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食用コオロギのパウダーを使用した自社ブランド「C. TRIA」の第一弾ラインナップが快挙「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞

PR TIMES / 2022年1月4日 15時15分

食品ロスを活用する“サーキュラーフード”に関する取り組みも含め、グリラスの活動全体を評価

 徳島大学発のベンチャー企業として食用コオロギ関連事業を展開する株式会社グリラス(本社:徳島県鳴門市、代表取締役:渡邉 崇人、以下「グリラス」)が2021年6月4日より販売している“サーキュラーフード”をテーマにした自社ブランド「C. TRIA(シートリア)」の第一弾ラインナップである「C. TRIA クッキー」と「C. TRIA クランチ」の2商品が、日本経済新聞社「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/70046/22/resize/d70046-22-05e6318f94ed618eff1c-0.png ]


 今回受賞を果たした商品は、グリラスで養殖した食用フタホシコオロギの粉末「グリラスパウダー」を生地に練りこんだ、クッキーとチョコクランチの2つです。またコオロギの餌には小麦のフスマをはじめとした食品ロスを活用しており、商品の販売開始以降より改良を重ねた結果、現在は味や品質を落とすことなく餌のすべてを食品ロスで代替することに成功しました。
※商品詳細はこちら:https://gryllus-online.jp/pages/ctria

 グリラスでは今後も引き続き、タンパク質危機と食品ロス問題という2つの世界的な食料課題を解決すべく、企業活動に専念してまいります。


受賞理由


 この度の受賞にあたって、主催者より「タンパク質危機の解決に向け、食用コオロギを使用した製品の特長や、他社に先行して養殖に取り組んできた実績を評価しました。社会課題の解決に向けて取り組む企業姿勢も踏まえて授賞を決めました。」とコメントをいただきました。


日本経済新聞社「日経優秀製品・サービス賞」に関して


 「日経優秀製品・サービス賞」は毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、今年で40回目を迎えます。日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、日経新聞電子版、Nikkei Asiaの各媒体に掲載された中から日本経済新聞社が独自に選定した新製品・新サービスが対象となり、審査は、「技術開発性」「価格対効果性」「業績寄与度」「成長性」「独自性」「産業・社会へのインパクト」の6項目において総合的に評価されます。
※詳細はこちら:https://www.nikkei.com/edit/news/special/newpro/2021/index.html


受賞商品に関して


 市岡製菓株式会社(本社:徳島県小松島市、代表取締役社長:市岡 沙織)と共同開発した「C. TRIA クッキー」と、寿製菓株式会社(本社:鳥取県米子市、代表取締役社長:城内 正行)と共同開発した「C. TRIA クランチ」の2商品は、グリラスパウダーを使用したグリラス初となる自社商品であり、誰にでも気軽にコオロギを使用した食品を試していただけるよう初期ラインナップとして開発しました。
※開発背景はこちら:
「C. TRIA クッキー(https://gryllus-online.jp/blogs/voice/p-voice-001)」
「C. TRIA クランチ(https://gryllus-online.jp/blogs/voice/p-voice-002)」


食用コオロギ関連事業の背景について


 2019年6月に国連より発表された報告書によると、今後30年で世界人口は77億人から97億人への増加が見込まれ、急激な人口増加に伴う飢餓や栄養不良といった食料問題への対応が喫緊の課題です。特に動物性タンパク質の不足は顕著であり、その解決策としてFAO(国際連合食糧農業機関)は昆虫食を推奨しています。昆虫は既存の畜産と比べて、1kgのタンパク質の生成に必要な餌や水の量が圧倒的に少ないため、限りある資源の有効活用が可能です。加えて温室効果ガスの排出量も少なく、環境負荷の低いタンパク源といえます。

 また日本を含めた多くの国々では年間13億トンにも上る食品ロスが発生しており、その量は全世界で生産されている食品の約3分の1に相当します。コオロギは雑食の昆虫であるため餌の制限が少なく、世界中で発生している食品ロスを餌として飼育することが可能です。これらの特徴からグリラスは、捨てられるはずの食品ロスを新たなタンパク質へと循環させることのできる食用コオロギを、循環型の食品“サーキュラーフード”と位置付け、食用コオロギ関連事業を行っています。


サーキュラーフードについて


 サーキュラーフードとは、持続可能な社会の実現にあたり、環境負荷の低減を目指し、かつ食品ロスを主要原料として活用すべく開発された新技術を用いて生産された循環型の食材及び食品のことを指します。サーキュラーフードの普及は、SDGsのターゲット12.3「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。」への寄与が見込めます。

 またグリラスは、サーキュラーフードの推進を通じて、2040年までに国内における年間253万トンの食品ロスの活用・循環を目指す「サーキュラーフード推進ワーキングチーム」の幹事企業です。
※サーキュラーフード推進ワーキングチームの詳細はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000070046.html


グリラスオリジナルブランド「C. TRIA」について


 グリラスではサーキュラーフードをコンセプトとしたオリジナルブランド「C. TRIA(シートリア)」を自社ECサイト「グリラスオンライン」(https://gryllus-online.jp/pages/ctria)を中心に展開しています。現在は日本経済新聞社「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞した2種のお菓子に加え、主食主菜となるカレーやパンを取り扱っています。また「C. TRIA」に使用しているコオロギ原料のブランド「C. TRIA Originals(シートリアオリジナル)」を2021年12月に設立しました。


株式会社グリラスについて


 グリラスは、徳島大学における30年近くに及ぶコオロギ研究を基礎とした、世界でもトップレベルの知見やノウハウを持つフードテックベンチャーです。2020年5月より株式会社ジェイテクトと業務提携を行い、食用コオロギの自動生産システムを開発しています。また徳島県美馬市の2つの廃校をそれぞれ生産拠点・研究拠点として整備し、品種改良をはじめとした研究開発から、食用コオロギの生産、食品原料や商品の開発・販売までを一貫して国内で行っています。

・社名     :株式会社グリラス(https://gryllus.jp/
・事業内容   :食用コオロギの生産
         食用コオロギを用いた食品原材料および加工食品の製造、販売
         食用コオロギの飼育管理サービスの開発、販売等
・代表取締役  :渡邉 崇人
・所在地    :徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島45-56
・生産拠点   :徳島県美馬市美馬町字南原22-1
・研究拠点   :徳島県美馬市美馬町入倉657
・資本金    :2億8,200万円(資本準備金等を含む)
・設立     :2019年5月

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