【意識調査】ITフリーランスの67.8%が毎年の健康診断を未受診、63.1%がフリーランス向けの福利厚生が不足していると感じている
PR TIMES / 2024年8月22日 15時15分
フリーランス保護新法の施行に先駆け、テックビズがフリーランス向け無料健康診断サービスを開始
株式会社テックビズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島一樹、以下「テックビズ」)は、フリーランスの健康管理に関する実態調査を実施し、その結果を踏まえた新たな福利厚生サービス「無料フリーランス健康診断」を2024年8月より開始したことをお知らせいたします。このサービスは、フリーランスが抱える健康管理の課題に対し、安心して働ける環境を提供することを目的としています。
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実施背景:フリーランス保護新法と2025年問題
2024年11月1日に施行されるフリーランス保護新法(正式名称:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するための法律)は、フリーランスの権利を保護し、より安定した働き方を支援することを目的としています。この法律には、以下のような重要な規定が含まれています:
- 書面での契約締結の義務化
- 不当な報酬の引き下げや支払遅延の禁止
- ハラスメント防止措置の努力義務
- 能力開発支援や出産育児等による休業に関する配慮
この法律の施行により、フリーランスの法的地位が明確化され、より多くの人々がフリーランスという働き方を選択することが予想されます。それに伴い、フリーランス人口のさらなる拡大が見込まれています。一方で、「2025年問題」や「2025年の崖」と呼ばれる人材不足による産業成長の鈍化が懸念されています。これは、団塊の世代の大量退職や、デジタル化の遅れによる競争力低下などを指しています。
この度、フリーランスが安心して働ける環境づくりに取り組むテックビズは、フリーランスの健康管理に関する実態調査を実施いたしました。フリーランス人口が増加傾向にある一方で、その働き方には依然として多くの課題が存在することが明らかになりました。
【調査概要】
調査テーマ :フリーランスの健康管理と福利厚生に関する調査
対象人数 :N=420人
調査対象 :20~60歳の男女 (株式会社テックビズに所属するフリーランス)
調査期間 :2024年8月2日-8月20日
調査方法 :アンケートを用いたインターネット調査
【調査結果】▶️67.8%のフリーランスが毎年の健康診断を未受診
「過去2年間で健康診断を受診しましたか?」という質問に対して、32.2%が「2年間、毎年受診している」と回答しており、17%が「2年前のみ受診している」と答えています。また、「1年前のみ受診している」という回答は6.8%にとどまり、44%ものフリーランスが「2年間、一度も受診していない」ことが明らかになりました。定期的な健康診断を受けないことは、早期発見・早期治療の機会を失うなど、深刻な問題につながる可能性があります。また、生活習慣病のリスクを管理し、健康を維持するためには、年に一度の健康診断が推奨されていますが、現状ではフリーランスの受診率は低いと言わざるを得ません。
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▶️健康診断を毎年受診していない一番の理由は「めんどくさいと感じた」
フリーランスが健康診断を毎年受診しない主な理由として、最も回答が多かったのは「1位:めんどくさいと感じた」です。2位:費用が高い、3位:忘れていた、4位:受診方法がわからない、5位:時間がない。と続いています。フリーランスは、通常の雇用形態とは異なり、所属企業による定期健康診断の機会が限られているため、自己管理の重要性が一層求められます。しかし、リマインダーやきっかけがないことで受診を億劫に感じたり、仕事の忙しさやコストの負担から、自主的に健康診断を受けることが後回しにされがちであることがわかりました。
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▶️健康診断を毎年受診していないことへの心境TOP3に「不安」「後ろめたさ」
健康診断を受診していないフリーランスの多くは、「次回は必ず受診しよう」と前向きな意向を示していますが、同時に「不安」や「後ろめたさ」を感じているという結果が上位に出ています。1位:次の機会には必ず受診しようと前向きに考えている、2位:毎年受けていないことに焦りや不安を感じている、3位:受診していないことに対して後ろめたさを感じている。という結果から、健康の重要性を認識しているものの、受診できていない現状が精神的な負担となりうることを示唆しています。
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▶️約3分の2のフリーランスは、福利厚生が不足していると感じている
「フリーランスの福利厚生について会社員と比べてどのように感じていますか?」という質問に対する回答は以下の通りです。43.8%のフリーランスが「やや不足している」と感じており、19.4%が「非常に不足している」と答えています。一方で、「十分である」と回答した人は34.2%で、「非常に充実している」と感じている人はわずか2.6%にとどまりました。多くのフリーランスが企業勤務の社員と比較して福利厚生に不足感を抱いていることがわかります。
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▶︎福利厚生の不足によって、フリーランスを今後も続けるか悩んだことがある人の半数は心身の健康に関わることに悩んでいる。
福利厚生の不足が原因で、フリーランスを続けるかどうか悩んだ人(全体の28.2%)のうち、の半数以上が健康に関する問題で悩んでいることが明らかになりました。特に、人間ドック(29.8%)や医療保険(18.4%)の欠如が課題として浮かび上がっています。フリーランスの場合、企業が義務的に提供する健康診断のような検査項目が法的に定められていません。そのため、健康診断や人間ドックなどに相当する検診を希望する際には自身で手続きや費用負担を行う必要があります。また、国民健康保険に加入することで基本的な医療保障を受けることはできますが、その家族は扶養から外れるため、別途健康保険に加入する必要があります。フリーランスにとって健康管理は重要である一方、受けられるサポートに関する悩みがフリーランスを続ける上での障害となる可能性があります。
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代表取締役 中島一樹のコメント
「今回の調査結果から、フリーランスの健康管理に対する課題が明確になりました。特に、7割近くのフリーランスが定期的な健康診断を受診していないという事実は、フリーランスの健康管理支援の重要性を強く示唆しています。また、健康診断を受診しない理由として『めんどくさい』『費用が高い』『忘れていた』という回答が上位を占めたことは、私たちのサービス設計にヒントを与えてくれました。
人材不足による産業成長の鈍化が懸念される中、フリーランスは、その専門性と柔軟性から、日本の産業競争力を支える重要な『人的資本』と確信しています。しかし、現状では63.1%のフリーランスが福利厚生面で不足を感じています。この課題に対応することは、フリーランスの健康と生産性を支援するだけでなく、日本経済全体の成長にも寄与すると考えています。
テックビズは、このサービスを通じてフリーランスの方々の健康をサポートし、安心して働ける環境づくりに貢献してまいります。同時に、企業側にとっても健康で生産性の高いフリーランス人材の確保につながることが期待されます。今後も支援することで、日本の労働市場の活性化と働き方改革の推進に寄与してまいります。」
テックビズの新サービス「無料フリーランス健康診断」
- 開始時期:2024年8月1日
- 対象:テックビズに所属するフリーランス
- 特徴:完全無料で受診可能、オンラインで簡単に申し込み可能
本サービスは、テックビズが提供する充実した福利厚生サービスの一環です。健康診断に加え、税務サポートや即日払いオプション、法人カード発行サポート(要審査)など、フリーランスへのサービスを提供しています。
今後の展開
テックビズは、「無料フリーランス健康診断」サービスを皮切りに、フリーランスの方々の健康意識向上と福利厚生の充実を図ってまいります。具体的には、以下の施策を検討しています:
- オンライン健康相談サービス:専門家に気軽に相談できる環境の整備
- フリーランス向け健康保険プランを開発:民間保険会社と連携し、フリーランス特化型の保険商品提供
「人材」から「人的資本」への意識変革を促進し、複業やフリーランスを含む、「人的資本の社会的共有」を実現することで、働き方に囚われず、自分の価値の共有が誰かの幸せにつながることを誇れる社会、共に成長できる社会の実現に向けて、テックビズは邁進してまいります。
株式会社テックビズについて
テックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「テックビズフリーランス」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを提供しています。専任コンサルタントによる、テクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングによって、継続稼働率約97%を実現しています。2021年より3年連続「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしています。
創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスにはより主体的に働ける場と環境の提供を、企業には、人材不足やDX化といった変化の激しい社会における、永続的な成長の支援をすることで、人生を豊かにする新たな働き方の創造を目指しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/126520/table/10_1_dd6b2cfa18ec44f95b8eed0b01d1c5a9.jpg ]
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