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資源・素材学会において企画発表セッション:「坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開」を開催

PR TIMES / 2015年9月25日 14時50分

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、9月10日、資源・素材関係学協会合同秋季大会「資源・素材2015(松山)」(主催:一般社団法人資源・素材学会、会場:愛媛大学)にて企画発表セッション「坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開」を関係企業と開催し、研究成果を発表しました。



 JOGMECは、平成24~26年度に経済産業省からの委託を受け、鉱害防止事業のコスト低減を目的とした「先進型坑廃水処理技術開発事業」を関係企業と共に実施しました。

 同事業は、人が立ち入ることが困難な休廃止鉱山の坑内空洞(採掘跡、坑道等)を、中和殿物等を含む充填材で埋め戻す技術を開発するものであり、本技術の実導入により、地下に浸透した雨水と鉱石等との接触が減り、坑廃水の水量減少や水質良化、坑内空洞の安定化、中和殿物の削減等が期待されます。

 今般、JOGMECや関係企業が研究成果を発表し、国内での本技術の導入に向けた様々な課題や知見について議論する場として、平成27年度資源・素材関係学協会合同秋季大会「資源・素材2015(松山)」(主催:一般社団法人資源・素材学会)において、「坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開」と題する企画セッションを開催し、約50名の関係者にご参加いただきました。

 本企画では経済産業省鉱山・火薬類監理官付川和田専門職よりご講演いただいた他、JOGMECからは坑内充填に関する法的制約の検討について発表しました。加えて、関係企業である三菱マテリアル株式会社、鹿島建設株式会社、応用地質株式会社より、充填材料の検討・開発結果や、充填材料を模擬坑道に充填する試験の報告等を行いました。

 最後に、北海道大学五十嵐教授の司会のもと「水平展開に向けた課題」というテーマで総合討論が行われ、先進型坑廃水処理技術導入の改善・効率化、実導入に向けた方策について、聴講者から多数の意見が寄せられ、活発な議論が交わされました。

 JOGMECは、鉱害防止に携わる行政や業界の負担軽減を図るべく、今後も先進型坑廃水処理技術導入に向けた取組を推進してまいります。

[画像: http://prtimes.jp/i/12624/60/resize/d12624-60-625022-0.jpg ]



■「坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開」の概要
(1)日時:2015年9月10日(木)9:00~14:00
(2)会場:愛媛大学 城北キャンパス
(3)発表タイトル・発表者:
•「挨拶、趣旨説明」 北海道大学 五十嵐敏文
•「我が国の鉱害防止施策の現状と坑内空間充填への期待」経済産業省 川和田守
•「先進型坑廃水処理技術開発事業の成果と今後の展開について」 三菱マテリアル(株) 富山眞吾
•「物理探査およびパーカッションボーリングを活用した坑道調査技術」 応用地質(株) 江波戸昌徳
•「坑内水量削減対策工に用いる充填材料設計の検討(その2)」 三菱マテリアル(株) 清田正人
• 「鉛直孔からのアプローチによる充填施工の技術開発と設計・コストの検討」 鹿島建設(株) 岩野圭太
• 「坑内水起源・水質形成機構の検討と坑内空間充填の効果予測」 三菱マテリアル(株) 山口耕平
• 「坑内空間充填に係る安全性評価の検討」 三菱マテリアル(株) 富山眞吾
• 「3次元可視化技術の休廃止鉱山管理等への適用について」 三菱マテリアル(株) 小松喬
• 「廃掃法等から見た休廃止鉱山における坑内充填の検討」 JOGMEC 三浦貴生
• 「微生物を利用した亀裂の閉塞と流路の制御に関する技術の紹介」 九州大学 菅井裕一
• 「総合討論(水平展開に向けた課題)」 北海道大学 五十嵐敏文

→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000043.html?mid=pr_150925

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