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新素材「CLT」を採用した木造エコハウス エコライフ・フェア2014に登場!

PR TIMES / 2014年6月2日 10時45分

新しい木質素材で建設した「木造の家」が6/7(土)・8(日)代々木公園にて公開

コンクリートに替わる建築材料として、ヨーロッパで普及が進んでいる木質材料CLT(Cross Laminated Timberの略称)を、国産のスギを使用して製造し、構造材として使用した木造のエコハウス「Fun to Share ハウス」が、2014年6月7日(土)・9日(日)に開催される「エコライフ・フェア2014」(主催:環境省)にて公開されることをここにお知らせします。



 
 このCLT を使用した木造のエコハウス「Fun to Share ハウス」は、先に開催された「第9回ロハスデザイン大賞2014 新宿御苑展」(主催:一般社団法人ロハスクラブ/共催:環境省)/2014年5月16日~18日開催・来場者数41,537人)にて公開されたものです。今回は、同展に引き続き、エコライフ・フェア2014に移設することになりました。

 この木造のエコハウスに使用したCLTとは、木製の大判パネルで、ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着したものです。CLTは寸法安定性・断熱性・遮音性・耐火性が高いというメリットがあり、これまでコンクリートで建てられていた建築を木造に置き換えることができる構造材として期待されています。
 CLTの建物は、高い断熱性による省エネ効果だけでなく、優れた耐震性、施工の容易さ、施工の速さ、そして鉄筋コンクリートと比べての軽さも大きな魅力です。また、持続可能で環境に配慮した技術という観点から、国産木質資源の有効活用による国産材の使用率の向上と温室効果ガスの重要な吸収源である森林の持続可能な保全につながるものです。また、CLTは、製造時のCO2排出量が鉄骨や鉄筋コンクリートに比べて小さく、住宅のライフサイクルアセスメント(LCA)としても、CO2排出量削減効果が高いとされています。特に日本においては、現在、伐採適齢期を向かえているにもかかわらず、使用量が極めて少ない国産のスギ材が、CLTの普及によってスギ材の需要が拡大し、広葉樹への転換植樹など、バランスの取れた森林育成にもつながることが期待されています。
 CLTを使用した建物は日本ではまだほとんど例がなく、設計法や材料の基準等の整備が進められていますが、この度の展示で、その環境性能や優位性はもちろん、建物としての魅力が日本でも広く認知される機会となるはずです。

CLTを活用した木造のエコハウス「Fun to Share ハウス」は、環境省の低炭素社会実現に向けた新しいキャンペーン「Fun to Share」の一環として、一般社団法人ロハスクラブ、株式会社エヌ・シー・エヌとYKKAP株式会社が建設を行い、設計の監修を、フジテレビ本社ビルや長野オリンピック記念アリーナの構造設計を手掛けた播繁氏が行います。

エヌ・シー・エヌは、播繁氏と共に、木造でありながら鉄骨や鉄筋コンクリート構造で用いられるラーメン構造を取り入れたSE構法を開発し、木造建築の可能性を広げてきましたが、今後はCLTを用いた建築の開発も積極的に行い、日本の木造建築の可能性をさらに広げていく取り組みを行っていきます。


■「エコライフ・フェア2014」概要
催事名称: エコライフ・フェア2014
http://www.ecolifefair.go.jp/
テーマ: 未来をかえる暮らしの提案
主催: 環境省
共催: 渋谷区
開催場所: 都立代々木公園(ケヤキ並木・イベント広場)
開催期間: 平成26年6月7日(土)11:00~17:00  6月8日(日)10:00~17:00
後援: 文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、観光庁、東京都、渋谷区教育委員会、(一社)日本新聞協会、(一社)日本民間放送連盟


■CLTを採用した木造のエコハウス
「Fun to Share ハウス」について  http://www.ecolifefair.go.jp/2014/midokoro_05.html
「Fun to Share ハウス」。それは、環境省が呼びかける「Fun to Share/みんなでシェアして、低炭素社会へ」を実現するための豊かな家づくり・暮らしづくりの提案です。
 ドイツ発祥の超省エネ住宅のパッシブハウスを基本とし、陽射しや風通しなど、自然の恵みを充分に活用できる耐震性にも優れた日本の気候風土に適したパッシブ住宅の提案、それが「Fun to Share ハウス」です。さらに、CO²の重要な吸収源で日本の森林育成に貢献する、国産間伐材でつくられた厚型パネルを用いて建てるCLT技術を国内初採用。また、建物の断熱化をはかるには、窓の高断熱化が不可欠であるため、世界トップクラスの断熱性能の窓を採用し、そこに家具などのインテリア商品を配置していきます。
 さらに、エクステリアにおいては、グリーンカーテンや蓄熱と通風効果の高いサンルーム、保水性の高いタイルを利用した土間を設置、日射遮蔽や風配、打ち水による蒸散効果など、ローエネルギーで楽しい快適なライフスタイルを提案します。そのほか、電気自動車や蓄電池など環境に優しい技術をふんだんに取り入れています。低炭素社会につながる様々な知恵と技術を集めたエコハウス「Fun to Share ハウス」。低炭素住宅は、エコであることはもちろん、人や家族にとっても健康なお家・暮らしを実現していますので是非体感してください。

<躯体デザイン・設計・施工> エヌ・シー・エヌ/銘建工業/YKK AP/適材適所の会
<制作協力> TOTO/大建工業/東京ガス/日産自動車/ニチコン/フォーアールエナジー/国土緑化推進機構

■株式会社エヌ・シー・エヌについて
 株式会社エヌ・シー・エヌは、全棟構造計算書付きの木造躯体であるSE構法を、独立系住宅ビルダーや工務店で構成されるSE構法登録施工店を通じて、全国のユーザーへ供給しています。(URL:http://www.ncn-se.co.jp
創業以来、全棟構造計算・全棟性能保証を実施し、延15,124棟(2014年3月末実績)の構造計算を行ってまいりました。
SE構法とは、コンピュータ制御による高精度プレカットによって加工された構造用集成材を軸組に採用し、接合部にNCN独自開発によるSE金物を使用することによって、圧倒的な構造強度を実現、大空間や大開口を可能にした木造の構法で、1997年に木造住宅として初めて建築基準法旧第38条大臣一般認定を取得しました。また、CADと連動した立体応力解析を物件ごとに行うことで、安全性が明確に検証された、真に安心して建てることのできる住宅として注目されています。SE構法の施工は、NCNが開催する講習を受け試験に合格した登録施工店の施工管理技士が管理を行います。現在502社(2014年3月末現在)が「SE構法登録施工店」として活躍しています。※本文中記載の社名、及び商品名は各社の商標または登録商標です。

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