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物流2024年問題対策、AIが配送計画を自動作成する新機能を提供開始、容積計算機能も追加し貨物の積み付けも効率化、実証実験で配送コストを3割削減

PR TIMES / 2024年8月28日 11時45分

~三菱倉庫、トラスコ中山、日本通運などGWES稼働拠点が計50と好調に拡大~



物流領域でテクノロジーを活用するLogiTech企業のGROUND株式会社(読み:グラウンド、本社:東京都江東区、代表取締役社長CEO:宮田 啓友、以下GROUND)は、この度、自社開発・提供する物流施設統合管理・最適化システム『GWES(ジーダブリューイーエス)』の新たな機能として、AIにより配送計画を自動作成する『Delivery Optimizer (デリバリー オプティマイザー)、以下DO』の提供を開始します。
さらに、商品の箱詰めやトラックへの貨物積み付け時の容積計算で活用できる新機能『Loading Optimizer(ローディング オプティマイザー)、以下LO』の提供も開始します。なお、『DO』『LO』ともに『GWES』を導入していない企業でも利用可能です。

複数の荷主企業との実証実験においては『DO』と『LO』の機能を連携することで、小売業の企業ではチャーター便の台数を38%削減、卸売業の企業では宅配便・路線便の委託コストを30%以上削減しています。『DO』『LO』は、倉庫管理システム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)とAPIで連携するため、大掛かりな基盤構築は不要で導入コストや導入期間の削減を実現します。

なお『GWES』は、三菱倉庫株式会社、トラスコ中山株式会社、日本通運株式会社などに導入されており、稼働拠点が計50拠点と好調に拡大していることをあわせてお知らせします。

『GWES』詳細:https://www.groundinc.co.jp/services/gwes/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19139/91/19139-91-92e6d053412cde5d5d4b571165bab050-1398x841.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■新機能提供の背景と経緯
物流は生活に欠かすことのできないライフラインの一つである一方で、物流業界におけるいわゆる2024年問題「ドライバーの確保が難しい」「これまでのリードタイムやコストでの輸送が難しい」などの課題は深刻化しています。特に配車計画業務では、従来は担当者が出荷における様々な制約条件や、自社便・チャーター便・宅配便・路線便などの複数の輸配送手段、そしてこれらの膨大な組み合わせを考慮しながら配車を確定させる必要がありました。配送計画業務は長年の経験に基づく属人性が高く、将来的な持続可能性確保の観点から、デジタル化を通じた標準化・効率化に対するニーズがますます高まっています。

このニーズに対しGROUNDでは2018年よりアルゴリズムの研究開発を進めてまいりました。2021年には、株式会社NTTロジスコの「輸配送計画自動化システム」開発において、GROUNDの「経路計算」および「積み付け計算」のアルゴリズムが採用され、実証実験では配車担当者の稼働時間を25%削減、輸配送コストを5-10%削減という結果を得ることができました。

そこでGROUNDでは、より多くの企業がこのアルゴリズムを利用しやすくなる環境を整えるため『GWES』の機能として『DO』を新たに開発しました。
■新機能について
『DO』は、AIにより配送ルートやトラックへの積み付け等を最適化した輸配送計画を自動作成するもので、配送費の削減やトラックドライバーの荷待ち時間削減、業務の属人化の解消に寄与します。
また、輸配送計画のノウハウをシステム化することで、業務の標準化を実現し、誰でも効率的な輸配送計画が立てられるようになります。これにより熟練者の確保が困難になるリスクの軽減にもつながり、深刻な人手不足が懸念されている物流2024年問題解決の一手になると考えています。
さらに、商品の箱詰めやトラックへの貨物積み込み時の容積計算で活用できる新機能『LO』と連携することで、積載効率の向上や最大化を実現し、更なるコスト削減につなげます。

GROUNDは、今後も『GWES』の継続的な機能拡充と提供を通じ、テクノロジーを活用した物流の発展に貢献してまいります。

新機能『DO』『LO』機能の詳細はこちら: https://www.groundinc.co.jp/services/gwes/so/
■ 物流施設統合管理・最適化システム『GWES』について
『GWES』は、GROUND Warehouse Execution Systemの略で、GROUNDが自社開発したWES (Warehouse Execution System: 物流施設運用管理システム)です。物流施設の作業進捗・作業量・要員・在庫・動線に関わる可視化・最適化を行う機能を提供しています。
ミドルウェアとなる共通データ基盤と、AIを適用した各種機能モジュール群で構成されている汎用性・拡張性の高いパッケージシステムである点が特徴です。三菱倉庫、日本通運をはじめ物流事業者、機械工具卸売商社のトラスコ中山、製造業の企業を中心に計50拠点に採用され、全国で稼働が開始されています。

『GWES』詳細:https://www.groundinc.co.jp/services/gwes/
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19139/91/19139-91-4e176a54d90f9c5cb4ba7323e870458e-3704x1706.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「GWES」の機能モジュール一覧(今回導入したモジュールを赤枠で表示)

■ 参考プレスリリース
・GROUND、AI物流ソフトウェア『DyAS(ディアス)※』を三菱倉庫へ提供(2020年4月30日)
 URL:https://www.groundinc.co.jp/newsroom/pressrelease/20200430
 ※『DyAS』は2021年8月に『GWES』へ統合

・GROUND、『GWES』の最新機能群をトラスコ中山のプラネット埼玉およびプラネット愛知へ導入(2023年10月2日)
 URL:https://www.groundinc.co.jp/newsroom/pressrelease/20231002

・日本通運のグローバル物流プラットフォームにGROUNDの『GWES』導入、今夏に本格稼働へ、2025年にはグローバル展開を目指す(2024年4月3日)
 URL:https://www.groundinc.co.jp/newsroom/pressrelease/20240403
■ GROUND株式会社について
GROUNDは、AIやロボットなどの先端技術を活用したソリューションの開発・提供を行うことにより、柔軟で革新的な物流の実現と、物流現場で働く人々がさらに付加価値の高い役割を担える新しい環境の構築に向けて取り組んでいます。
代表の宮田をはじめとするGROUNDメンバーは、ロジスティクス、サプライチェーンだけでなく、データサイエンスやマーケティングにおいても豊富な経験を持ち、国内外の最新のテクノロジーに関して幅広い知識やネットワークを有しています。これらを背景に、日々高度化・複雑化する物流オペレーションに対して、需要と供給のバランスを考慮する最適なハードウェアおよびソフトウェアで構成されたソリューションを提供しています。

 社名:    GROUND株式会社
 事業概要:  テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供
 設立:    2015年4月
 所在地:   東京都江東区青海二丁目7-4 the SOHO 3F
 代表者:   代表取締役社長 CEO 宮田 啓友
 資本金:   1億円(2024年6月末)
 URL:    https://www.groundinc.co.jp

GROUND代表 宮田 啓友プロフィール
上智大学法学部法律学科卒。1996年三和銀行(現:三菱UFJ銀行)入行。2000年デロイトトーマツコンサルティング入社。大手流通業を中心にロジスティクス・サプライチェーン改革プロジェクトに従事。2004年アスクル株式会社入社。ロジスティクス部門長として日本国内の物流センター運営を行う。2007年楽天グループ株式会社入社。物流準備室長、物流事業長を歴任した後、2010年楽天物流を設立し、代表取締役社長に就任。2012年楽天執行役員物流事業長、Alpha Direct Service SAS(仏)マネージングディレクターなどを歴任。2015年4月GROUND設立。共同創業者・代表取締役社長に就任。現在に至る。

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