ベーリンガーインゲルハイム、2012年も成長軌道を持続
PR TIMES / 2013年5月1日 9時16分
・ 売上高は前年比111.5%の147億ユーロ(1兆5,086億円)
・ 将来を見据えて研究開発と施設等への投資を継続
・ 「プラザキサ(R)」の売上高が10億ユーロ(1,026億円)を突破
・ アニマルヘルス事業の売上高が初めて10億ユーロ(1,026億円)達成
・ 2013年もさらなる成長を見込む
2013年4月24日ドイツ/インゲルハイム
ベーリンガーインゲルハイムは多くの困難に直面しつつも、2012年も高い成長を維持することができました。売上高は前年比111.5%(現地通貨ベース106.3%)の147億ユーロ(1兆5,086億円)となりました。2013年においても、1桁台半ばの成長を見込んでいます。 ベーリンガーインゲルハイムの全世界の社員数は、約5%増加し46,000人を超えました。
ベーリンガーインゲルハイム取締役会会長Prof.アンドレアス・バーナーは、ドイツのインゲルハイムにある本社で開催された業績発表記者会見において、「2012年は、市場での成長と営業利益、さらにはベーリンガーインゲルハイムのパイプラインの進展においても非常に満足のいく年でした。我々は多数の困難に敢然と立ち向かうことができました」。とコメントしました。 ベーリンガーインゲルハイムは、今後も自社の研究開発によるイノベーションに注力していきます。 バーナー会長は、「ますます厳しさを増すビジネス環境において、ベーリンガーインゲルハイムの将来の基盤を堅固にするために、我々はこの戦略を推し進めます」。と述べました。
新製品の上市を予定
ベーリンガーインゲルハイムは肺がん領域でのグローバルでの最初の新薬上市を2013年に見込んでいます。糖尿病領域とならび腫瘍領域はベーリンガーインゲルハイムにとって2つ目の新領域の柱となります。腫瘍領域での適応症の追加、ならびに慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息、糖尿病やC型肝炎において開発中の新薬の上市は、治療法を進展させるものです。ベーリンガーインゲルハイムは、大きな市場規模が見込まれる製品のみならず、特発性肺線維症などの希少疾患においても研究開発を進めています。「ビジネスの収支だけにとらわれることなく、患者数は多くないが治療が困難なアンメット・メディカル・ニーズが大きい分野での医薬品開発にも注力していきます」。とバーナー会長は述べています。
健全な財務体質
財務担当取締役フベルトゥス・フォン・バウムバッハは、「ベーリンガーインゲルハイムの独立性を保持し続けることは株主会および取締役会にとって最も重要な目標であり、当社の戦略はそれに沿ったものになっています。我々はそのために意欲的な投資方針を策定し、これに基づいて財務体質の健全性を確保しつつ、持続的な成長に向けた投資を決定しています」。と述べました。「2012年のベーリンガーインゲルハイムの自己資本は62億ユーロ(6,363億円)となり、自己資本比率は35.7%となりました。財務状況は健全です」
将来を見据えた大規模な研究開発投資が営業利益に影響
2012年のベーリンガーインゲルハイムの営業利益は約18億5,000万ユーロ(1,899億円)でした。これは将来を見据えた大規模な研究開発投資の影響を受けています。
研究開発投資を増加
2012年の研究開発と施設等への投資総額は大きく増加し、ベーリンガーインゲルハイムの研究開発支出は前年比111%の約28億ユーロ(2,873億円)、また施設等に前年比123%以上となる5億6,200万ユーロ(577億円)を投資しました。
すべての事業領域で増収を達成
ベーリンガーインゲルハイムは大手製薬企業15社の中で、2012年も最も成長している企業の1つとなりました。3つの事業領域、すなわちヒト用医薬品事業、アニマルヘルス事業、バイオ医薬品事業の全てが、ベーリンガーインゲルハイムの成長をけん引しました。
2012年のヒト用医薬品事業の売上高は、前年比112%(現地通貨ベース107.7%)の130億8000万ユーロ(1兆3,423億円)となりました。
医療用医薬品事業が引き続きグループ売上高の大半(78%)を占め、当事業の売上高は前年比113%(現地通貨ベース107.1%)の114億ユーロ(1兆1,699億円)となりました。フォン・バウムバッハは「経口抗凝固薬『プラザキサ(R)』の売上高が前年比176.2%となり、当グループで最も成長した医薬品となりました。また同製品の売上高は初めて10億ユーロ(1,026億円)を突破しました」。と述べました。 ベーリンガーインゲルハイムにおいて最も成功をおさめている医薬品は、引き続き慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬「スピリーバ(R)」であり、売上高は前年比113%の約36億ユーロ(3,694億円)と、依然として高い成長率を示しています。
コンシューマーヘルスケア事業(OTC医薬品事業)の売上高も前年比107.8%(現地通貨ベース104.7%)し、約15億ユーロ(1,539億円)となりました。当事業はグループ売上高の10%を占めています。 世界市場でのコアブランドは、「BUSCOPAN(R)」「DULCOLAX(R)」「MUCOSOLVAN(R)」「PHARMATON(R)」「BISOLVON(R)」です。「BUSCOPAN(R)」は2012年に初めて売上が2億ユーロ(205億円)を超えました。 ベーリンガーインゲルハイムは、コンシューマーヘルスケア業界において世界第7位となっています。
アニマルヘルス事業は、2012年に初めて10億ユーロ(1,026億円)を上回る売上高を達成しました。これはグループ売上高の約7%を占め、前年比108.8%(現地通貨ベース103.8%)となります。主な成長要因は、豚用ワクチンであるインゲルバックファミリーによるものです。「インゲルバック(R)サーコフレックス」の売上高は2億7,900万ユーロ(286億円)で、これはベーリンガーインゲルハイムの動物用医薬品においてトップの売上高を誇るだけでなく、世界中で最も売れている動物用ワクチンです。
2012年のベーリンガーインゲルハイムのバイオ医薬品事業の売上高は5億4,900万ユーロ(563億円)に達しました。これは前年比105.8%でグループ売上高の約4%を占めます。
地域別売上高 - 成熟市場(米国、日本、ドイツ)での成長
最も重要な3つの市場―米国、日本、ドイツにおいて、2012年にベーリンガーインゲルハイムは増収を達成し、この3ヶ国でグループ売上高の60%を占めます。売上高はドイツで8.7%増、日本で15.3%増、米国で15.1%増となりました。
欧州、特にフランスと南欧諸国における市場環境は依然として厳しく、この状況は当面変わらないものと想定しています。
2013年の見通し
ベーリンガーインゲルハイムは、2013年において一桁台半ばの売上高の増加を見込んでおり、また、将来的にも継続的な成長を考えています。
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