アナログ・テック、「統合型エッジゲートウェイ(Unified Edge Gateway)」を発表
PR TIMES / 2020年10月20日 8時45分
FAシステムやAI画像検査など、さまざまな制御データを相互接続し、かつゲートウェイ自体に機能統合が可能な高性能エッジゲートウェイ
アナログ・テック株式会社(本社:東京都江東区)は、機械制御で利用されるPLC(Programmable Logic Controller)、AI画像分析による外観検査や防犯カメラなど、さまざまなシステムを相互接続するだけでなく、システム機能をゲートウェイ装置に統合する能力を持った「統合型エッジゲートウェイ(Unified Edge Gateway)」を発表します。
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https://www.analogtech.co.jp
機械制御とITシステムの相互接続における課題
[画像1: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-429463-5.jpg ]
現在の工場システムでは、ライン、バルブ、ロボットなど、PLCによるリレー制御といった機械制御データが主軸となっています。一方で、近年、IoTや画像分析、AI技術の向上により、外観検査や防犯カメラによるAIを活用した画像分析など、熟練工の技術の自動化や、ラインで働くかたの健康管理など、新しい技術による自動化で生成される制御データの活用が期待されています。そして、その工場で活用される様々な制御データを、ITシステムと接続することでクラウドやデータセンターに集約し、生産データの分析、ERPや生産管理システムとの連動など、制御データの新たな活用も期待されています。
従来は、その多くのシステムは独立して稼働しており、これらを相互に接続するためには、多くのスクラッチ開発を入れなければならない状況でした。
Unified Edge Gateway(統合型エッジゲートウェイ)について
[画像2: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-852472-0.jpg ]
統合型エッジゲートウェイは、様々なシステムの制御データを相互に接続するだけではなく、ゲートウェイに強力なGPUを搭載した高性能IPCを採用することで、画像処理、AIの推論や分析、PLCのシーケンス制御を、エッジゲートウェイに統合して実装できるようになっています。これにより、従来のPLCによる工場システムに、新たなAI画像分析機能を「よこづけ」で追加するといったシステム機能拡張を、容易に行うことが出来るようになります。統合型エッジゲートウェイではこれらを相互接続、統合するためのインフラ機能をパッケージングしています。
統合型エッジゲートウェイの特徴
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=9UnId-s5dko ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-904973-3.jpg ]
統合型エッジゲートウェイは、様々なシステムの相互接続を簡単にするハードウェアとソフトウェア(ミドルウェア)をパッケージングし、上位のお客様のビジネスに応じたアプリケーション実行に向けて強力なパフォーマンスを提供します。
制御データを簡単に相互接続するビジュアルプログラミング開発ツールとEdgecross基本ソフトウェアを搭載
[画像4: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-676639-4.jpg ]
Edgecrossコンソーシアムの「Edgecross基本ソフトウェア」、アイ・エル・シー社のIoTプログラム開発環境「Flow Program Editor」を搭載することで、様々なタイプの制御データを取り扱う個別システムを相互に接続し、全体の制御フローをコントロールします。ビジュアルプログラミングツールを採用することで、プログラミング専門知識や開発経験が無くても、制御フローを設定することができます。
強力なGPUを搭載、お客様のシステムや装置への組込みに応じたハードウェア構成が可能
[画像5: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-861145-2.jpg ]
統合型エッジゲートウェイは、NVIDIA(R)データセンター向けGPUに代表されるパッシブサーマルタイプのハイエンドGPUが冷却できる筐体を採用。「Edgecross推奨IPC」や「Microsoft Azure IoT Certified」などエッジプラットフォームの認定取得済みとなるベースラインナップに加え、産業用SSDやメモリの選択、インターフェースや電源のカスタマイズ、長期供給パーツ、防塵、耐震、耐熱、板金からの筐体製造など、お客様に最適となるよう、パーツをカスタマイズすることが出来ます。
ソフトウェアPLCを搭載(RealTimeOSでの対応予定)
[画像6: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-749870-6.jpg ]
内蔵するソフトウェアPLCには、アイ・エル・シー社の「インタロジック5」を搭載。国際規格IEC61131-3に準拠したエディタによりLD、ST、FBDといった各種言語に対応します。
このソフトウェアPLCは、シーケンスを設定するための「エディター」、PLC機能を実行する「制御ラインタイム」で構成されます。この「制御ランタイム」を統合型エッジゲートウェイで実行することで、PLC機能をゲートウェイに統合します。
アナログ・テックの産業用コンピュータ
アナログ・テックでは、様々な市場に向けた産業用コンピュータを製造、販売しています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-324262-7.png ]
ハイエンドGPUを搭載した産業用コンピュータだけではなく、Microsoft(R)Azure IoT認証済み機器や、一般社団法人Edgecrossコンソーシアム推奨産業用PC、スマートファクトリ、サイネージ、車載、CTやMRI等の医療機器向けと様々な市場に適用する産業グレードのPCやサーバを小ロット、長期安定供給でご提案いたします。
お問合せ先
アナログ・テック株式会社
第二営業技術部
電話:03-3527-6111
https://www.analogtech.co.jp/contact/
アナログ・テック株式会社について
[画像8: https://prtimes.jp/i/48654/4/resize/d48654-4-248896-8.gif ]
1994年に設立。長年培ってきたエレクトロニクス技術の知識と海外メーカーとの強い技術インターフェースをベースに、様々な産業用デバイスに組込むコンピュータや周辺機器、半導体部品を手掛けています。
当社が扱う産業用コンピュータは、医療、放送、工場、防衛システムなど、私たちの暮らしに欠かせないインフラに深く関わっています。
例えばCTやMRIといった医療画像診断装置をはじめ、医療の現場で活用されている多種多様な機器に当社が提供している製品が採用されています。創業から25年を越える豊富な導入実績、要求の厳しい国内大手メーカーへの納入実績と共に、様々な産業用コンピュータを、小ロットからの受注生産、長期安定供給、要件や課題に応じたカスタム製品の提供やOEMなど、お客様のニーズに、きめ細やかに対応できるのが当社の強みです。
アナログ・テックは、「人」と「モノ」を繋げる技術を以って、サイバー(デジタル)とフィジカル(アナログ)を高度に融合する領域のプロフェッショナルとして存在し、お客様と共にSociety5.0の実現を通じて経済発展と社会課題の解決に寄与してまいります。
【会社概要】
会社名:アナログ・テック株式会社
所在地:東京都江東区青海一丁目1番20号 ダイバーシティ東京オフィスタワー 12階
設立:1994年6月
事業内容:産業用コンピュータ機器やその周辺機器の製造・販売、ソフトウェアの販売、半導体、電子電気部品の販売並びに輸出入。
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