大ヒットの世界初企画!ECMレーベルの SA-CDハイブリッド盤第3弾、キース・ジャレット、チック・コリア、パット・メセニーの名盤3作を9/6タワレコ限定でリリース
PR TIMES / 2017年7月25日 12時32分
TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION Vol.3 The Most Beautiful Sound Next To Silence(沈黙の次に美しい音)
タワーレコードでは、ユニバーサル ミュージック合同会社の協力の下、ドイツの名門レーベルECM Recordsの傑作アルバムを世界で初めてSA-CD化し、完全限定プレス作品としてタワーレコード限定にて発売する大人気シリーズ企画「TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION」の第3弾として、キース・ジャレット、チック・コリア、パット・メセニー・グループの傑作3作(いずれも3,500円+税)を9月6日(水)にタワーレコード限定ならびに数量限定にて発売します。
タワーレコードが第3弾としてセレクトした作品は、これまでに引き続き、キース・ジャレット・トリオ 『スタンダーズ Vol.2』、チック・コリア『A.R.C.』、パット・メセニー・グループ『オフランプ』の3作で、もちろんSA-CD化されるのは世界で初めて[1]となります。ECMレーベルの中でも人気が高いこの3作品の“新たな音世界”を完全限定プレスで高音質盤にてリリースする本企画は、まさしく一期一会の機会となります。
第3弾もシリーズ総監修をオーディオ、音楽評論における第一人者の和田博巳氏が務め、作品解説はライター/ジャーナリストの原田和典氏が担当しています。
本企画は、2017年、「JAZZ100周年」に相応しい、超大型施策としてタワーレコード全店ならびにタワーレコード オンラインにて取組んでいきます。
[1] (注)…過去マンフレート・アイヒャーがプロデュースに携わっていない、スティーヴン・ハートキー『Tituli/Cathedral In Thrashing Rain』がECM New Seriesよりアメリカ限定でSA-CDの企画盤としてリリースされています。
■TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION第3弾ラインナップ
【アーティスト/タイトル】
キース・ジャレット『スタンダーズ Vol.2』
[画像1: https://prtimes.jp/i/25445/62/resize/d25445-62-256319-0.jpg ]
チック・コリア『A.R.C.』
[画像2: https://prtimes.jp/i/25445/62/resize/d25445-62-386020-2.jpg ]
パット・メセニー・グループ『オフランプ』
[画像3: https://prtimes.jp/i/25445/62/resize/d25445-62-639891-1.jpg ]
【発売日】 2017年9月6日(水)
【価格】 3,500円+税
【企画・販売】 タワーレコード株式会社
【制作・発売】 ユニバーサル ミュージック合同会社
【販売】 全国のタワーレコード、タワーミニ、タワーレコード オンライン限定発売
※タワーレコード オンライン内商品ページ
:http://tower.jp/article/feature_item/2017/07/25/0102
■ ECM SA-CD HYBRID SELECTION Vol.3 作品について
本シリーズでは、これまでキース・ジャレット、チック・コリア、パット・メセニーの3アーティストのECMでの傑作をSA-CD化してきました。第3弾のラインナップもこの3人をチョイス。キース・ジャレット、パット・メセニーは、第2弾でリリースしたタイトルの続編にあたる作品を、チック・コリアはECM初録音となったトリオ編成の名盤をチョイスしました。
*キース・ジャレット・トリオ 『スタンダーズ Vol.2』
1983年1月NYパワー・ステーションで行われた、キース・ジャレットのトリオとしての初セッションはECMから3枚のアルバムとなって世に出ています。最初が’83年にリリースされたスタンダーズ・トリオ誕生を告げた『スタンダーズVol.1』、’84年には即興演奏のみで構成された『チェンジズ』、そして’85年にお目見えしたのが本作で、スタンダーズ・トリオとしての2枚目のアルバムとなります。
1曲目“ソー・テンダー”がいきなりキース・ジャレットの“オリジナル”というのが意表をつかれますが、この美しくリリカルなメロディを持ったナンバーが絶品で、このアルバムに溢れている“愛”や“優しさ”を示唆しています。後半3曲の名スタンダード“ネヴァー・レット・ミー・ゴー”、“イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー”、そして“アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥ・イージリー”はタイトルを続けて読むとまるで何かのラヴ・ストーリーの世界にいるようにも感じられ、その演奏も最高にロマンティックな名演となっています。
オリジナル録音はECMの名エンジニアとして名高いヤン・エリック・コングスハウクが手掛けています。
*チック・コリア『A.R.C.』
本シリーズでSA-CD化してきたチック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』『クリスタル・サイレンス』の2作がレコーディングされた前年、’71年ドイツ、ルートヴィヒスブルクにて収録された、チックのECM初セッションが本作です。この後、“サークル”という4人組アヴァンギャルド・グループを結成し、『パリス・コンサート』というライヴ名盤を残すことになりますが、その母体となった、デイヴ・ホランド(b),バリー・アルトシュル(ds)でのトリオによるスリリングな演奏がここでは聴けます。
1曲目はマイルス・デイヴィスの“黄金のクインテット”後期のウェイン・ショーター作曲の名曲で始まります。イントロのソロ・ピアノ、ベース、ドラムスが加わってからのテーマ部分、そしてその後のインプロヴィゼーションまで、チックのピアノはどこまでも飛躍し、3者の自由度の高いプレイは10分近くに及びます。他はすべてオリジナル曲で固められ、チック・コリアの活動初期のフリー度の高い音楽性を知る一作です。
オリジナル録音のエンジニアはECM初期傑作を手掛けているクルト・ラップが担当。
*パット・メセニー・グループ『オフランプ』
パット・メセニー・グループ(PMG)の第3作目にあたる’82年のアルバムであり、サウンド、メンバー面でも大きな変化を迎えた傑作です。
まず、現在のパット・メセニーのギター・サウンドに欠かすことのできないギター・シンセサイザーの導入は本作が初。メンバー面ではベースがマーク・イーガンからスティーヴ・ロドビーにチェンジし、ピアノ&キーボードのライル・メイズに続く、その後のPMGのキーマンが加わっています。さらに、ブラジリアン・パーカッショニストのナナ・ヴァスコンセロスが参加、これはメセニー、メイズ・コンビによる’81年のECMの傑作『ウィチタ・フォールズ』での共演がきっかけとなっています。
楽曲面でもPMGのレパートリーの中で傑出したナンバーが収録されており、2曲目の“ついておいで”はゆるやかなボッサのリズムの上で遠い記憶を呼び覚ますようなメセニーのシンセ・ギター・ソロが印象的な名曲、6曲目の“ジェームズ”はキャッチーなメロディに何度聴いても心和む一曲です。
オリジナル録音はECMの名エンジニアとして名高いヤン・エリック・コングスハウクが手掛けています(1曲のみ別のエンジニアが担当)。
シリーズ監修者、ライナー執筆者紹介
*監修、試聴ポイント解説・・・和田博巳氏(オーディオ評論家)
主な執筆媒体:Stereo Sound、HiVi、Digi Fi、Bestsound等
*作品解説・・・原田和典氏(ライター/ジャーナリスト)
主な執筆媒体:JAZZ JAPAN、ミュージック・マガジン等
■ECM SA-CD HYBRID SELECTIONの特徴
・世界初、SA-CD化音源
・SA-CD層は“オリジナル・アナログ・マスターテープから、今回の発売のために制作した2017年最新DSDマスター”を使用し、ECM自ら最新マスタリング
・ECMの監修の下、新マスタリングを担当したのはキース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル(キース・ジャレット/ チャーリー・ヘイデン『ジャスミン』、同『ラスト・ダンス』etc)
*解説書には、新規序文解説と新たな作品解説を収納
レーベル創設者マンフレート・アイヒャーの音へのこだわりは半端ではありません。それゆえ、ECMはCDが誕生した際にのみ新たにマスターを制作しましたが、以降様々なフォーマットのディスクが誕生しても新たにマスターを制作したことはありませんでした(一部、国内盤SHM仕様CD発売時に許可が出た事があるのみ*注:マスター変更はなし)。実現困難と言われたEMCオリジナル・アナログ・マスターからDSDへのフラット・トランスファーは、ECM自らが最新マスタリングを施し、タワーレコードの限定企画盤として初めてシリーズ化されました。尚、CD層は従来のマスターとなります。
※SA-CDハイブリッド盤は通常のCDプレイヤーでも再生可能です。
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