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博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」の利用館・機関が600施設を突破

PR TIMES / 2024年9月11日 11時15分



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12880/19/12880-19-c0da33df07505bcb7e9c63f425a1c5fc-2333x1066.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区 代表取締役 内田剛史)では、現在、博物館向けクラウド型収蔵品管理システムサービス〈I.B.MUSEUM SaaS〉(※1)を提供しておりますが、本年8月31日時点で導入館・機関数が600施設を突破いたしましたので、お知らせいたします。
国内ミュージアムのデジタルプラットフォームを目指して
2010年11月にサービスを開始したI.B.MUSEUM SaaS は、この8月末時点で利用館・機関が600施設を突破しました。これは、博物館用の収蔵品管理システムとしては例を見ない突出したユーザ数となります。また、博物館法改正で資料のデジタルアーカイブ化が正式に博物館の事業のひとつとされた(※2)ことも追い風となり、近年は増加ペースが加速。事実上の「国内ミュージアムのデジタルプラットフォーム」に向けて成長を続けております。
1992年創業の弊社は、現在まで一貫して博物館専業のシステム会社というスタンスを貫いて参りました。オンプレミス型の収蔵品管理システム〈I.B.MUSEUM〉シリーズでも数百館の導入実績を築いており、I.B.MUSEUM SaaS はそのクラウド版という位置づけとなります。収蔵品データベースとして、資料の属性や状態、関連する人物など多様な情報を一元管理できるだけでなく、点数制限のない画像登録やデータの一括登録など学芸業務をサポートする多彩な機能を搭載。また、バイリンガル対応のデジタルアーカイブ公開機能、展示ガイド「ポケット学芸員(※3)」などのスマートフォンアプリ、さらには外部サービスへの情報配信機能など、大小合わせてこれまでに100を超える機能の改善・追加を繰り返して参りました。今年4月にはインターフェイスの全面リニューアルも敢行し、現在では内部管理と外部発信の両面をワンストップでカバーする統合的なサービスへと発展しております。
規模や進捗度に関係なく、あらゆる館に最適な機能と効果を
I.B.MUSEUM SaaS は、高額になりがちだった収蔵品管理システムの導入・運営資金を捻出できない中小規模のミュージアムにも、気軽にデジタルシフトへと踏み出せる環境を提供したいと考えたことが開発のきっかけでした。そのため、初期費用ゼロ&月額利用料3万円という低額な固定料金制を採用し、かつ将来にわたり追加費用なしで全機能をご利用いただけるサービスを確立しております。
導入館・機関の600施設の内訳は、規模も館種も多様です。紙の台帳による管理から脱却して初めてのシステム導入に挑む館から、現在運用中のオンプレミス型システムをクラウドサービスに移行したいと考える館まで、導入の契機も目的も実にさまざまです。そこで、I.B.MUSEUM SaaSでは、大きく4段階に分かれるミュージアムのITの活用度について、どのステージにいても快適に利用を開始することができる機能を多数実装しております。
1 管理システムの導入期
これからデジタル化に臨む館は、資料の一部しかデジタルデータが用意できないことがあるため、分類や項目をいつでも追加・変更できる自由設計を採用。「できたところから始める」「まずはデータベースを作ってみる」ということが可能な気軽さを実現しています。
2 資料データの拡充期
博物館データベースは非常に複雑で、画面を見ただけで萎縮してしまう人も。そこで、誰もが無理を感じることなく入力・編集に向き合えるよう、人間中心設計に基づく直感的なインターフェイスを採用。サポートサイトも充実し、データの拡充を支援します。
3 データの業務活用期
資料データの一部を別の管理画面に自動転記したり、自館専用の書式を直接デザインした帳票を出力したり、検索結果一覧を保存して後で瞬時に呼び出したり。学芸現場を知る博物館専業としての知見から、館内DXに直結する機能も豊富に搭載しています。
4 データの情報発信期
展示ガイドなどのスマートフォン用アプリ、インターネット上のデータベース公開ページや「ジャパンサーチ」、Web APIを使って連携する外部サービス。多様なチャネルへの情報発信でも、管理システム内の登録情報をそのまま活用できる環境を実現します。

このように、どの段階にいる館もそれぞれに適した機能を利用し、その時点での導入効果を享受しながら日常的な運用を継続することで、デジタル活用のシーンを少しずつ広げていくことが可能。ミュージアム向けのシステムとしては異例となる600施設への導入実績は、あらゆる館に対応可能なこの柔軟性が理由のひとつと考えております。
「ユーザ数1,000館」時代の到来に向けて
導入館・機関が600施設を超えたI.B.MUSEUM SaaS は、今年度も60施設前後の増加を見込んでおり、ユーザ数は順調に推移しております。博物館法改正でデジタルアーカイブが館の業務として定められたことから、今後はすべてのミュージアムがデジタルシフトを目指す時代がやってきます。ところが、さまざまな事情で着手できないケースも少なくなく、想像以上に多くの館がサポートを必要としているのが実情です。そうした環境の中、I.B.MUSEUM SaaSに期待される「規模や状況に関わらずあらゆる博物館が利用できるプラットフォーム」としての役割は日に日に重要性を増しており、弊社といたしましても社会的な責任を感じております。
国立・県立クラスの大規模館も、予算に限界がある中小規模館も、まだデジタル化が進んでいない館も。すべてのミュージアムが歩調を合わせて文化資源情報の保存と流通に取り組む時代の到来を見据え、今後も品質の向上と機能の充実、各施設のプロジェクト支援の強化を目指して参ります。
【関連URL】
※1 I.B.MUSEUM SaaS | https://www.waseda.co.jp/products/saas
※2 文化庁「博物館資料のデジタル・アーカイブ化の目的・状況について」 |https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/hakubutsukan/hakubutsukan04/02/pdf/93734001_01.pdf
※3 ポケット学芸員 | https://welcome.mapps.ne.jp/pocket/

【会社概要】
会社名:早稲田システム開発株式会社
代表者:内田剛史
所在地:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-40-17 Foresight高田馬場4F
設立:1992年7月
URL:https://www.waseda.co.jp/

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