ホール、スタジアム、野外などの大規模コンサート音響に対応、ヤマハ デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」にコンポーネントを追加
PR TIMES / 2017年4月4日 19時53分
小型のコントロールサーフェスとネットワークカードを追加、既存モデルも機能を強化
ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」のコントロールサーフェス『CS-R10-S』を6月に、専用ネットワーク用TWINLANeカード『HY256-TL-SMF』を7月に発売します。また、「RIVAGE PM10 ファームウェアV1.5」を7月にリリースします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10701/77/resize/d10701-77-190994-0.jpg ]
<価格と発売日>
品名:コントロールサーフェス
品番:CS-R10-S
価格:オープンプライス
発売日:2017年6月
品名:TWINLANeカード
品番:HY256-TL-SMF
価格:オープンプライス
発売日:2017年7月
<製品の概要>
当社は、1887年の創業以来、楽器の分野だけでなく音響機器の分野においても革新的な製品を提供してきました。2001年に発売した「PM1D」は、大規模ライブSR(Sound Reinforcement:コンサート用音響)に特化したフルデジタルコンソールとして、その卓越した音声処理技術、高度な機能性と信頼性により、以後のライブコンサートや劇場における音響システムに大きな変革をもたらしました。そして2015年には、ホール、スタジアム、野外などでの大規模ライブSRにおける新世代フラッグシップモデルとなるデジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」の出荷を開始、これまでに世界各地の大規模コンサートの現場で使われ、サウンドクオリティ、操作性、信頼性、拡張性などで高い評価を得ています。
コントロールサーフェス『CS-R10-S』は、発売中のコントロールサーフェス「CS-R10」の約3分の2のサイズを実現したモデルです。高い操作性はそのままに、「CS-R10」との組み合わせやメイン/モニター用など、さまざまな用途に対応できます。また、『HY256-TL-SMF』は、シングルモードファイバーに対応したTWINLANeカードで、デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」の伝送距離の長距離化を実現します。
さらに、最新のファームウェアV1.5は、今回発表した新コンポーネントへの対応に加え、Eventide社のウルトラハーモナイザー「H3000 Live」やDan Dugan Sound Design社のオートマチックミキサーなど、さまざまなプラグインを新たに搭載します。
詳細は以下の通りです。
<主な特長>
1.省スペースのコントロールサーフェス『CS-R10-S』
デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」は、マイクやアンプ等を接続する入出力カードと「I/Oラック」、ミキシングやエフェクトなどの信号処理を行う「DSPエンジン」、操作部となる「コントロールサーフェス」、これらをネットワーク接続するための専用カードで構成されます。
『CS-R10-S』は、発売中のコントロールサーフェス「CS-R10」の約3分の2のサイズを実現したもので、高い操作性はそのままに、さまざまな用途に対応できます。また、Dual Console機能(将来アップデートにて対応予定)により、DSPエンジン「DSP-R10」に対して2台の「CS-R10」または「CS-R10-S」を接続することができます。会場の規模や設置スペースに応じて、FOH(客席)とモニターポジション(ステージ袖)のそれぞれに「CS-R10-S」を設置したり、「CS-R10」のサイドカー(拡張用)として「CS-R10-S」を組み合わせる、といった使い方に対応できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10701/77/resize/d10701-77-299484-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/10701/77/resize/d10701-77-828881-2.jpg ]
2.シングルモードファイバーに対応したTWINLANeカード『HY256-TL-SMF』
[画像4: https://prtimes.jp/i/10701/77/resize/d10701-77-214432-3.jpg ]
デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」の「I/Oラック」と「DSPエンジン」は、最大400chのオーディオネットワークを構築できる専用のTWINLANeネットワークで接続します。マルチモード光ファイバーケーブルを用いるTWINLANeカード「HY256-TL」に対し、『HY256-TL-SMF』ではシングルモード光ファイバーケーブルで接続できるようになります。このとき、カード間の最大ケーブル長は2km、TWINLANeリングの合計ケーブル長は6kmに対応します。
3.ハーモナイザーやオートマチックミキサーの機能が追加となるファームウェアV1.5
システムの最新のファームウェアV1.5は、今回発表した新コンポーネントへの対応に加え、Eventide社のウルトラハーモナイザー「H3000 Live」やDan Dugan Sound Design社のオートマチックミキサーなど、さまざまなプラグインを新たに搭載します。
「H3000 Live」は、極上のサウンドエフェクトとして多くのエンジニアやミュージシャンに愛用されているEventide H3000 Ultra-Harmonizerをライブユースに最適化した新開発のハーモナイザーです。ピッチシフト、ディレイ、リバーブ、モジュレーション、フィルターなどさまざまなモジュールを搭載したパワフルなプロセッサーで、それらのモジュールを有機的に結合するアルゴリズムを搭載しています。
Dan Dugan Sound Design社の「オートマチックミキサー」は、最大64チャンネルのスピーチマイク回線のゲイン配分をリアルタイムで自動最適化し、まるで複数の優れたオペレーターが操作をしているかのような、自然な音量制御を実現します。さらにハウリングやコムフィルターの発生を抑制するなど、さまざまな恩恵も得られ、台本がないスピーチ現場でも、個々のフェーダー操作に煩わされることなく、質の高い安定したミックス作業を行えます。
※ デジタル・ミキシング・システム「RIVAGE PM10」と今回の新製品の詳細は、ヤマハ プロオーディオサイトをご参照ください。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/mixers/rivage_pm10/
ヤマハ プロオーディオサイト
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
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