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現代における『安産祈願(帯祝い)』の常識とは? 2年以内に妊娠・出産を経験した約870人に実態調査

PR TIMES / 2018年5月23日 10時1分

アンケート対象者868人のうち8割が安産祈願の風習を「残していきたい」と回答。妊婦の3人に2人が御守りを複数所持、参拝は9割、腹帯は巻かない派が多数

妊娠・出産・子育て分野のサービス提供をおこなう、株式会社ベビーカレンダー(旧社名:株式会社クックパッドベビー、本社:東京都渋谷区、代表取締役:安田啓司、以下「ベビーカレンダー」)は、『現代における安産祈願(帯祝い)の常識』に関する意識調査を行いました。調査・分析の主なポイントは以下の通りです。



『現代における安産祈願(帯祝い)の常識』に関する調査レポートの結果ポイント


『安産祈願(帯祝い)』をどう考える?:約8割が “これからも残していきたい”と回答
“戌の日”の重要性:約6割が風習のとおり、妊娠5カ月の戌の日に参拝
現代の帯祝い:参拝には訪れるが、腹帯は巻かない派が多数
安産の御守り所持率:約92%が所持、そのうち66%は2個以上の複数持ち
御守りのデザイン:変わった形やイラスト入りが人気


 『安産祈願(帯祝い)』とは、妊娠5カ月の戌(いぬ)の日に神社仏閣へ赴き、ご祈祷をうけて腹帯を巻く儀式をすることです。もともとは皇室や武家が行っていた儀式で、一般に広まったのは江戸時代からと言われています。そこから数えると、なんと500年以上もこの風習は続いているということです。古くから伝わるものは時代とともに少しずつ形を変えたり、風化していってしまったりするものですが、この安産祈願に関してはどうでしょうか? 現在ではどのように行われているのか調べてみました。

■1.『安産祈願(帯祝い)』をどう考える?:8割が “これからも残していきたい”と回答
最初に、安産祈願(帯祝い)という風習について、現代のママたちがどう考えているのかアンケート調査をしてみました。

【安産祈願という風習を残していきたいと思いますか?】

[画像1: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-862613-0.jpg ]

なんと全体の8割以上の人が、この風習を“これからも残していきたい”と回答しています。
夫婦や家庭の在り方は年々変化しているものの、内容や形が変わってもぜひ残したいと考える人が多いようです。それでは、ここから具体的に昔と今ではどのように形が変わっているのかを見ていきます。

■2.“戌の日”の重要性:約6割が風習のとおり、妊娠5カ月の戌の日に参拝
今は参拝やご祈祷をまとめて『安産祈願』と言いますが、もとは『帯祝い』という、出産の無事を願う行事が発祥になります。この帯祝いは、古くから妊娠5カ月の戌の日に行われてきました。5カ月目に入ると胎児が順調に発育して流産の心配が少なくなることと、お産が軽く子だくさんの犬にあやかって戌の日に神社仏閣へ参拝したとされています。では、実際にどのくらいの人が今も参拝に訪れているのでしょうか。

【安産祈願に行きましたか?】

[画像2: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-196557-1.jpg ]


【いつ行きましたか?】

[画像3: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-177363-2.jpg ]

全体の88.2%、約9割の妊婦さんが参拝しているという結果になりました。また、そのうちの約6割が風習にならって、妊娠5カ月の戌の日に合わせて行っているそうです。

■3.現代の帯祝い:参拝には訪れるが、腹帯は巻かない派が多数
帯祝いの儀式についてはどうでしょうか。帯祝いの本来の形とは、紅白2本の絹の腹帯と普段使い用に白木綿の腹帯が妻の実家から贈られ、その帯を神社仏閣にてお祓いしてもらった後、自宅で「着帯の儀」を行うというものです。

【腹帯はいつ巻きましたか?】

[画像4: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-476316-3.jpg ]

こちらは「巻かなかった」という人が多い結果になりました。本来の形に近いのは5位の“持参、または現地で入手し後日巻く”ですが、13.1%と全体の4分の1にも満たしていません。ちなみに、風習に忠実に行ったとされる回答は0件でした。

■4.安産の御守り所持率: 約92%が所持、そのうち66%は2個以上の複数持ち
続いて、一番身近な安産祈願ということで“安産御守り”の所持率を調べてみました。御守りは
自ら参拝しなくても手に入るものなので、多くの妊婦さんが持っているイメージです。

【安産の御守りを持っていますか?】

[画像5: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-284725-4.jpg ]


【安産の御守りを何個持っていますか?】

[画像6: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-297977-5.jpg ]

御守りの所持率は9割以上、ほとんどの妊婦さんが持っているということになります。さらに、そのうち3人に2人は複数個(2個以上)持っているようです。

【御守りをどのように入手しましたか?】

[画像7: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-151529-6.jpg ]


入手方法は、「自分で購入した・作った」人と「もらった」人がほぼ半々という結果になりました。ちなみに、「もらった」派のうち8割は周囲の人からのプレゼントで、2割はご祈祷とセットになっていたそうです。「購入した」派は、旅のお土産として購入したり、安産祈願で有名な神社仏閣で購入したという回答が多くありました。本来は願掛け・加護の意味で持つものですが、今は妊娠祝いの贈り物や御朱印のように参拝の記念品といった役割もあるようです。

■5.御守りのデザイン:変わった形やイラスト入りが人気
どこの御守りが人気なのかを調べていると、最近はちょっと変わったデザインやイラスト入りがよく持たれていることが分かりました。昔ながらのオーソドックスな巾着袋型もありますが、それらも可愛らしい色使いで絵柄が凝っているものが多いようです。

【可愛い色や絵柄が女性受け◎】

[画像8: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-255492-7.jpg ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-314065-8.jpg ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/29931/12/resize/d29931-12-513367-9.jpg ]

以上が、現代における安産祈願(帯祝い)の常識についての調査結果です。例外もありますが、全体を通して見るとほぼ形を変えず受け継がれていることが分かりました。新たに宿った命を喜び慈しむ、その想いは今も昔も変わらないということかもしれませんね。

【帯祝いに関する参考文献】
『こよみの神宮館が残さず答える 冠婚葬祭のすべて』 株式会社神宮館, 2013年, P.36-37
『赤ちゃん・子どものお祝いごと』 成美堂出版, 2008年, P8-11

【調査概要】
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「ベビーカレンダー アプリ」によるアンケートにご応募のあった産院・クリニック出産経験者
調査期間:2018年4月21日~4月23日
回答者数:868人

【会社概要】
会社名:株式会社ベビーカレンダー
本社所在地:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1−38−2 ミヤタビル10F
代表者:代表取締役 安田啓司
設立:1991年4月
コーポレートサイト:https://corp.baby-calendar.jp
サービスサイト:https://baby-calendar.jp
事業内容:産婦人科向け事業、メディア事業

【本リリースに関するお問合せ先】
株式会社ベビーカレンダー メディア事業部 担当:鈴木
TEL:03-6631-3600(代)/FAX:03-6631-3601
e-mail:info@baby-calendar.jp

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