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椿本チエインとKDDIの合弁会社「Nexa Ware」 物流倉庫業務を効率化するデータ分析サービスを提供開始

PR TIMES / 2024年8月23日 13時15分



株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、社長:木村 隆利、以下椿本チエイン)とKDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:高橋 誠、以下KDDI)の合弁会社「株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)」(本社:東京都千代田区、社長:北村 隆之、以下 Nexa Ware)は、2024年8月22日より、物流倉庫内データを活用し、物流2024年問題、労働人口不足などの課題解決に貢献する物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」(以下、 本サービス)の提供を開始しました。
 本サービスは、倉庫内データの分析・活用による作業工程全体最適化に加え、人員・作業量・時間を考慮した作業員シフトを自動作成し、Webダッシュボードで可視化・提案することで、デジタル化による倉庫内業務の効率化を実現します。2023年度にはKDDI物流センターにおいて、本サービスの実証実験を実施し、1.4倍の作業効率化を達成しています。
8月22日には、本サービスを先行導入している「KDDI東日本物流センター」(神奈川県相模原市)において、「物流DXに関する説明・物流センター見学会」(KDDI主催)が開催され、本サービスが紹介されました。
 今後、本サービスとマテハンシステム(注1)の連携によるシナジー創出により、物流現場の課題解決へのさらなる貢献を目指します。Nexa Wareでは、多様なメーカーや機器に対応したベンダーフリーな「次世代型の物流倉庫自動化ソリューション」の提供による物流倉庫DXを推進しており、物流現場の抱えるさまざまな課題に対応していきます。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73716/23/73716-23-d945463bd1341cbd78ed7972cd80e638-3576x2385.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
KDDI東日本物流センターでの「物流DXに関する説明・物流センター見学会」でNexa Wareより「Nexa Warehouse-Optimizer」を説明させていただきました


1.本サービス提供の背景
1.物流2024年問題の課題の1つであるトラックドライバーの荷待ち時間は、1運行あたり平均1時間34分(注2)と言われています。その発生原因として、荷主企業の物流倉庫業務の遅延や、出荷準備完了時刻が正確に算出できず、トラックドライバーへの到着希望時刻の通知が曖昧なことが挙げられます。
2.2030年には国内で644万人の労働力が不足すると推定されており(注3)、ドライバーや物流倉庫作業員など物流関連労働者を取り巻く環境はますます厳しくなっていきます。
3.本サービスを商用導入したKDDI物流センターはスマートフォンを含む移動機とその周辺商材のBtoB・BtoC物流業務を担う大型物流拠点です。「令和6年能登半島地震」の際には被災地支援用Starlink(衛星ブロードバンドインターネット)の出荷に迅速に対応するなど、これまでもKDDI物流の要として物流改革を推進されています。物流業務を通じた社会貢献にも注力されており、本サービスを活用した一層の業務効率化が期待できます。

2.「Nexa Warehouse-Optimizer」の機能・特長
 本事例では、データ活用プラットフォームとしてKDDIグループの株式会社フライウィールが提供する「Conata(R)(コナタ)」により、倉庫内で稼働するマテハン(システム・装置)やロボット、WMS/WES/WCS(注4)などの関連システムのデータを集約・分析し、物流倉庫の現況をデジタル上に再現。このデータを「Nexa Warehouse-Optimizer」で可視化・分析し、業務効率化につなげます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73716/23/73716-23-9e82cdaf2363747b11b1edd045455cc9-1177x625.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Nexa Warehouse-Optimizerのイメージ図

1.KPI可視化・ボトルネック分析
・顧客ごとの作業フロー・進捗を可視化して、DX推進を支援
・ベンダーフリーのエンジニアリング力を生かし、各種マテハン、ロボット、システムの統合分析を実施し、倉庫全体でのボトルネック分析を通じた、オペレーション及び、導入・稼働システムの最適化を実現
2.シフトシミュレーション・作業完了予測
・倉庫における作業内容・予測出荷量・現場状況に応じて、作業員のシフトを自動作成。また、作業員確保に必要なシミュレーションの他、物流倉庫全体の人員配置を最適化し、倉庫オペレーションの効率化に貢献
・倉庫内工程の可視化により、当日の作業進捗に応じて作業完了時刻を予測。荷物引渡し時間の遅延が予想される場合は、アラートを発出に加え、以降の作業におけるシフト修正も可能。これらの機能で、作業遅延を予防し、スムーズな集荷・荷役作業を実現し、トラックドライバーの荷待ち時間削減に貢献
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73716/23/73716-23-faa7cb1730928d1874dbc737eb526962-820x580.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【提供機能例:シフトシミュレーション】
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73716/23/73716-23-71424856bece85e5444186496d0efb19-820x580.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【提供機能例:予実管理・作業完了予測】





■Nexa Wareについて
 椿本チエインとKDDIは、物流倉庫内の効率化や最適化を実現するために、多様なメーカーや機器に対応したベンダーフリーな「次世代型の物流倉庫自動化ソリューション」の提供による物流倉庫のDX推進をねらいに、2022年11月に業務提携。両社の強みを生かし、迅速な事業展開とさらなる事業拡大を図るため、2024年4月1日に合弁会社「Nexa Ware」を設立しました。「物流の未来をお客さまと共に創る」のミッションのもと、両社の強みを掛け合わせた次世代型の物流倉庫自動化ソリューション提供により、物流DXの事業分野における新しい価値提供を目指しています。
 ベンダーフリーの最適設計により、自動化システムの構築から通信、ネットワーク、データに基づいたコンサルティング、運用保守までをワンストップで提供することで、物流倉庫DXの推進とそれによる物流2024年問題などの社会課題解決に寄与します。


【ご参考】 2024年1月16日付 プレスリリース 
 椿本チエインとKDDI、物流倉庫DXを実現する合弁会社「Nexa Ware」設立


(注1)マテハンはマテリアルハンドリングの略。マテハンシステムとは、物流現場等でのモノの移動・保管・仕分け・ピッキング・出荷などの工程全体を効率的に管理するシステム、機械設備全般のこと。
(注2)令和3年 国土交通省発表「トラック輸送状況の実態調査結果」より。
(注3)パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030
(注4)
DWH(Data Ware House):データウェアハウス(複数のシステムからデータを蓄積)
WMS(Warehouse Management System):倉庫管理システム(倉庫内の商品を管理)
WES(Warehouse Execution System):倉庫運用管理システム(倉庫内作業および設備の総合制御)
WCS(Warehouse Control System):倉庫制御システム(倉庫内設備の制御)


本件に関するKDDIのプレスリリース「物流倉庫業務を効率化するデータ分析サービスを提供開始」はこちら




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