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<事後レポート>専門職向け講座『小児期の吃音における初回面談の重要性』をオンラインにて開催(2024/11/29)

PR TIMES / 2024年12月24日 11時45分

申し込み多数のため、当初の予定より規模を拡大して開催。質疑応答も活発で、見学機会の少ない小児の吃音臨床の実際について、参加者の関心の高さが伺えた。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/25/130843-25-de77e14fb3d64e4e546ffd1cacb63a82-920x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


実施概要
日付:2024年11月29日(金)20:00~
開催方法:オンライン(Zoom)
対象者:吃音臨床に携わっている・これから取り組む言語聴覚士、ことばの教室の先生、保健師、心理職の方など
参加者:言語聴覚士、臨床心理士、公認心理師、医師、学校や園の先生など111名


講師
言語聴覚士 田宮 久史 先生 

岐阜県高山市の久美愛厚生病院にて成人・小児の言語聴覚療法に携わる傍ら、吃音に関する講演会や地域活動を長く行っている。
日本吃音・流暢性障害学会 研修・講習会委員。
公認心理師、離乳食インストラクター。

実習生の指導経験も豊富で、エビデンスに基づいたわかりやすい説明と温かいまなざしで、多くの学生・若手言語聴覚士に次の一歩に進む力を下さる先生です。

開催の背景
 吃音は、原因がまだ明らかになっていませんが、一時期でもどもったことがあるという人は人口の約5%、今現在どもった話し方をしているという人は約1%と言われており(*)、決して稀なものではありません。しかし、吃音について悩んでいる方の数に対し、吃音の言語療法を受け入れている施設は限られているという現状があります。また万人に有効な治療法が確立されておらず、時に症状が悪化する場合もあります。 吃音の臨床は通常、個室で行われることが多く、実際の臨床場面を見学する機会が少ないこともあり、関心はあってもなかなか自信を持って臨床にあたれないという声を聞くこともあります。

 今回の講座では、吃音についての正しい知識、吃音の初回相談への対応がなぜ重要なのか、講師がどのように相談を進めているのかを学ぶことで、吃音の臨床に対応できる専門職を増やすこと、さらにはその先にいらっしゃる当事者の方々の相談先の拡大につながればとの思いで企画をいたしました。

*:日本吃音・流暢性障害学会『吃音臨床の手引きー初めてかかわる方へ 幼児期から学童期用ー インテーク版 ver.2.1』

当日の講義内容
第一部:吃音について…吃音の特徴、進展の流れ、吃音への対応で大切なことは何か
第二部:初回面談の重要性…どんな関わりが必要か、何に留意が必要か(模擬面談のビデオ)

当日の様子

 前半に吃音に関する知識の解説を、後半は、日本吃音・流暢性障害学会の吃音臨床の手引きに基づいた初回面談の様子のデモンストレーションと解説をしていただきました。
 実際の患者様とのやり取りの動画や模擬面談の動画もあり、翌日からの臨床に生かせる部分がたくさん含まれたあっという間の90分でした。
 事前質問、当日の質問も多数上がり、時間を延長して一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
参加者からの質問(一部抜粋)
当日の参加者からは、吃音臨床に取り組むための準備や基本的な考え方から具体的な対応方法に関することまで色々な質問が挙げられました。

- 初回面談時に治したいと希望される親御さんへのご説明の仕方について
- 3歳児健診に携わっています。時々吃症状に対しての相談を受けることがあるのですが、健診時にチェックするポイントや気を付けておいたほうがよいことなどありましたら教えていただきたいです。
- フリーランスのため吃音検査をまだ持っていません。やはり購入したほうがいいでしょうか?
- 未就学児への直接的な発話訓練を積極的に行うべきか、環境調整が中心なのか伺いたいです。

参加者の声(一部抜粋)
●初回面談のロールプレイがとても分かりやすく、すぐに次回の面談で活かせると思いました。また、初回ではなくても毎回の支援に活かすことができると思いました。参加して本当に良かったです。
●個室の中で行われている場面を見せていただけたことが何より貴重でした。


●吃音の進展について理解が深まりました。ご本人やご家族への言葉のかけ方などを具体的に教えていただけて、とても分かりやすかったです。

●実際のお子さんや母親の声、ロールプレイがあり、とても参考になりました。講義のみではイメージ出来ない、間の取り方や話の持っていき方、実際に子どもへどのように伝えるか、が分かりとても有意義な講座でした。今後は、田宮先生がなされている直接訓練についてもセッションを見学したり、お話を聞きたいです。

●吃音相談の臨床の具体的な学びが出来ていろいろ参考になりました。 自分のありのままを受け入れてくれる周囲の存在があれば二次障害には至らない事を確認出来ました。

●先生の具体的な関わり方が拝見でき、とても参考になりました。これからも年一回は講座を設けて頂きたいし、職場の仲間にも次回は受けてみてと誘いたいと思いました。
録画配信について
こちらの講座は、現在録画配信を行っています。
公開期限:2025年1月7日
詳細・お申し込み:Peatix (URL:https://20241129-video1.peatix.com
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/25/130843-25-b0deb1986bce4b80ef68c88ef60e1b21-920x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


専門職向けセミナーの開催について
[画像3: https://prtimes.jp/i/130843/25/resize/d130843-25-996714-pixta_66387112-0.jpg ]


 当法人では、子どもの発音やことばを対象とする言語聴覚士やことばの教室の先生等の専門家を対象としたオンラインセミナーを開催しています。
 エビデンスに基づいた言語療法に関する情報提供や、経験豊富な言語聴覚士の先生方の知識や技術に基づいた実践、歯科等他の専門職種を招いての講座などを発信することで、言語聴覚士をはじめとするお子さんのことばの育ちに従事されている方々の負担を軽減できれば、そしてその先にいらっしゃるお子さんの健やかな育ちに寄与できればと考えています。


団体概要



[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/25/130843-25-5c09e00a0683e1ec0d52ad6291d894af-3900x3900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

一般社団法人ことばサポートネットことばサポートネットは、ことばや発音に悩む方々に、言語聴覚士 がいつでも寄り添える体制づくりを進めています。 ことばの悩みや困りごとに対する個別相談‧発音練習、子育て関連 施設、教育機関、医療機関等での言語聴覚士による支援の提供、保 護者や専門職を対象とした相談会や講座の開催を、主にオンライン で行っています。
詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
ウェブサイト ▶https://www.kotoba-support-net.org/










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