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メキシコの火力発電所でデジタル技術を活用した運用効率向上に関する実証実験を開始

PR TIMES / 2019年11月1日 13時35分

― 東芝グループが三井物産とデジタルトランスフォーメーション分野で共創 ―



東芝デジタル&コンサルティング株式会社
東芝エネルギーシステムズ株式会社 

 東芝デジタル&コンサルティング株式会社(以下、TDX)は、三井物産株式会社(以下、三井物産)と、同社出資先であるエムティーファルコンホールディングス社(メキシコ、三井物産40%出資)の保有するサルティージョ火力発電所の運用効率向上に向けた実証実験を行うことに合意し、このほど覚書を締結しました。東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、ESS)は、発電所への機器供給やサービス事業等の専門的な知見を提供することで、本実証実験に参画します。
 
 今回行う実証実験では、同発電所の蒸気量や温度、圧力などの運転データをデジタルツイン技術(注)でリアルタイムに解析すると共に、機器の異常予兆検知により故障リスクを抽出することで、熱効率および発電所の稼働率の向上につなげます。実証実験は本日から7カ月間を予定しています。
 
 電力業界では、再生可能エネルギーの導入拡大などに伴う電力価格の低下や発電所の経年劣化を背景に、国内外で収益力強化の観点から発電所の運用効率向上に対するニーズが高まっています。
 
 そのような中で、TDXは、ESSとともに三井物産と本年4月から、同発電所において実現可能性調査を実施してきました。東芝グループが長年培ってきた発電機器およびデジタルソリューションにおけるノウハウ、および具体的な改善施策を提供できる提案力が評価され、さらなる東芝グループのソリューションの有効性の検証を行う為に、今回の覚書締結に至りました。
 
 東芝グループは、三井物産とデジタルトランスフォーメーション(DX)分野で提携しており、三井物産が取組んでいる、デジタルパワーを活用した既存事業の良質化や新たなビジネスモデルの創出に、共同で取り組んでいます。今回の取り組みは、その一環です。
 
 東芝グループは、「世界有数のサイバー・フィジカル・システム(CPS)テクノロジー企業」を目指しており、既に発電分野においても国内の発電所においてデジタル技術を用いた運用効率向上に向けた取り組みを行っています。今後も、三井物産をはじめとするパートナーとの共創により、成果共創型のデジタルビジネスを創出することで、高収益で継続性の高いビジネスモデルへの転換を図り、事業拡大を目指します。

(注)デジタルツイン:現場の出来事をデジタル上に忠実・精緻に再現し、高度なシミュレーション・将来予測分析や過去事象分析につなげること。

<サルティージョ火力発電所の概要>
発電所所在地:メキシコ合衆国コアウイラ州サルティージョ
事業者:エムティーファルコンホールディングス社(三井物産40%出資)
発電規模:248MW
発電方式:コンバインドサイクル発電
運転開始:2001年
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=SH9s7q4yAqE ]

<サルティージョ火力発電所の全景>
[画像: https://prtimes.jp/i/32322/73/resize/d32322-73-979527-0.jpg ]

※東芝エネルギーシステムズの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.toshiba-energy.com/

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