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『悪人』『怒り』を超える衝撃! 吉田修一が挑む、刑事と容疑者に芽生えた“異端の愛”――渾身の長編ミステリ『湖の女たち』本日発売!

PR TIMES / 2020年10月29日 11時45分

もう、「昨日の私」には戻れない――。

本日、10月29日(木)新潮社より、「週刊新潮」連載時から過激なテーマと怒涛の展開で読者をざわつかせた問題作、吉田修一最新刊『湖の女たち』を発売いたします。



昨年デビュー20周年を迎えた吉田修一さんが刊行するのは、「上級国民」「優生思想」「組織的隠蔽」「倒錯性愛」……現代社会を象徴するテーマに斬り込みながら、それでも失われない希望を読者に与える、渾身の長編ミステリ。
[画像: https://prtimes.jp/i/47877/58/resize/d47877-58-854114-0.jpg ]


琵琶湖に近い介護療養施設で、100歳の男が殺された。事件を追う刑事・圭介と、施設で働く佳代。男と女が出会ったとき、平穏だが退屈な日常は一変する。一方、週刊誌記者・池田は、死亡した男の過去に導かれ、旧満州・ハルピンにたどり着いた。やがて、被害者の秘められた過去によって、3人は追い詰められていくが……。

この憎悪が連鎖する時代だからこそ読んでほしい、希望と再生の物語です。
『悪人』『怒り』を超える愛の衝撃にぜひご注目ください。


【推薦コメント】
「胸の奥が疼いている。ものすごい小説を吉田修一は書いた」――大森立嗣(映画監督)

「殺す者と殺される者、男と女、被虐者と嗜虐者――二者の関係は固定され、覆すことは不可能なのか」――中野信子(脳科学者・医学博士)


【著者コメント】
「流れの中へ飛び込んで、そこで夢のように過ごして、やがて小説ができる――そういう書き方じゃないと、この小説は書けなかった」――吉田修一(「波」2019年10月号より抜粋)


【あらすじ】
琵琶湖近くの介護療養施設で、百歳の男が殺された。事件を担当することになった圭介は、施設の関係者全員に事情聴取をするが、有力な情報が得られない。そして豪雨の夜、捜査に進展がなく苛立つ圭介が運転する車に、不注意運転の乗用車が衝突した。車を運転していたのは、施設で働くスタッフの一人、佳代だった――。

「会いたかったって言えよ」。事故の夜をきっかけに、二人の関係はねじれ、捜査が難航するのと比例するかのように深く絡まっていく。一方、事件を取材する若手週刊誌記者・池田は、死亡した男の過去に興味を抱き、旧満州・ハルピンを訪ねるが、そこで「日本の闇」ともいうべき真実と対峙する。

「この悔しさに、慣れてもいいのだろうか」――昭和から令和へ、日本人が心の底に堆積させた「原罪」を炙りだす、慟哭の長編ミステリ。


【著者について】
吉田 修一(よしだ・しゅういち)長崎県生まれ。法政大学卒業。1997(平成9)年「最後の息子」で文學界新人賞。2002年『パレード』で山本周五郎賞、同年発表の「パーク・ライフ」で芥川賞、2007年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞を、2010年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、2019年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。ほかに『橋を渡る』『犯罪小説集』『逃亡小説集』『続 横道世之介』など著書多数。映像化された作品も多数で、『東京湾景』『女たちは二度遊ぶ』『7月24日通り』『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』『楽園』『路』に続き『太陽は動かない』が映画化され(藤原竜也主演)2021年3月5日から公開予定。


【タイトル】『湖の女たち』(新潮社刊)
【発売日】2020年10月29日
【造本】四六版ハードカバー
【本体定価】1,600円(税別)
【ISBN】978-4-10-462807-0

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