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第9回辻静雄食文化賞/専門技術者賞 贈賞式開催 書籍『珈琲の世界史』、杉野英実氏(「HIDEMI SUGINO」オーナーシェフ)が受賞

PR TIMES / 2018年7月13日 18時1分

~ よりよい「食」を目指し、新しい世界を築き上げた作品や個人を顕彰 ~



[画像1: https://prtimes.jp/i/16404/62/resize/d16404-62-512958-0.jpg ]

 公益財団法人辻静雄食文化財団は、2018年7月13日(金)八芳園にて、第9回辻静雄食文化賞の贈賞式を開催いたしました。

 第9回を迎える2018年の辻静雄食文化賞本賞には、商品作物としてのコーヒーノキの伝播と消費国におけるコーヒー飲用の歴史を世界的規模で通観した力作として、旦部幸博氏の著書『珈琲の世界史』(講談社)が、また専門技術者賞には、精緻な製菓技術を追究するとともに自らの味覚をたゆみなく磨き続け、菓子作りを通して世界に通用する高度なオリジナリティを発揮している、「HIDEMI SUGINO」オーナーシェフ 杉野英実氏が選定され、同財団より表彰を受けました。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/16404/table/62_1.jpg ]




第9回 辻静雄食文化賞 受賞者コメント

■『珈琲の世界史』
旦部 幸博(たんべ ゆきひろ)/著
講談社/刊

「この度は第9回 辻静雄食文化賞をいただきまして、大変嬉しく光栄に思います。コーヒーについては今から30年前に趣味のひとつとして始めたものでしたが、コーヒーのプロの技術者と情報交換をしたい一心で、コーヒーの科学や歴史、経済などの知識得て、今回このような賞をいただきました。コーヒーはコース料理の食後の一杯に出されるもので、なかなかメインにはなりにくいものだと認識しています。しかしたった一杯のコーヒーを掘り下げると、非常に深い世界が広がっています。コーヒー文化と呼ばれるものはちゃんと存在していることを伝えられたと思います。また食と文化の交わるところにあるものがコーヒーだと思います。文化的な意味を持つこの賞を受賞できたことを嬉しく、誇らしく思います。」

[画像2: https://prtimes.jp/i/16404/62/resize/d16404-62-995984-1.jpg ]

【受賞理由】
商品作物としてのコーヒーノキの伝播と消費国におけるコーヒー飲用の歴史を、世界的規模で通観した力作。文献渉猟により導きだした精緻な歴史的考察は説得力があり、嗜好品の枠にとどまらず食文化研究の優れた業績として、長く参照される基礎文献となるだろう。

【作者と作品について】
コーヒーの起源から世界各地への伝播、商品としての重要性や現在の状況に至るまで、綿密な文献の調査を通じて、コーヒーの辿った歴史を網羅的にわかりやすくまとめている。また、随所にはさみ込まれた逸話にも著者の博識が生かされており、読んで楽しめる作品になっている。著者は滋賀医科大学講師。医学博士。著書に『コーヒーの科学』(講談社ブルーバックス)、『コーヒー おいしさの方程式』(共著、NHK出版)がある。


第9回 辻静雄食文化賞・専門技術者賞 受賞者コメント

■杉野 英実(すぎの ひでみ)
「HIDEMI SUGINO」オーナーシェフ

「ケーキというものはみなさんの笑顔の中にあって、喜びの中に必ず添えて頂けることから、お菓子屋さんになりたいと思いまして45年お菓子職人を続けています。続けていくということが一番大切だということが、自分の経験からわかります。菓子は科学のようなもので、技法を変えるだけで全く違うお菓子になります。3年間をかけ、集大成として書いた『進化する菓子』という本がきっかけで、このような素晴らしい賞をいただけることになり、本当に夢のようです。経験値とやる気があれば、新しいものを生み出す力があるということを、ここ数年で感じています。80歳まで現役で頑張りたいと思います。」

【受賞理由】

[画像3: https://prtimes.jp/i/16404/62/resize/d16404-62-431955-2.jpg ]

精緻な製菓技術を追究するとともに自らの味覚をたゆみなく磨き続け、菓子作りを通して世界に通用する高度なオリジナリティを発揮している。経験を重ねた今もなお、伝統の継承を超えた新しい菓子の創造に日々邁進する姿は、続く世代の模範と言える。

HIDEMI SUGINO(イデミ スギノ)
https://www.facebook.com/kyobashihidemisugino
東京都中央区京橋3-6-17 京橋大栄ビル1F


辻静雄食文化賞とは・・・

日本の食文化の幅広い領域に注目し、よりよい「食」を目指した目覚しい活動を通じ、新しい世界を築き上げた作品、もしくは個人・団体の活動を対象に選考し、これに賞を贈るもの。また特別部門として専門技術者賞を設け、調理や製菓等の現場で活躍する技術者を顕彰する。辻調グループ創設者・辻静雄の食文化普及の活動を記念し、またその志を受け継ぎ、食文化の多様で豊かな発展に寄与することを目的として、2010年に辻調グループ創立50周年記念事業として創設された。以後、毎年実施。
(公式サイト) https://tsujishizuo.or.jp/award/

第9回辻静雄食文化賞 選考委員会 (敬称略・50音順)
委員長: 石毛直道(国立民族学博物館名誉教授、文化人類学者)
委員:
 鹿島茂(明治大学教授、フランス文学者)
 湯山玲子(著述家、プロデューサー)
 福岡伸一(青山学院大学教授、分子生物学者)
 西山嘉樹(元文藝春秋編集者)
 辻芳樹(辻調グループ代表 学校法人辻料理学館理事長、辻調理師専門学校校長)
 八木尚子(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所副所長)

第9回辻静雄食文化賞 小委員会 (敬称略・50音順)
委員:
 犬養裕美子(レストランジャーナリスト)
 門上武司(「あまから手帖」編集顧問)
 君島佐和子(「料理通信」編集主幹)
 柴田泉(フードジャーナリスト)
 戸田顕司(日経BP社ビジネスメディア編集部長)
 長沢美津子(朝日新聞編集委員)
 西山嘉樹(元文藝春秋編集者)
 山田健(サントリーホールディングス株式会社CSR推進部チーフスペシャリスト
     兼 サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 水科学研究所主席研究員)
 淀野晃一(「月刊専門料理」編集長)
 山内秀文(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所研究顧問)
 八木尚子(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所副所長)

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