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待望の俵万智セレクション歌集、『あとがきはまだ 俵万智選歌集』3月25日発売!

PR TIMES / 2024年3月25日 10時15分

『サラダ記念日』から最新作『アボカドの種』まで。 俵万智自身が、書評家・渡辺祐真(スケザネ)と選んだ220首。オリジナル歌集へのガイドになる80ページ超のスケザネ「全歌集の鑑賞の手引き」付。

著・俵万智 編・渡辺祐真(すけざね)
2024年3月25日発売 短歌研究社刊  定価:本体1800円(税別)




俵さんの短歌が、時を超えて、いまあなたの心を摑みます。
「「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」はもちろん、俵短歌のすばらしさをたっぷり伝える選歌集です。
*オリジナル七歌集に加えて、現在入手困難の企画歌集『とれたての短歌です。』『もうひとつの恋』からもセレクト。俵万智さんの「選歌集」では唯一流通している本となります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/78692/18/resize/d78692-18-a5a52b5d3b935613c9ab-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/78692/18/resize/d78692-18-87916829e12ad3951f47-1.jpg ]

カバー上部の「俵万智アイコン」のシルエットは、『サラダ記念日』のカバー写真となった、田村邦男カメラマン撮影のオリジナル写真からとっています。

「(この選歌集を読んで)気に入った歌集があったら、ぜひ手に取ってまるごと読んでいただけたらと思う。」と俵さんは、このセレクション歌集が、オリジナル歌集へのガイドとなれば、と「まえがき」で書いています。



下記、俵万智「まえがき」より引用
長く歌をつくっていると歌集も増え「どれから読めばいいですか?」と聞かれたりする。スケザネさんという素敵な読み手を得て、選歌集を編めることは、ありがたい機会だ。まず彼が短歌を選び、そのセレクトを尊重しつつ、どうしても私が入れたい歌を加えてもらった。歌集ごとの鑑賞や位置づけも丁寧にしていただいたが「こう読め」というよりは「こんなふうに自由に読んでいいんだ」と受けとめてほしい。そして気に入った歌集があれば、ぜひ手に取ってまるごと読んでいただけたらと思う。そこから先は、あなたセレクト、あなたの鑑賞の世界が広がるはずだから。


おもな収録歌



今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海 ――――『サラダ記念日』

まだ何も書かれていない予定表なんでも書けるこれから書ける ――――『とれたての短歌です。』
                           
デジタルの時計を0、0、0にして違う恋がしたい でも君と ――――『もうひとつの恋』

百枚の手紙を君に書きたくて書けずに終わりかけている夏 ――――『かぜのてのひら』

優等生と呼ばれて長き年月をかっとばしたき一球がくる ――――『チョコレート革命』

みかん一つに言葉こんなにあふれおり かわ・たね・あまい・しる・いいにおい  ――――『プーさんの鼻』                     
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら ――――『オレがマリオ』

別れ来し男たちとの人生の「もし」どれもよし我が「ラ・ラ・ランド」 ――――『未来のサイズ』

人生は長いひとつの連作であとがきはまだ書かないでおく ――――『アボカドの種』

著者プロフィール


俵 万智 (たわら・まち)
一九六二年、大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部卒。八六年、「八月の朝」五十首で第三二回角川短歌賞を受賞。 八七年、第一歌集『サラダ記念日』を刊行。 同歌集で第三二回現代歌人協会賞受賞。九六年より読売歌壇選者。二〇〇六年、第四歌集『プーさんの鼻』で第一一回若山牧水賞、第六歌集『未来のサイズ』で第五五回迢空賞、第三六回詩歌文学館賞受賞。評論では『愛する源氏物語』で第一四回紫式部文学賞、『牧水の恋』で第二九回宮日出版文化賞特別大賞。
宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員を務め、二〇二〇年には歌舞伎町ホストたちの歌集『ホスト万葉集』『ホスト万葉集 ・巻の二』や、アイドルが短歌に挑戦する「アイドル歌会」に、企画当初から選者として関わった。現代短歌の魅力を伝え、すそ野を広げた創作活動により二〇二一年度朝日賞を受賞。最新歌集『アボカドの種』を二〇二三年十月刊。二〇二三年十一月、紫綬褒章受章。
[画像3: https://prtimes.jp/i/78692/18/resize/d78692-18-3d2d027b8ffbfeb9ec57-2.png ]


渡辺祐真(わたなべ・すけざね)
一九九二年、東京都生まれ。作家・書評家。書評系YouTuberとして活動をはじめ、自身のチャンネル「スケザネ図書館」で、書評や書店の探訪、ゲストとの対談など多数の動画を展開し注目を集める(俵万智出演回は二〇二一年七月六日配信 https://www.youtube.com/watch?v=TR-6-rt7_Pk&t=279s)。二〇二二年四月から毎日新聞文芸時評担当。TBSラジオ「こねくと」レギュラー、TBSポッドキャスト「宮田愛萌と渡辺祐真のぷくぷくラジオ」パーソナリティー(二〇二四年三月現在)。著書に『物語のカギ』、共著に『吉田健一に就て』『左川ちか モダニズム詩の明星』など。最新の編著に『みんなで読む源氏物語』がある。
[画像4: https://prtimes.jp/i/78692/18/resize/d78692-18-54fdd20dda2bbd3c39fa-3.jpg ]



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