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高齢者詐欺の巧妙な手口を心理学者がマンガで解説しました!「マンガでわかる! 高齢者詐欺対策マニュアル」発売です

PR TIMES / 2016年12月21日 12時14分

『マンガでわかる! 高齢者詐欺対策マニュアル』を、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場 弓子、本社:東京都千代田区)より発売いたしました。年々高齢者の被害総額が膨れ上がる通称「オレオレ詐欺」これだけ有名になり、注意喚起されても被害額が増え続けるのは手口がどんどん巧妙になっていくからです。あなたの近くで被害者を出さないためにもご家庭に常備したい一冊です。



[画像: https://prtimes.jp/i/18193/80/resize/d18193-80-662954-0.jpg ]

●あまり知られていない高齢者詐欺の恐ろしさ
高齢者を狙った振り込め詐欺の被害額は「オレオレ詐欺」という言葉が知られるようになった2003年が約43億でした。その後被害額は増加を続けて2015年は約500億に膨れ上がっています。しかも、この金額は警察に届け出のあった数字であり、被害額が10万20万程度の場合「忘れたい」「恥ずかしい」といった心理が働いて泣き寝入りしている人が多いのです。つまり明らかになっている被害額は氷山の一角と考えられています。また、あまり知られていないのですが被害者の苦しみはお金だけの問題では済まされません。被害にあった後は本人のプライドがズタズタに傷つく上に家族などから不用意な行動を責められ、心身ともに追い詰められてうつ状態となったり、最悪の場合、自殺してしまうケースさえあります。そして今度は遺族が苦しむ状況になります。このような苦しみの連鎖も高齢者詐欺の恐ろしい点なのです。
「自分は大丈夫」が一番危ない

高齢者詐欺のニュースを見聞きすると、なぜそんな手口にだまされてしまうのか不思議に思う人がほとんどだと思います。私たちは普段詐欺にあうことなど想定はしていませんし、それについて対策を考えることもありません。しかし、犯人たちは四六時中詐欺の手口について考え抜いている連中なのです。例えば「電車の中にかばんを忘れた。駅から連絡がきたらよろしく。」と息子から電話がきたあとに、実際に駅から連絡が入り身元確認として名前や住所、会社名などを聞かれます。ここですっかり信用した被害者は、その後息子から「かばんに入っていた会社の小切手が盗まれた。これを今日中に振り込まないと会社が大変なことになる。一時立て替えてほしい」と連絡が入り数百万を会社の同僚と名乗る人物に渡してしまう、という被害がありました。このケースは犯人が「親が子どもを思う気持ち」に加えて「会社に迷惑をかける」「時間に猶予がない」など巧妙に心理的なプレッシャーを与えて被害者をパニック状態にしています。こうなると人はニュースを見ているときのような冷静な判断はできないものなのです。
怪しいと思ったら周りに相談をする

従来からある悪徳商法や振り込め詐欺などのほか、最近ではインターネットを利用した詐欺やオリンピック関連、仮想通貨関連など実にさまざまな手口が増えています。こうなると詐欺行為は自分や家族の身に「いつかくる」のではなく「きっとくる」と考えていなければなりません。有効な対策としては、少しでもあやしいと感じたらもちろん、不審な部分がなくても、とにかくお金が絡んだ時点で躊躇せず周りの人に相談することです。信用できる第三者の判断が犯行を未然に防いでくれます。ここで大切なポイントは被害者が第三者に連絡するのを防ぐために犯人側は「会社のお金を使い込んだ」「不倫相手が妊娠した」「痴漢で捕まり示談金が必要だ」など他人に相談しにくい状況を設定してくるのを承知しておくことです。身近に相談できる人がいない場合は警察でも相談にのってくれます。#9110(シャープ9110)と電話すると最寄りの警察署の相談窓口につながります。犯人がプロならば警察もプロです。高齢者詐欺に関する有益なアドバイスを提供してもらえるはずです。
本書の著者は「だます手口」や「だまされる人の心理」を長年にわたって研究している心理学者です。世の中にはさまざまな詐欺のパターンがありますが、巻頭のチャートテストに答えるとその人が特にだまされやすい詐欺のパターンが分かるようになっています。また、詐欺の実例をストーリー仕立てのマンガで解説しているので巧妙な手口がリアルに伝わってきます。本書の執筆にあたっては警視庁の特殊詐欺対策室長にご協力をいただいています。本書には悲惨な詐欺の被害にあわないために知っておくべきことが満載です。帰省の際にはぜひご家族にもご一読をおすすめください。
書影

【目次】
第1章 なぜ、人はカンタンにだまされてしまうのか?
第2章 ますますエスカレートするだましのテクニック
第3章 「あやしい」と感じたら迷わず行動を!
第4章 悪徳商法の汚い手口からどう身を守る?
第5章 だまされたときはどうすればいい?
「あなたがだまされやすいのは、ずばりこの手口」チャートテスト付き

【著者プロフィール】
西田公昭(にしだ きみあき)
1960年徳島県生まれ。立正大学心理学部教授、博士(社会学)。84年関西大学社会学部卒業。91年静岡県立大学助手。94年スタンフォード大学客員研究員。2003年静岡県立大学准教授を経て現職。カルト宗教のマインド・コントロール研究や詐欺・悪徳商法の心理学研究の第一人者として新聞やテレビなどのマスメディアでも活躍。オウム真理教事件や統一教会などの多数の裁判で鑑定人および法廷証人として召還される。主な著書に『マインド・コントロールとは何か』紀伊國屋書店『「信じるこころ」の科学』(サイエンス社)『だましの手口』(PHP研究所)などがある。

【書籍情報】
タイトル:『マンガでわかる! 高齢者詐欺対策マニュアル』
定価  本体1600円
発売日: 2016.12.16
単行本:四六判・ソフトカバー/160ページ 
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN: 978-4799320075
ディスカヴァーサイト:http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799318683


【販売サイト】
Amazon  https://www.amazon.co.jp/dp/4799320076/
楽天ブックス http://books.rakuten.co.jp/rb/14592675/
セブンネット http://7net.omni7.jp/detail/5110365263
ディスカヴァー・トゥエンティワン http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799320075

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