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「プラネタリーヘルス」実現を目指すsorano me。衛星データ利用により、気候変動・大気汚染問題に取り組む。

PR TIMES / 2024年5月10日 12時40分

~インドネシアでの実証事業を実施~

「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする」というビジョンを掲げている株式会社sorano me(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:城戸 彩乃 以下「当社」)は、プラネタリーヘルスの実現を目指し、衛星データを利用して、気候変動や大気汚染といった社会課題の解決に取り組んでいます。



2021年より三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(以下、「MURC」)を事業パートナーとしてプラネタリーヘルス事業の検討を開始し、2023年からは株式会社三菱UFJ銀行(以下、「MUBK」)や、大気汚染問題に取り組む現地スタートアップPT. Nafas Aplikasi Indonesia(以下、「Nafas」)の協力も得た上で内閣府宇宙開発戦略推進事務局の「令和5年度課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」に採択され、「PM2.5濃度推測モデル」を構築いたしました。当社は、ビジョンに掲げている「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする」を実現するため、引き続き長期的な活動を続けてまいります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/77861/10/resize/d77861-10-474a285b6680e2024a44-0.png ]

図1. インドネシア・ジャカルタ特別州地域の濃度可視化結果例 (C)sorano me


■三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社・株式会社三菱UFJ銀行との協業事業について
昨今、世界的に深刻化する気候変動や大気汚染によって健康被害(循環器・呼吸器疾患等)が生ずることが明らかとなってきております。そこで、衛星データ・測位データやIoT・ドローン計測を中心としたリモートセンシング技術の社会実装を行う当社は、デジタルヘルス含む最新のテクノロジーを活用し、グローバルヘルスの課題解決に取り組むMURCとの連携事業を開始しました。当社とMURCは、大気汚染による健康被害が社会課題となっているインドネシアに着目し、2022年に現地関係者との事業化に向けた調整や現地視察を実施いたしました。その過程で、現地のスタートアップとの連携が実現し、2023年9月、内閣府の2023年度「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」にMURC・MUBKと共に採択されました。

本実証プロジェクトでは、現地スタートアップNafasの持つ地上環境データ(IoTデバイスにより取得された、大気汚染や気象に関するデータ)と衛星データ等を掛け合わせた「PM2.5濃度推測モデル」を構築し、ジャカルタ首都特別州(※セリブ諸島を除く)のPM2.5濃度を可視化することに成功しました。

今後当社は、開発モデルの精度向上を目指すと共に、他地域への展開も含め検討を進めてまいります。加えて日々の疾患リスク変動を天気予報のように共有することが可能な「プラネタリーヘルス疾患リスク可視化システム」の構築を目指します。そのため、現地の医療データ(保険データ)を扱う企業などとの連携を深め、医療データとPM2.5濃度データを組み合わせることで、関連疾患の罹患リスク推測モデル構築を目指します。これにより、大気汚染関連の健康被害に悩まされる人々に対して有益な情報を提供し、リスクに応じた行動変容を促進いたします。


■Nafasとの連携について
Nafasは、空気質改善を通し人々の健康改善に取り組むグリーンテック・スタートアップ企業です。同社はジャカルタ特別州を中心に地上IoTセンサを約130箇所設置し、そこから観測されるPM2.5等の情報を、大気汚染マップアプリを通じて市民に提供しています。また、空気質モニタリング・ハードウェア連携・AIを活用した空気質分析を組み合わせ、屋内・外の包括的なソリューションを提供しています。
当社が本連携事業を通して構築した「PM2.5濃度推測モデル」をNafasと連携し活用することで、同社の事業コスト最適化、事業地域・対象顧客の拡大等を通じ、現地の健康被害の改善が期待できると考えております。


[画像2: https://prtimes.jp/i/77861/10/resize/d77861-10-4adb5385e42d5e67f560-2.png ]

図2. Nafas社の地上環境データと掛け合わせたPM2.5濃度推測モデル


■sorano me代表 城戸彩乃コメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/77861/10/resize/d77861-10-8247f4c0891efdf307c2-0.png ]

サステナブルとウェルビーイングを両立し、わたしたちの日常を豊かなものにし続けるためには、現在~将来起こりうる変化やリスクを適切に認知し、適応し、緩和する必要があります。この度の協業ではまず、衛星データと医療データをかけ合わせたモデルをリリースすることで、「認知→適応」の動きを作り出すことができるかチャレンジしています。
いずれはそれを応用し、人が選択する対処行動自体が、気候変動や大気汚染の根本原因緩和に寄与するよう、選択肢の設計・提供・評価・更新を進めたいと考えています。
MURC、MUBKとの連携及び、当事者である現地スタートアップNafasとの協業は、この「認知→適応」を世界全体で広めていくための重要な第一歩です。当社は、本協業で得られた知見を活かし、今後も様々なプレイヤーの皆様と「プラネタリーヘルス」実現を目指して参りたいと思っています。


【各社概要】
株式会社三菱UFJ銀行
会社名:株式会社三菱UFJ銀行
代表者:取締役頭取執行役員 半沢 淳一
住所:東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
コーポレートサイト:https://www.bk.mufg.jp/index.html

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
会社名:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
代表者:代表取締役社長 池田 雅一
住所:〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2
コーポレートサイト:https://www.murc.jp

株式会社sorano me
会社名:株式会社sorano me(ソラノメ)
代表者:代表取締役社長 城戸彩乃
住所:〒160-0023東京都新宿区西新宿三丁目3番13号
コーポレートサイト:https://soranome.com

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