ispace、ミッション 2 マイルストーンの Success 1「打ち上げ準備」を完了!
PR TIMES / 2025年1月14日 12時15分
株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は本日、Mission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON“(以下ミッション2)の打ち上げに向け、RESILIENCEランダーの全ての開発工程を完了し、Space X社のFalcon 9ロケットへの搭載が完了したことをお知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/49/140640-49-83707b8cefad848a8e5866d85562eb32-1134x755.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
打ち上げ予定の7日前にフロリダ州米国宇宙軍基地内の施設にて、SpaceX Falcon 9ロケットの打ち上げ機アダプターに統合されたRESILIENCEランダー
ミッション2で使用するRESILIENCEランダーは、2024年11月に米国フロリダ州ケープカナベラルに輸送され、射場付近の施設内にてロケットのフェアリング(ロケット最先端部のペイロードを搭載する部分)への搭載作業を行っておりました。今般、当フェアリングへの搭載及び打ち上げに関するすべての準備が完了したため、Success 1の完了をご報告いたします。
打ち上げ予定日時:2025年1月15日(水)午後3時11分(日本時間)/ 午前1時11分(米国東部時間)*¹
打ち上げ場所:米国フロリダ州ケネディー宇宙センター 39A射点
*¹ 上記の日時は、天候等の状況に応じて変更となる可能性があります。
■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
「ミッション2マイルストーンのSuccess1である「打ち上げ準備」を計画通り完了し、いよいよ明日、15日の打ち上げを迎えることを大変嬉しく思っています。2023年の民間初の着陸挑戦からおよそ1年9ヶ月。そこから立ち上がり、経験を活かして、再起‐RESILIENCE - を遂げる姿をぜひ一緒に見守っていただけると幸いです。ロケットが打ち上がる姿は多くの人の心を動かします。この瞬間をぜひ一緒に楽しみましょう。」
■ ミッション2 マイルストーン
ispaceは打ち上げから月面着陸まで、10段階のマイルストーンを設定しました。各マイルストーンには基準を設け、達成を目指します。基準に基づき評価された結果は、後続する開発中のミッションに適宜フィードバックされます。なお、各マイルストーン達成の進捗状況等は適時に公開を予定しております。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/49/140640-49-66641e34daca0ea626af7b33b40c180e-1378x775.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/49/140640-49-7edccc81baedfb399f1e6bcfec591bd4-914x790.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ ミッション2で輸送するペイロードについて
ispaceはミッション2のRESILIENCEランダーに6つのペイロードを搭載し、輸送します。
・ HAKUTO-Rのコーポレートパートナーである高砂熱学工業株式会社の月面用水電解装置
・ 株式会社ユーグレナの月面環境での食料生産実験を目指した自己完結型モジュール
・ 台湾の国立中央大学宇宙科学工学科が開発する深宇宙放射線プローブ
・ 株式会社バンダイナムコ研究所の「GOI宇宙世紀憲章プレート」
・ ispaceの欧州法人ispace EUROPEが開発したマイクロローバー”TENACIOUS”
・ スウェーデンのアーティストによるムーンハウスと呼ばれる赤い小さな家
また、RESILIENCEランダーには、人類の言語と文化遺産を保護したユネスコのメモリーディスクも搭載しています。
ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。2025 年 1 月15日に日本法人が主導するミッション2、続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。
■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げは2025年1月15日[i]に、ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。
ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。
■ HAKUTO-R ( https://ispace-inc.com/jpn/m1 )について
HAKUTO-Rは、ispaceが行うミッション1およびミッション2を総称する、民間月面探査プログラム。独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う。SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1(月面着陸ミッション)のランダーの打ち上げを完了。2025年1月15日ivにミッション2(月面探査ミッション)の打ち上げを行う予定。
オフィシャルパートナーである株式会社三井住友銀行により命名されたMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”には、新たな始まりやチャンスの意が込められている。
HAKUTO-Rはオフィシャルパートナーとして株式会社三井住友銀行、コーポレートパートナーとして、日本航空株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、日本特殊陶業株式会社、シチズン時計株式会社、スズキ株式会社、高砂熱学工業株式会社、SMBC日興証券株式会社、Sky株式会社、Epiroc AB、株式会社ジンズ、栗田工業株式会社が参加している。
[i] 2025年1月時点の想定
[ii] 2025年1月時点の想定
[iii] 2025年1月時点の想定
[iv] 2025年1月時点の想定
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