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Workday、AI の導入が企業で求められるスキルに与える影響について意識調査の結果を発表

PR TIMES / 2025年1月28日 16時15分



- 倫理的意思決定や共感性など、人間ならではのスキルの価値向上が判明
- AI を積極的に活用する企業の 93% が、より戦略的な業務への集中が可能に
- 23 カ国 2,500 人を対象とした調査で、AI と人間の新しい協業の形が浮き彫りに


本リリースは、米国 Workday Inc. が 2025 年 1 月 14 日 (現地時間) に配信した英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。
  Workday, Inc. は、AI 導入が企業で求められるスキルに与える影響について意識調査を実施し、 米国時間 2025 年 1 月 14 日にその結果を発表しました。調査は、北米、日本を含むアジア太平洋 (APAC) 、欧州・中東・アフリカ (EMEA) 地域の 23 カ国で、さまざまな業界でフルタイム勤務をしている 2,500 人を対象に実施されました。

 調査の結果、AI は「人間の仕事を奪う」のではなく、むしろ人間関係の構築、共感性や倫理的な意思決定といった人間ならではのスキルがより重要になることが明らかになりました。特筆すべき点として、AI を積極的に活用している企業の 93% が、戦略立案や問題解決といった本来取り組むべき重要な業務に集中できるようになったと回答しています。この世界的なシフトは、単に新しいテクノロジーを受け入れるだけではなく、人間の可能性を高め、人間ならではのスキルを育成し、AI の時代における成功を再定義します。

 AI エージェントの急速な進化は、仕事に多大な影響を与えるとして、多くの人が仕事を減らされたり失業に追いやられたりすることを懸念しています。しかし、本調査はより希望に満ちた未来の働き方を示しています。

【主な調査結果】
- AI を積極的に利用している人のセンチメントスコアは 5 点満点中 4.23 点と、AI で享受できる利点について最も楽観的である一方、今後 1 年以内に AI の導入を予定している人のセンチメントスコアは 5 点満点中平均 3.89 点と、最も低くなっています。
- AI を積極的に利用している人の 93% が、AI によって戦略立案や問題解決といった本来取り組むべき重要な業務に集中できるようになると回答しており、AI は人間がより意義のある仕事に取り組む時間を生み出すことに貢献しています。
- AI により信頼関係を損なうという社会的な懸念がある一方で、本調査に参加した 90% の人が「組織の透明性と説明責任を高める上で AI が重要な役割を果たす」と回答しています。管理職 (92%) と従業員 (89%) でほぼ同じ割合の人が賛同しています。
- AI の時代における人と人とのつながりの必要性について、従業員の 82% が必要だと考えているのに対し、管理職は 65% にとどまっており、従業員と管理職で意見が分かれています。
- 倫理的な意思決定や、共感性、人間関係の構築、問題解決力といった人間ならではのスキルは、AI 主導の経済において成功する上で不可欠だと考えられています。


 Workday で Chief Technology Officer (CTO) を務めるジム・ストラットン (Jim Stratton) は次のように述べています。
「AI が話題になるとき、大抵その影響に対する不安や失業に焦点が当てられがちですが、私たちは AI がすばらしい機会創出につながると期待しています。AI を導入することで、私たちは創造性や共感性、人とつながるといった人間性を磨き、それが成功の原動力となる職場環境を形成できるようになります。今回の調査で、人々はその可能性を現実として受け入れる準備が整っていることが明らかになっています」

AI の時代における人の優位性
 本調査によると、「AI によって人間ならではのスキルの向上と人が持つ創造性の強化が期待される」と回答した従業員は 83% にものぼり、新たな経済価値が生み出されることを示唆しています。これは、職場での AI 導入に対する肯定的な感情の高まりを示しています。Workday が約 1 年前に実施した AI に関する調査では、職場での AI の導入を歓迎する従業員は 52% にとどまっていました。

 この度の調査で、今日の AI を活用した世界で成功するためには、創造性、リーダーシップ、学習、信頼、コラボレーションといった人間ならではのスキルが不可欠であることが浮き彫りになりました。未来の働き方では、AI が大きな変革をもたらし、また人間ならではのスキルの価値が評価されることで、たとえば工場で働く労働者からデータアナリストに至るまで、あらゆる職種の人たちの AI を主導とするスキル革新が起きることが予想されます。

 ヒューレット・パッカード・エンタープライズで People Systems の VP を務めるサディ・ベル (Sadie Bell) 氏は次のように述べています。
「AI は、人々が本来持っている能力を活かして、人とのつながりを深め、創造性を促進し、革新を実現する未来へと私たちを導いてくれています。これは効率性や問題解決といった単純な話ではなく、共感、創意工夫、そして私たちの共通の人間性といったスキルを重視した未来を築くために、私たちの可能性を切り開くことです」

 AI を積極的に活用している人のほぼ全員 (93%) が、「AI によって戦略や問題解決といった高度な業務に集中できるようになる」と回答しています。さらに AI を積極的に活用している人は、その利点について一貫してポジティブな認識を持っています。従業員と管理職の意見も一致しており、それぞれ 92 % と 95% が同意しています。これらの結果は、AI が働き方に変革を起こす存在である可能性を示しています。有意義で革新的なコラボレーションに時間を割くことができるようになれば、急激に変化する経済に企業が適応することが可能となり、成長するための新しいアイディアや機会創出につなげられると考えていることを示唆しています。

人間ならではのスキルが真価を発揮する時代へ
 AI はすでに働き方を再構築しています。本調査に参加した 81% の人が、「AI が自分の仕事で求められているスキルを変えている」と回答しています。現在、AI の主な利用用途としては、データ分析 (51%) 、不正検出とセキュリティ監視 (43%) 、そして人事・採用 (39%) が挙げられます。AI を職場で活用するためには新しいスキルを身につける必要がある一方で、成功するためには人間ならではのスキルを育成していくことが求められます。実際、データが示す傾向は明確で、AI の導入が進むにつれて、人を中心とするスキルがますます重要になってきています。

Canva のグローバル人事責任者を務めるジェニー・ロジャーソン (Jennie Rogerson) 氏は次のように述べています。
「2025 年、AI は People チームの業務効率を向上させる重要な役割を果たしますが、共感性、コミュニケーション、人間関係の構築といった人にしかできない要素に取って代わることはありません」

 AI に代替される可能性が最も低いとされるスキルは、倫理的な意思決定、人間関係の構築とネットワーキング、感情的知性と共感性、問題解決力、そして対立解決力とされており、実は職場で最も価値のあるスキルとされています。その中でも倫理的な意思決定は、今日も AI が完全に導入された未来においても、人間ならではの能力として最も重要と常に認識されています。

人間関係の重要性に関する認識のギャップ:管理職に求められるリーダーシップ
 職場における人間関係の重要性について、従業員と管理職の間で温度差が生まれています。「AI の利用が増えることで、人との交流の必要性がますます強まる」と考えている従業員が 82% だったのに対して、管理職は 65% にとどまりました。両者の認識にギャップがあるということは、チーム内で真の人間関係を育み、強い絆を築いていくことの重要性を管理職に改めて突きつけています。

 AI の導入が経営陣や管理職の優先事項にどのような影響を与えるかについて尋ねたところ、回答者は以下の 3 つのポイントを重要事項として挙げました:
- データにもとづいた意思決定の強化
- AI を使いこなすためのスキル向上と学習の優先
- AI による定型業務の自動化に伴う、重要な業務への人財の再配置をすること


 上記 3 つのポイントが AI の導入によりサポートが見込まれることから、経営陣や管理職はチーム内での共感性や深いつながりを育むことに注力できるようになることを示しています。

信頼を築く協力関係
 90% の従業員が AI によって組織の透明性と説明責任が向上する可能性があると回答しており、AI は職場の在り方を大きく変革しているといえます。しかし、そのためには責任ある AI への取り組みなしには達成することはできません。データによると、「テクノロジー業界が AI 統合における透明性と説明責任を確保するための取り組みをリードする」と回答した人が 54% に達しており、この分野を牽引することへの期待が広がっています。一方で、それぞれの企業・組織 (12%) や政府 (12%) に共同責任が課せられているという回答が得られました。これには、AI に対する信頼を築く上で業界の枠を超えたコラボレーションが必要であるというよりスケールの大きな期待が反映されています。

 テクノロジー企業や、組織・団体、そして政府は協力して、あらゆる人が AI の恩恵を受けられる仕組みを作る必要があります。これによって、人と AI がパートナーとなり、どちらか一方だけでは成し得なかった成果を達成する未来が創造されるでしょう。

以上

その他の詳細情報:
- AI 導入が企業で求められるスキルに与える影響についての意識調査レポート “Elevating Human Potential: The AI Skills Revolution” はこちらからダウンロードいただけます:https://forms.workday.com/en-us/reports/elevating-human-potential/form.html
- Workday の責任ある AI への取り組みについての詳細は、こちらをご参照ください:https://www.workday.com/en-us/artificial-intelligence/responsible-ai.html
- 次世代の Workday AI である Workday Illuminate(TM) についての詳細は、こちらをご参照ください:https://www.workday.com/en-us/artificial-intelligence.html


調査レポートについて
このデータは、2024 年 11 月と 12 月に Workday が Hanover Research に委託してグローバルで実施した意識調査 “AI, Human Potential, and the Emerging Skills Revolution” から得られたものです。本調査は、北米、アジア太平洋 (APAC) 、ヨーロッパ、中東、アフリカ (EMEA) の 23 カ国におけるさまざまな業界においてフルタイムで働く 2,500 人を対象に行われました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141802/17/141802-17-495db9de46954e1dcf9fbdc8c484dbaf-1200x1200.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



Workday について
Workday は、組織にとって最も重要な資産である人事財務管理を効果的に実行できるよう支援する、最先端のエンタープライズプラットフォームを提供しています。Workday のプラットフォームは AI を中核とし、従業員の能力向上や、仕事力の強化、常に先を見据えたビジネスの実現を可能にするよう構築されています。中規模企業から Fortune 500 企業に選出される企業の 60% 以上に至るまで、10,500 社以上の世界中にあるさまざまな業界の企業・組織が Workday を導入しています。
ワークデイ の詳細については、こちらをご覧ください。

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