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【東芝】研究開発新棟「イノベーション・パレット」で省エネとセキュリティを進化させる先進実証を開始

Digital PR Platform / 2024年4月12日 10時46分

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2024-4-12
株式会社 東芝


研究開発新棟「イノベーション・パレット」で省エネとセキュリティを進化させる先進実証を開始
~1,000人が働くオフィス「ライブ実験場」で、「運用デジタルツイン」を活用しサービスを検証・進化~

概要
 当社は、研究開発新棟「イノベーション・パレット」(以下、新棟)の執務エリアにおいて、カーボンニュートラルおよび安心・安全なセキュリティの実現に向け、人流などを推定して照明や空調などを快適かつ最適に制御する「省エネ実証」と、当社の映像解析AIとセコム株式会社のセキュリティロボットcocobo(*1)を連携させた「セキュリティ実証」を開始しました。館内に設置したセンサー・カメラを含む各種設備から収集するデータを用いて空間・人・エネルギーなどを認識し、設備の適切な制御や最適化につなげる「運用デジタルツイン(*2)」を活用します。

 当社グループは、技術の最重要拠点として本年2月に新棟を開所し、カーボンニュートラルなど地球規模の課題解決に向け、社内外との共創による革新的技術の開発と社会実装の加速に取り組んでいます。当社グループで開発した設備・サービスやお客様・パートナーとのアイディアを実践的な環境で素早く運用・試行・進化させるため、本実証では、新棟を「ライブ実験場」として使用し、1,000人規模の従業員が働く執務エリアでさまざまな設備を普段通り使用しながら、並行して先進技術の実証ができる環境(テストベッド)を構築しました。当社グループのAI及び設備運用の先端技術を駆使して、多様な技術や機能を組み合わせたオープンな検証とお客様・パートナーとの共創を進めていきます。

実証の内容
1.快適性とエネルギー削減を実現する省エネ実証
 運用デジタルツインを活用し、利用者の快適性とエネルギー削減を同時に提供する実証を行います。建物内に設置したセンサー・カメラを含む各種設備から空間・人・エネルギーなどフィジカル(実世界)のデータを集めてサイバー(仮想)空間にリアルタイムに再現します。次に、当社独自のAIや最適化エンジンを活用し、サイバー空間においてデジタル試運転を行います。デジタル試運転では、低コストかつ高精度に人の流れを推定します。そして、人が発する熱エネルギーの負荷を考慮した上で、季節の変化や建物の利用状況に応じて照明・空調・ブラインド制御などのエネルギー削減効果をシミュレーションし、得られた結果からベストな施策を導き出して実際の設備制御に反映させます。
 各種設備は、ソフトウェア・ディファインド化(*3)により、設備の機能を遠隔から管理・カスタマイズ・更新することができ、実証で収集したデータをAIが学習することで、より良いサービスへ進化し続けます。また、当社の設備だけでなく、他社の設備も含めて、各機能を柔軟に組み合わせたサービスの検証が可能で、お客様・パートナーとの共創・PoC(Proof of Concept、概念実証)の場として活用することができます。

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