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CWJP技術・CASF技術の受託加工を開始

PR TIMES / 2024年4月23日 12時15分

産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県滑川市、代表取締役社長:杉野 良暁)は、高圧水を利用したウォータージェットピーニング技術「CWJP(キャビテーションウォータージェットピーニング)」と、金属積層造形(AM※1)のポストプロセス技術「CASF(キャビテーションアブレシブサーフェスフィニシング)」の、受託加工サービスを新たに開始します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-710e7b3f67c8666a2d0b-0.png ]

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1.各技術の概要
「CWJP」「CASF」は、いずれもスギノマシンのコア技術であるウォータージェット(高圧水噴射)技術を応用したものです。

「CWJP」は高圧水を利用したピーニング技術※2で、水中で発生するGPa(ギガパスカル)クラスの衝撃力を用いて、金属部品の疲労強度を向上し長寿命化させます。また、メディア※3は一切使用せず水のみで加工できるため、産業廃棄物が発生しない、時代に合ったクリーンな加工法です。

「CASF」はアブレシブ懸濁液※4が入った水槽内で高圧水を噴射することで、金属AM部品の表面処理や疲労強度向上、サポート材の除去などが行える加工技術です。従来、造形後の後工程は複数工程に分かれており、さらに一部はその煩雑さから、手作業で行われていました。CASFはこれら複数の後工程を一度にまとめて行えるため、生産工程の自動化・省人化と製品の品質向上をまとめて実現できる、革新的な新技術です。

[画像3: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-710d36cba3d2e0567a51-2.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-f04e1bc766aed9190d9f-3.png ]






2.受託加工の背景
当社ではこれまで「CWJP」「CASF」の両技術に関して、数多くの加工テストのご依頼を受けてきました。良好なテスト結果が多数得られており、お客様からは、少量・少額から実製品に採用していきたいとのご要望を受けております。これを受け、受託加工の取り組みを開始することになりました。

3.受託加工の流れ
受託加工は当社の滑川事業所(富山県滑川市中野島)にて行います。まずは加工テストを行い、得られた最適な加工条件を基に、受託加工を実施します。当社までお越しいただき、実際の設備や加工の様子をご覧いただくことも可能です。詳しいフローは下図のとおりです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-bfee4d1586079b41c85f-4.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-3b4b92db84065b36e4e4-5.png ]

4.受託加工の詳細

[表: https://prtimes.jp/data/corp/70070/table/102_1_447d4e2407bf3a71552e249e10acba5c.jpg ]



[画像7: https://prtimes.jp/i/70070/102/resize/d70070-102-5227adc7a03889737b23-6.png ]


5.用語・補足
※1 AM
 Additive Manufacturing(アディティブマニファクチャリング)の略。3Dプリンティングとしても知られており、素材を1層ずつ積層して、3次元形状の製品を作成する製造方法のこと。

※2 ピーニング加工
表面処理加工の一つ。部品に無数の小さな金属球を高速で打ち付けたり、ハンマーなどで打ち延ばしたりすることで、金属を塑性変形させ、圧縮応力を付与する加工法。これにより部品の疲労強度が向上し、部品の寿命を延ばすことができる。金属部品の割れや変形を防ぐために行う。

※3 メディア
代表的なピーニング加工法「ショットピーニング」で使用する、投射材のこと。鉄、ガラス、樹脂など材質は様々で、対象部品に合わせたメディアを高速で投射し打ち付けることで、ピーニング加工を行う。

※4 アブレシブ懸濁液
水にアブレシブ(=研磨材)を混ぜて濁った状態の液体。CASFではこの液中で高圧水を噴射することにより、研磨材が対象部品に作用して効果が得られる。

■関連URL(スギノマシン公式Webサイト)
・CWJP/CASF テスト加工・受託加工のご案内
https://www.sugino.com/site/support/cwjpcasf-test.html
・CWJP(キャビテーションウォータージェットピーニング)技術
https://www.sugino.com/soshiki/waterjet/cwjp.html
・CASF(キャビテーションアブレシブサーフェスフィニシング)技術
https://www.sugino.com/soshiki/jetmachine/casf.html

<本件に関する報道関係者からのお問合せ先>
株式会社スギノマシン
精密機器事業本部 技術統括部 応用開発部 応用開発一課 二係
TEL:(076)475-5112

<会社概要>

■会社名:株式会社スギノマシン
■代表者:代表取締役社長 杉野良暁、代表取締役副社長 杉野岳
■本社所在地:〒936-8577 富山県滑川市栗山2880番地
■TEL:(076)477-2555(代)  ■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
■URL:https://www.sugino.com/ 
-以上-

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