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都市の持つ多種多様なデータを可視化する「みんなのまちAI (R)」による未来のまちづくり支援業務を開始

PR TIMES / 2024年4月4日 10時0分

~人流変化を予測し、都市計画や観光促進をサポート~

 NTTビジネスソリューションズ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:北山 泰三、以下、NTTビジネスソリューションズ)、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:北村 亮太、以下、NTT西日本)は、都市の持つ多種多様なデータを可視化する「みんなのまちAI(R)」を用い、都市データの収集・分析・レポート提供を行うまちづくり支援業務を開始します。



1. 取り組みの背景
 近年、さまざまな分野においてデータ活用の重要性が増しており、行政においてはEBPM(Evidence Based Policy Making)と呼ばれる、合理的根拠に基づく政策立案の概念が広がっています。一方で、データを収集・加工・分析できるデータ活用人材は官民を問わず不足しており、データ活用を推進する上での課題となっています。
 こうした社会的課題を受け、NTTビジネスソリューションズはまちづくりに必要な各種データを1つのプラットフォーム上で確認でき、未来のまちづくりに向けた都市シミュレーションが可能なツール「みんなのまちAI(R)」を活用したまちづくり支援業務を開始します。

<みんなのまちAI(R)概要図>
[画像1: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-c69dd1f872ea1f381609-0.png ]



2. 「みんなのまちAI(R)」を活用したまちづくり支援業務
 「みんなのまちAI(R)」はデジタル上にまちを再現し、さまざまなデータを可視化・分析することで、まちづくり支援を行うソフトウェアです。都市の分析に必要な各種データ(人流、建物、地図、オープンデータ等)を標準装備しており、誰でも直感的な操作で都市データを活用することができます。加えて、都市シミュレーション機能を搭載しており、商業施設や道路等を建設した際の人流変化を予測することもできます。
 NTTビジネスソリューションズはこれらの機能を活用し、都市計画や観光促進等のまちづくりに関する施策検討に向けた現状分析・課題把握・将来予測等の高度なデータ分析およびコンサルティングを実施します。
 NTTビジネスソリューションズのまちづくり支援業務の特色は「みんなのまちAI(R)」をまちづくりのデータプラットフォームとしてお客さまにご提供する点です。各種データをお客さまご自身でご確認いただくことが出来るため、議論を活性化させる効果があるほか、まちづくりによって起こった変化を本ツールで確認することにより施策の効果測定にも役立ちます。

<都市データの活用例1. (公共交通空白地域の可視化)>
70代女性が駅またはバス停から徒歩5分で到達できる範囲を可視化。(緑円:駅、青円:バス停)
活用例:公共交通空白地域への自動運転バスなど新たな交通手段の導入検討
[画像2: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-72d3000a1839a8eff5bd-0.png ]


<都市データの活用例2. (鉄道沿線における世帯人口および駅周辺人流の可視化)>
活用例:鉄道沿線の男女・世代別人口および各駅人流データを考慮したプロモーション戦略の策定
[画像3: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-98bc182bd06fbc165fdc-0.png ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-f3f752bb3a0b781197d0-0.png ]

3. 「みんなのまちAI(R)」の特長
(1)センサーレスで粒度の高い人流分布を表示可能(特許出願中)
 「みんなのまちAI(R)」は携帯電話の基地局情報データを元に、周囲の建物や建物内のテナント情報から、人の引き寄せられる位置を独自のアルゴリズムに基づいて計算することで詳細な人流を地図上に表示します。従来は、こうした粒度の人流を観測するにはビーコン※1などのセンサーを現地に設置してデータを取得する必要がありましたが、「みんなのまちAI(R)」ではそうした手間・コストを削減できるとともに、導入後すぐに人流をご確認いただけます。また、過去の人流や広範囲の人流を表示できるため災害復興や都市開発などにおける、まちの前後比較にもご活用いただけます。
 さらに、人流だけでなくオープンデータを中心に数多くのデータを収集・蓄積し、それらを組み合わせた形で表示することで、まちを多角的に分析できます。例えば、まちにどのような行動目的を持った人々が集まっているかを推計することで、単なる人流ではなく、仕事を目的に集まっている人がどこにいるかなど、より詳細な人流分析を可能としました。
※1 無線技術により位置や情報を取得する仕組みの一つ

<人流分布・推定行動の例>
[画像5: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-3904b587d2218cdafc7b-0.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-8a7d09b2f27616e67dba-0.png ]

(2)都市シミュレーション機能(特許出願中)
 独自のアルゴリズムによる人流分布計算を応用し、地図上に任意の建物(面積、階数、入居テナント種別が設定可能)や道路を描くことで、その建物や道路が存在した場合の人流を予測するなど一定の条件下における人流シミュレーションができます。
 例えば、公共施設の建設場所の選定や施設の統廃合時における人流への影響確認などにご活用いただけます。

<都市シミュレーション機能の例 (任意の場所に大型商業施設を建設した際の人流変化)>
[画像7: https://prtimes.jp/i/85099/58/resize/d85099-58-629da5faf0cb9ccba130-0.png ]

4. 各社の役割
 NTTビジネスソリューションズ:「みんなのまちAI(R)」の提供およびまちづくり支援・コンサルティング
 NTT西日本:まちの状態の可視化・分析・予測に関する研究開発

5. 取り組み事例(沖縄県豊見城市(とみぐすくし)さまとNTT西日本による「AI による都市シミュレーション機能を活用したまちづくり」の実証実験※2)
  2023年11月22日より、豊見城市の観光地である「瀬長島」の観光業活性化に向けた施策を検討するにあたり、「みんなのまちAI(R)」を活用し、データに基づいた観光振興およびまちづくりについて検証を行っています。特に、「都市シミュレーション機能」を使い、まちづくり後の人流の変化や訪問人数の変化を可視化・分析し、まちづくりのための将来予測を行っています。
※2 2023年11月22日報道発表 
「AI による都市シミュレーション機能を活用したまちづくり」に関する実証実験の実施については、以下のプレスリリースをご参照下さい
https://www.ntt-west.co.jp/newscms/okinawa/13449/okinawa_n20231122a.pdf

6. 開始時期
 2024年4月4日(木)

7.今後の展開
 「みんなのまちAI(R)」は都市計画やマーケティング領域に活用できることから、まちづくりに関わる自治体のご担当者さまはもちろんのこと、建設コンサルティング事業者をはじめとする民間企業との協業・パートナー連携も積極的に実施したいと考えております。

8.本件に関するお問い合わせ先
<本取り組みについて>
NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 バリューインテグレーション部門 ソーシャルイノベーション担当
(藤木、諸角、川嶋、大野)
Mail:minmachi-ai-ml@west.ntt.co.jp

<今後の新たな研究開発について>
西日本電信電話株式会社
イノベーション戦略室
(尾西)
Mail:innovationstrategy_pr-ml@west.ntt.co.jp

※お問い合わせの際は、メールアドレスをお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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