AIロボット農業のAGRISTが、NXアグリグロウと共に山梨県で収量予測AIの実証実験を開始
PR TIMES / 2025年1月14日 14時15分
~AIによる農産物出荷予測と物流最適化プロジェクト「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」採択事業~
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AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRIST株式会社(本社:宮崎県児湯郡新富町、以下AGRIST)は、NIPPON EXPRESS ホールディングスの農業法人子会社となるNXアグリグロウ株式会社(所在:山梨県北杜(ほくと)市、以下NXアグリグロウ)と協力して、山梨県で農産物収量予測の実証実験を開始しました。
本実証実験は、山梨県が推進する「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」(※1)に採択されたプロジェクトです。農場に設置した環境センサーによるセンシングデータ(温度、湿度、日射量、CO2濃度など)とカメラによる農作物の画像解析データをクラウドに集約し、AIで解析することで、2週間程度先の収穫量を精度高く予測します。これにより、農産物の出荷予測の精度向上、物流の効率化、フードロス削減を目指します。
(※1)「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」:山梨県が実施している、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に伴走し、山梨県全域を対象にした実証実験をサポートする事業
TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業とは
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近い将来、品川・名古屋間でリニア中央新幹線が開業し、山梨県には中間駅としてリニア駅が設置されます。これにより、本県は東京都心から25分、名古屋から45分で結ばれ、時間距離の劇的な短縮、飛躍的なアクセス向上が見込まれます。
山梨県ではリニア開業を機に、本県が国内外の皆様の目的地として選ばれるため、令和2年3月に策定した「リニアやまなしビジョン」で目指す姿として、テストベッドを突破口に最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨を掲げました。
目指す姿の実現に向け、令和3年度より、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に対し、山梨県全域において実施する社会実証プロジェクトを全面的にサポートする「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を実施しています。(※ホームページから引用)
背景
本実証実験を行うにあたり、栽培から出荷までサイクルが早い葉物野菜を栽培している事業者を探したところ、山梨県北杜市の農場で葉物野菜の生産を行っている農業法人NXアグリグロウの協力を得ることができました。
NXアグリグロウでは、気温や天候などの栽培環境変化により週間収穫量が出荷計画量に満たない場合に、やむを得ず翌週収穫分の「前倒し収穫」を行っています。「前倒し収穫」の拡大や長期化は収量の大幅減に直結することから、契約栽培においては出荷計画量と収穫量の乖離が大きな課題となっています。今回の実証では、AIを用いた高精度な収量予測によって、最適な出荷計画を立てることで、物流課題や社会課題の解決に貢献することを目指しています。
実証実験の内容
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50444/122/50444-122-593590801ecd6955b78b5e8ee9a6c9c4-512x384.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AGRISTは、AIやロボット技術を活用したスマート農業ソリューションを提供することで、農業の効率化と収益向上に貢献してきました。NXアグリグロウは葉物野菜の栽培において大規模生産を行っております。
AGRISTは、ICTを活用した農業経営支援システムの開発・提供を通じて、NXアグリグロウの生産性向上と経営の安定化を支援します。
両社の強みを活かした本実証実験では、AIによる高精度な収量予測システムの構築により、山梨県の農業のさらなる発展に貢献します。
- 環境センサーとカメラを設置し、センシングデータと画像データを収集
- AGRISTのAI技術を活用し、収集したデータを解析
- 2週間程度先の収穫量を予測
- 予測データに基づいた出荷計画の作成と物流の最適化
VP of Engineering エンジニア統括最高責任者 清水より
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50444/122/50444-122-77f41657021914cc6739394c7c6aba66-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回の実証実験は、AIとロボティクスを活用して農業課題の解決に挑むという我々のビジョンを具現化する重要な一歩です。NXアグリグロウ様との協力のもと、環境データや画像解析データを基にした高精度な収量予測システムを構築することで、農業現場の効率化と持続可能性に向けた可能性を探ることを目指しています。
本実証実験を通じて、出荷計画の精度向上や物流の効率化に向けた有益な知見を得られると期待しています。そして、これらの成果を土台として、将来的にはさらに精度の高い予測技術や市場データとの連携を進め、フードロス削減や農家の収益性向上といった社会的価値の創出へと発展させていきたいと考えています。
エンジニアリングチーム一同、実証実験の成功と未来の農業への貢献を目指し、全力で取り組んで参ります。
今後の展望
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本実証実験を通じて得られた知見を活かし、AGRISTとNXアグリグロウは、より高精度な収量予測システムの開発を進め、山梨県内だけでなく全国の農家への展開を目指します。また、将来的には、収量予測データと市場価格データを連携させることで、より収益性の高い農業経営を支援するシステムの構築を目指します。
NXアグリグロウ
山梨県北杜市において1haの太陽光利用型植物工場を運営し、葉菜類の生産・販売を行う農業法人。ICTを活用した省力化や生産性向上に積極的に取り組んでいます。
URL:https://www.nx-agrigrow.com/
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50444/122/50444-122-fd836ec24f4be329ac919b56a6f5ceed-551x551.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]AGRIST株式会社
AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現するスタートアップ企業です。 AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を全国で展開しております。 本社は、国の地方創生優良事例にも選出された農業が盛んな宮崎県新富町です。 2023年までに農林水産大臣賞を含む国内外で20個以上の賞を受賞しました。
媒体資料:https://agrist.com/media
AGRISTでは、AI農業プラットフォーム「AGRIST Ai」の構築を行うエンジニア、ロボット開発エンジニア、次世代農場の栽培および農業技術の研究開発を行う農場スタッフの採用を強化しています。詳しくは下記の採用サイトをご覧ください。
採用サイト:https://agrist.com/recruit
代表者:齋藤潤一、秦裕貴
本社所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1
設立:2019年10月
事業内容:AIとロボットを活用したスマート農業
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