自動車開発における安全かつ効率的なデジタル資産管理を支える 高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」 ISO 26262認証を取得
PR TIMES / 2024年12月17日 12時15分
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野(こうの) 俊也(としや)、以下 東陽テクニカ)は、米国・Perforce Software社製の高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」が、国際認証機関TUV SUDよりISO 26262の機能安全プロセス認証を取得したことをお知らせいたします。これにより、安全性、品質、信頼性に対する厳密な基準が設けられている自動車システム開発において、ISO 26262準拠プロセスの構築や規格準拠の証明を効率的に進めることができるようになりました。
「Helix Core」は、大規模で複雑なデジタル資産を一元管理し、グローバルな開発チームがリアルタイムで必要なデータにアクセスできる環境の構築を可能とするバージョン管理ソリューションです。高いセキュリティおよび柔軟性と拡張性を兼ね備え、世界的な自動車OEMやサプライヤー、大手半導体企業、ゲームおよびメディアスタジオに幅広く導入されています。東陽テクニカは、国内における販売代理店として「Helix Core」を取り扱っています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75068/164/75068-164-f13548d72ada39cf4a86d32bd0a2685c-550x512.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【 背景 】
近年、自動車開発においてゲーム開発の技術が積極的に取り入れられています。Perforce Software社が今年実施した、ゲーム技術のトレンドに関してのアンケート調査の結果(※)でも、回答者の50%がゲーム開発以外の用途でゲームエンジンを使用しており、その用途には車両のデジタルツイン作成なども含まれていました。デジタルツイン技術により仮想環境で車両の詳細なモデルを作成でき、物理的プロトタイプを使用せずに衝突試験やシミュレーション走行を行うことができます。仮想環境でのシミュレーションは、AD(自動運転)/ADAS(先進運転支援システム)の効率的なトレーニングだけでなく、センサーや制御システムの精度を高めるためのデータ収集や性能評価も見込まれています。車両が実際の環境でどのように反応するかをリアルタイムで予測・分析できるため、開発プロセスの短縮やコスト削減も期待されています。一方で、自動車開発がよりソフトウェアを中心としたものへとシフトするにつれ、開発プロジェクトの大規模化や複雑化に加え、リリースサイクルの高速化も進み、自動車開発の現場では、膨大なデジタルデータをいかに安全かつ効率的に管理するかが課題となっています。
「Helix Core」は、バイナリコードや大容量のゲームエンジン/3Dファイルを含むすべてのデジタル資産の管理を最適化できるソリューションです。Unreal EngineやUnityをはじめとするゲームエンジンとの親和性の高さから、AAAゲームスタジオTOP20のうち、19スタジオに導入されています。数万のユーザーが、日々数千回を超えるトランザクションを行うような、グローバルな大規模開発の環境であっても損なわれることのない高いパフォーマンスに定評があります。
ISO 26262は、自動車の電子および電気システム開発における機能安全の国際基準であり、特に安全性が重視される自動運転やADASといった技術などの高度な自動車技術の実現には、厳格な安全基準を満たすことが求められます。今回、「Helix Core」が国際的な認証機関であるTUV SUDより、ISO 26262の機能安全プロセス認証を取得したことにより、複雑なデジタル資産の効率的な管理においてより高い安全性を担保いたします。
東陽テクニカは、「Helix Core」の提供を通じて、機能安全要件を遵守しつつ、デジタルツインやVRなどの先進技術を取り入れた革新的な自動車開発を行うための環境構築を支援してまいります。
※『2024 State of Game Technology Report』
Perforce Software社とJetBrains社がゲーム開発技術のトレンドに関するアンケートを共同で実施し、世界各国のソフトウェア開発者やクリエイターなどから集めた回答をまとめたレポート。
日本語版:https://www.toyo.co.jp/ss/casestudy/detail/per_game-tech-survey-2024
【 高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」の主な特長 】
・独自のストリーミングプロトコルにより高速なデータ転送を実現
・大規模開発に適した拡張性、信頼性の高いデータベース
-ペタバイトデータ、数万ユーザー、1日数千回を超えるトランザクションをサポート
・高度なブランチ(ストリーム)機能により、並行開発や複雑なプロジェクトも容易に管理
・プロジェクトを可視化するGUI
・ファイル単位でのアクセス制御でセキュアな環境を構築
・主要ゲームエンジン(Unreal Engine、Unityなど)とシームレスに連携
・インテグレーションを容易にする豊富でオープンなAPIとSDK
-Jenkins、Redmine、JIRA連携
・Windowsをはじめ、Linux、macOSなど各種プラットフォームに対応
製品ページ:https://www.toyo.co.jp/ss/products/detail/perforce
<Perforce Software, Inc.について>
Perforce Software 社は、1995 年に設立されたソフトウェア開発支援ソリューションのグローバルプロバイダーです。ソースコードの静的解析や脆弱性検出をはじめとするテストツールから、デジタルアセットやプロジェクトの管理ツールまで、ソフトウェアの開発ライフサイクル全般において、開発者を支援するためのソリューションを幅広く提供。同社のソリューションは、フォーチュン100企業の75%が導入し、世界中で100万人以上が利用しています。
Perforce Software, Inc. Webサイト:https://www.perforce.com
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC(電磁環境両立性)、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&Aによる成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/
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