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ローデ・シュワルツ、初めてのASICベースのゾーン・トリガをMXOオシロスコープに実装して波形更新レートの最速記録を塗り替える

PR TIMES / 2024年8月23日 18時40分



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104512/98/104512-98-5527d966558206821dbb078ca4a8b7b7-945x532.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ゾーン・トリガを使えば、たとえば時間領域では特定のRFチャープ幅に対して、また周波数領域ではチャープが一定のパワーレベルを超えた場合に対してトリガをかけられます。

ローデ・シュワルツは、業界初*のASICベースのゾーン・トリガを導入して、オシロスコープ製品ポートフォリオのさらなる強化を図ります。この新しい方式の採用でMXOシリーズは、最大600,000波形/秒という世界最速のゾーン・トリガ更新レートに加えて、1.45us以下というトリガ・イベント間のブラインド時間を実現できるようになりしました。これは、競合製品のゾーン・トリガより最大10,000倍も高速です。また、この新しいASICベースのゾーン・トリガにより、従来のトリガでは必要な柔軟性が得られないような場合でも、MXOオシロスコープがイベントを正確に分離します。

ローデ・シュワルツは、業界初のASICベースのゾーン・トリガを最新のMXOシリーズ・オシロスコープに搭載しました。この新機能が、従来のオシロスコープのトリガでは検出が困難な場合や、不可能な場合にもイベントを正確に分離できるようにオシロスコープの能力を強化します。さらにMXOゾーン・トリガの動作は業界最速であり、他社を数桁のレベルで上回るものとなっています。

従来のオシロスコープが備えるトリガの種類(エッジ・トリガなど)では、設定が困難であったり、一定のトリガ・イベントを可視化するには不十分な場合も多くあります。しかしゾーン・トリガを使用すれば、ユーザーは測定器のディスプレイ上で1つ以上のゾーン領域を描くだけでトリガ条件を指定することができます。そして、オシロスコープはこれらの条件について捕捉した波形を検査し、そのグラフィカルな条件を満たすイベントの捕捉波形をディスプレイに表示します。イベントがグラフィカル条件を満たさない場合には、その波形を破棄して表示もしません。こうしたゾーン・トリガは、非単調エッジやシリアル・バス・パターン、演算波形のほか、複数チャネルにまたがるイベントや周波数領域でのイベントをトリガリングするのに非常に効果的です。このような用途では、従来のオシロスコープのトリガはまったく機能を果たしません。とりわけローデ・シュワルツの新しいゾーン・トリガは、アナログ信号チャネルでも、演算波形や周波数でも動作する世界初のASICベースのソリューションとなっています。

ローデ・シュワルツのオシロスコープ担当副社長Philip Diegmannは次のように説明しています。「ローデ・シュワルツが開発した次世代MXO-EP演算処理のASIC技術は、MXOシリーズの画期的な信号可視化能力とユーザーに対する応答性の基盤となっています。さらに同チップは、将来的にハードウェア・アクセラレーション能力をさらに高めることができるレイアウトで設計しています。このように当社のオシロスコープをお使いのお客様に向けて、これまでにはなかった新しい機能性を提供する取組みを続けています。MXOゾーン・トリガをお使い頂ければ、以前のようにソフトウェアベースのゾーン・トリガ・ソリューションで問題となっていたトリガ・ブラインド時間は発生せず、さらなるトリガリング能力が得られます」。

MXOのゾーン・トリガにより、オシロスコープを使用して周波数領域でのテストやデバッグを行う場合にも、特定のゾーン領域を描画指定できるようになりました。これらのゾーン内で特定のトーンが設定のパワーレベルを超えると、トリガを発動したりオシロスコープをアクティブにすることができます。また、RFチャープやパルスに対してゾーンを設定することも可能です。さらに業界初となるMXOのフリーラン・モードでは、オシロスコープはエッジ・トリガ・イベントを探すことなく最大限の速度で捕捉します。これをゾーン・トリガと組み合わせれば、パワー・インテグリティ測定やEMIデバッグを非常に効果的に行えます。

MXOのゾーン・トリガは、そのトリガ条件に一致する波形をリアルタイムに保存するという、これまで市場のどの製品にもなかった新機能を搭載しています。同機能により、ユーザーはそれぞれのアプリケーションに応じた特定のイベントにのみ焦点を絞ることができます。

ローデ・シュワルツは、MXO 4・MXO 5・MXO 5Cシリーズのすべてのオシロスコープについて、このASICベースの新しいゾーン・トリガ機能をバージョン2.2のファームウェアから標準機能として提供しています。ファームウェアは当社Webサイトから無料ダウンロードいただけますので、すでにMXOをお使いのユーザーも無償でアップデートが可能です。

詳しくは、www.rohde-schwarz.com/product/MXO5とwww.rohde-schwarz.com/product/MXO4 をご覧ください。

*自社調べ:調査年月(2024年7月)本社によるグローバル市場の同クラス製品調査の結果



www.rohde-schwarz.com

お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。

R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.com からインターネットでご提供しています。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
〒160-0023
関野  敏正
電話番号: +81 3 5925 1270/1290
Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com
www.rohde-schwarz.com/jp

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