日本で初めての容器循環型感染性廃棄物処理システム「サイクルペールシステム」の販売を開始
PR TIMES / 2017年11月15日 15時1分
【医療廃棄物処理の安全性や処理コスト問題を解決!】
医療廃棄物処理事業を営む(株)日本シューターより、独自開発のリサイクル容器「サイクルペール」を用いた感染性廃棄物の自動処理システム「サイクルペールシステム」の販売活動を11月から販売開始。11月20日開幕の「HOSPEX Japan」で初披露します。
株式会社日本シューター(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:新井秀明)は、繰り返し使用できる耐熱性と強度を備えた感染性廃棄物収納容器「サイクルペール」を日本で初めて開発しました。このサイクルペールとサイクルペールで回収した感染性廃棄物を処分場に設置した機械で自動的に取り出して処分し、サイクルペールを滅菌・再利用する容器循環型感染性廃棄物処理システム「サイクルペールシステム」の販売活動を2017年11月より本格的に開始しました。
感染性廃棄物とは、医療行為上発生する、使用済みの注射針や血液の付着した脱脂綿等、感染症を引き起こす可能性のある廃棄物のことを指します。従来、感染性廃棄物の収納容器は、注射針などの鋭利物はプラスチック容器、その他の血液付着物はビニール袋を内蔵した段ボール容器に収納され、そのまま焼却や溶融などの方法で処分されてきました。しかし容器そのものも廃棄物となるため、処分コストが余計にかかり、環境への負荷も問題となります。また最近では、コスト削減のため脆弱なプラスチック容器や廉価な段ボール容器が使用されるケースが増え、容器の破損や注射針が貫通する等の事故が起こっています。さらに、分別間違いによる、段ボール容器からの針刺し事故も度々報告されています。
サイクルペールは、これらの問題を解決するため、高圧蒸気滅菌(121℃ 20分)に堪え、現状の容器の2倍以上の強度をもつよう開発されました。通常サイズの容器(50 リットル)で、100回以上繰り返し使用することが可能です。容器に使用されるプラスチック材料の開発には、帝人株式会社、岐阜プラスチック工業株式会社の協力を得ています。
サイクルペールを利用した容器循環型感染性廃棄物処理システム「サイクルペールシステム」について、日本シューターは2017年4月、廃棄物処理で業務提携する株式会社メディカルパワー(神奈川県横浜市 代表取締役社長:岩澤敏治)にサイクルペール滅菌用の専用機器を設置し、横浜市より許認可を取得、共同運用を行っています。密閉建屋内に設置したアームロボットが全自動で容器の中から廃棄物を取り出し、高圧蒸気滅菌装置、洗浄機を経て再利用されます。容器の蓋が閉まった状態で投入口にセットするだけで滅菌工程まで全自動で運転される方式で、作業員の安全性も担保されています。
すでに、一般財団法人神奈川県警友会 けいゆう病院(神奈川県横浜市 会長:黒岩裕治)で試運用を開始しており、来春より本格稼働を行う予定です。(最大能力1600個/日)
サイクルペールシステムは、容器コストや環境負荷の低減だけでなく、容器の安全性向上に寄与するシステムで、全国の感染性廃棄物処分場へ拡販していく予定です。それと同時に、全国の病院に向けて、従来のプラスチック容器に代わる感染性廃棄物収納容器としてサイクルペールの拡販を進めます。また将来的には、多品種の容器開発や自動化運転でコストダウンを図り、段ボール等を使用せず全てサイクルペールで運用する「分別不要」を目標としており、さらなる安全性の向上を目指します。
当社は2017年11月20日~22日に東京ビッグサイトで開催される「ホスペックスジャパン(HOSPEX Japan2017)」に出展し、「感染性廃棄物処理の常識が変わります!」をテーマとしたサイクルペールシステムの展示を行います。
サイクルペールシステムの製品詳細
[画像1: https://prtimes.jp/i/6828/7/resize/d6828-7-200179-0.jpg ]
※サイクルペールの処理工程は全自動で行われ、密閉空間内で処理するので感染対策も万全です。
サイクルペールシステムの特徴
1.感染性廃棄物を減量化
容器は処分せず、内容物だけを処分するので、感染性廃棄物処分量を減量化できます。
2.コスト削減
感染性廃棄物処分量を減量化できるので、廃棄費用のコストダウンに繋がります。
3.容器の安全性が向上
特殊素材による耐熱性と高い強度を実現。耐貫通性試験では、(公)日本産業廃棄物処理振興センターが定める容器評価基準値を大幅にクリアし、鋭利物をより安全に廃棄できます。
また、121℃の高圧蒸気滅菌に耐えられる構造で、いつでも清潔な容器の利用が可能です。
4.感染性廃棄物の分別不要
従来、注射針などの鋭利物はプラスチック容器、その他の血液付着物は段ボール容器に収納され、分別して処分されてきました。サイクルペールは一種類で運用できるため分別が必要なくなります。
5.環境負荷の大幅削減
容器を繰り返し使うため、容器の製造や配送に関わるCO2を大幅に削減できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/6828/7/resize/d6828-7-872807-2.jpg ]
サイクルペールシステム導入事例動画
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=DcUb_TEBogU ]
<株式会社日本シューター 会社概要>
会社名 株式会社 日本シューター
代表者 代表取締役社長 新井秀明
資本金 9,000万円
創業 1952年
売上高 64億円 (2017年3月期)
従業員数 175名 (2017年3月現在)
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