設当初の姿を残しながらも、最新の設備を取り入れた観劇の場を提供しています。格天井や両花道など当初の趣はそのまま、歴史を感じることが出来る設えです。また併設された八坂俱楽部の庭園では2024年に経年変化からの修復作業を行い、明るく日が差し込む風情ある庭園がよみがえりました。四季の移り変わりを楽しめる庭園で、「都をどり」の時期には桜が咲き誇り、雅な空間と非日常感を味わうことができます。
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祇園甲部歌舞練場本館劇場内
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八坂倶楽部庭園
茶券付一等観覧券をご購入の方には、公演前にお茶席にて、京風島田まげを結い黒紋付の衿裏返しという正装で芸妓が披露するお点前をご覧いただけます。お菓子とお茶を味わいながら、おもてなしの心を感じていただけます。
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點茶(お茶席)イメージ
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お菓子とお抹茶(お茶席)
花街の文化を伝える「祇園 花街芸術資料館」
2024年5月、祇園甲部歌舞練場内に芸妓舞妓の文化を紹介する施設「祇園 花街芸術資料館」が、オープンしました。祇園甲部の歴史だけでなく、芸妓や舞妓が使う小道具、「都をどり」の歴代の衣裳やポスターを展示しており、花街文化を深く知ることができる貴重な施設です。さらに館内の舞台では、芸妓舞妓が京舞を披露しており、「都をどり」の季節以外にも身近に花街文化を感じることができます。
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祇園 花街芸術資料館
※「都をどり」開催期間中は会場の都合により一時的に休館します。資料館の営業状況については公式HPにてご確認ください。
令和七年 第百五十一回公演「都をどり」は、京都の豊かな歴史と文化の魅力を知りたい方、初めて伝統芸能に触れる方も楽しめ、京都の春の訪れを感じることができる華麗な公演です。
【チケット情報】
2025年1月6日から公式HPで発売中
【開催概要】
●公演名: 都をどり
●会期: 2025年4月1日(火)~4月30日(水) ※4月15日は休演日となります
1日3回公演(各公演約1時間)
1回目12:30~ 2回目14:30~ 3回目16:30~
●会場: 祇園甲部歌舞練場(〒605-0074 京都府京都市東山区祇󠄀園町南側570-2)
●料金: 【観劇チケット(全席指定・税込)】
・茶券付一等観覧席 7,000円
・一等観覧席 6,000円
・二等観覧席 4,000円
・学生料金(二等席限定) 2,000円
※公演プログラム 1,000円
●主催:学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会
●協力:公益社団法人京都市観光協会
●電話番号:075-541-3391
●公式HP: https://miyako-odori.jp/miyako/
●公式Twitter: https://x.com/Miyako_Odori?s=20 (@Miyako_Odori)
●公式Instagram: https://www.instagram.com/miyako_odori/ @miyako_odori)
●公式facebook: https://www.facebook.com/miyako.odori/
●公式Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCXuWQtHcPSr68DoexRPvmKQ
●祇園 花街芸術資料館: https://gion-museum.com/
※本公演に関する情報は予告なく変更になる場合があります。最新情報、詳細、注意事項を公式HP必ずご確認ください。
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