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【台湾調査】コインランドリーの市場規模は200億円超え、異業種の参入により店舗数増加中「《台湾におけるコインランドリー市場調査》」結果発表

PR TIMES / 2022年1月26日 17時15分

<台湾事情>最新の市場調査結果を発表、ワイズリサーチ

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)のワイズリサーチの調査によると、2020年台湾洗濯サービス業の市場規模は99億台湾元(約354億日本円※)で、そのうちコインランドリーの店舗数は1,700店を超え、約50億台湾元の市場規模を作り出している。




台湾のコインランドリー業界~競争時代における店舗戦略~

台湾のコインランドリー業界は、競争の激化により、異業種と提携する様々なコインランドリー複合店が登場しつつある。
台湾人にとってコインランドリーのステレオタイプは『狭い』『暗い』『汚い』というイメージが強かったが、今や窓が大きく、外から店内が見える造りで、明るくておしゃれな内装にしている店舗も少なくない。またコンビニエンスストアやカフェなどの異業種もコインランドリー業界に参入し、市場規模は右肩上がりと成長している。
[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/120/resize/d59899-120-0da8c4ce724aa783ffc5-0.png ]


待ち時間を楽しむ
コインランドリーを利用したことのある人なら理解できるが、洗濯の待ち時間は約2時間程度だ。近くで買い物をしたり、一旦家に戻る人もいるが、ただ店頭でスマートフォンを弄ったり、読書をしたりする人もいる。一部の業者は顧客の退屈な待ち時間を解消するために、UFOキャッチャーや自動販売機を店頭に設置し、菓子や飲み物などを販売するようになった。かつて台湾には「コーヒーランドリー」があったが、あれは単なるコインランドリーの店内に、コーヒーメーカーを設置するだけで、カフェのような雰囲気は提供していなかった。

欧米や日本よりすこし遅れているが、2019年に新北市三峡区にもおしゃれなランドリーカフェ、左隣右舎複合式洗衣店(Neighbours)がオープンした。コインランドリーの利用者はパティシエが作ったスイーツと美味しいコーヒーを飲みながらゆったりとくつろぐことができる。また、個人事業者のワーキングスペースや学生の読書空間ともなっている。こういった発想の転換で、コインランドリーの利用者が増え、カフェのリピーターも増加した。

コラボ出店による相乗効果
カフェのほかに、量販店の家楽福(カルフール)、大手スーパーマーケットの全聯(PX Mart)もコインランドリーとコラボして出店している。

日本大手コイン式洗濯機製造メーカーYAMAMOTOの台湾代理店、欧日(ODAY)は家楽福と提携して蘆洲店(新北市)に出店した。同店は24時間営業のため、コインランドリーと併設することによって相乗効果を実現した。利用者は洗濯物を洗濯機に入れて、家楽福で買い物をしながら洗濯物を待つ。このようなコラボ戦略によって、家楽福の来店者数が増加し、店内での滞在時間も伸びる。

このほか、コンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)もコインランドリー複合店を出店している。日本大手コイン式洗濯機製造メーカーのTOSEIとAQUAのオールインワン洗濯機を採用し、現時点はすでに13店舗を展開している。また、クリーニングチェーン店の亮麗専業洗衣(Jaunty Specialty)はコインランドリーを店内に設置し、顧客には従来のクリーニングと手軽なコインランドリーの2種類のサービスを同時に利用してもらう試みをしている。店舗スタッフが常駐しているため、顧客は安心して利用できる。

電子マネーランドリーの推進
台湾のコインランドリーチェーン店は主に欧米(FOGAR、DEXTER、IPSOなど)と日本(AQUA、TOSEI、YAMAMOTO)の洗濯設備を採用している。決済方法は現金だけではなく、「プリペイドカード」と「電子マネー」などの方法も増加している。現在、主に使われている電子マネーは▽LINE Pay▽Apple Pay▽JKOPAY──である。各メーカーの洗濯設備は電子マネーの導入率が高く、「コインランドリー」は「電子マネーランドリー」になりつつある。また、IoT化(モノのインターネット)の発達により、店内で待機をせず、外部からスマートフォンのアプリで洗濯の進捗を把握することができ、洗濯機の空き状況もチェックすることができるため、顧客満足度の向上にもつながる。

今後も顧客のニーズに合わせた新たな複合型コインランドリーがますます増加し、コインランドリー業界のIT化が進化し続けていくだろう。

※レートは直近5年間の平均値を用いている

台湾のコインランドリー市場について、より詳しい情報はこちら:
https://www.ys-consulting.com.tw/research/salesreport/87.html
[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/120/resize/d59899-120-0842cd1d199238256d68-1.png ]

<調査概要>
調査名:台湾コインランドリー市場調査
調査時期:2021年10月1日~11月15日
概要:台湾におけるコインランドリー市場の市場規模、動向、シェアなど及び代理店の最新動向と市場全貌を取りまとめた調査レポート

<レポート概要>
発刊時期:2022.01
資料形態:PDF/書籍、カラー印刷 全55ページ
販売価格:NT$450,000元

*目次*
◆第I部◆ コインランドリー市場情報
<市場概要>
- 産業構成及び商流
- 市場規模と成長率
- 店舗数の推移

<消費者利用状況>
- 消費者利用動向(現状と今後)
- 家庭用洗濯機/乾燥機の保有率
- 共働き率と一人暮らし率

<業界トレンド>
- 主要コインランドリーチェーンの分布図
- コインランドリー事情
- コンビニエンスストア×コインランドリー複合店の情報

<マーケットシェア>
- コインランドリーチェーンTop10
- マーケットシェア(ブランド国別、代理店別)

◆第II部◆ 主要参入代理店
<主要企業概要と代理設備>
1.億富股份有限公司:DEXTER
2.洗特楽国際有限公司:IPSO
3.宏閩洗衣設備有限公司:TOSEI、FAGOR
4.育伝国際事業有限公司:FAGOR
5.歐日洗衣設備有限公司:YAMAMOTO
6.上洋産業股份有限公司:AQUA
- 基本情報:会社名、資本金、設立年、従業員数、代表取締役、株主構成、拠点、組織図
- 事業情報:事業内容、販売状況、代理ブランド、設備種類、主要顧客、コインランドリーチェーン店舗数、設備関連情報、その他営業情報

<主要3社のコインランドリー設備情報と事業方針>
取材企業:億富(DEXTER)、洗特楽(IPSO)、歐日(YAMAMOTO)
- 主要代理店の取り扱いブランド状況
- 機種構成の取材結果:洗濯設備の機種、設置台数、販売価格、利用金額

◆第III部◆ コインランドリー代理店リスト
<コインランドリー代理店・フランチャイザーリスト(総計37社)>
- 基本情報:代理店・フランチャイザー名、資本金、設立年、代表取締役、コインランドリー店舗名、店舗数、採用機器、コイン式洗濯機の決済方法

●サンプル:https://www.ys-consulting.com.tw/research/salesreport/87.html

*販売価格*
<書籍、カラー印刷版>
NT$90,000~405,000
<電子版(PDF)>
NT$100,000~450,000

【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
・人材トレーニング(階層別研修・職種別研修)
・日本語台湾経済ニュース配信
・市場調査・業界調査・顧客調査
・クラウドサービスの販売

【お客様からのお問い合わせ】
ワイズリサーチ(威志総研) 担当:段(ダン)
TEL:+886-22381-9711(日本時間10:00~19:00)
e-mail:research@ys-consulting.com

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