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TBM、Scope 3におけるCO2などの温室効果ガス削減を目指し、新素材LIMEXの国内輸送時におけるCO2排出量をリアルタイムで把握

PR TIMES / 2021年9月9日 15時15分

~ラクスルの「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入~

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下 TBM)は、ラクスル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:松本恭攝、以下ラクスル)が提供する、配送データから自動的にCO2排出量を算出・可視化する「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入したことをお知らせいたします。



本サービスの導入により、石灰石を主原料とする「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」及び「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」の国内輸送時における詳細なCO2排出量をリアルタイムで取得可能となります。従来、物流フローにおける製品輸送・配送時のCO2排出量を詳細に把握し、精緻化されたデータに統一することは困難と言われていました。この度、本サービスのデータ活用による効果的な分析の実現により、TBMは、野心的な目標「TBM Pledge 2030」で掲げた「2030 年までにカーボンネガティブを実現する」の達成に向けて、バリューチェーンで排出されるCO2などの温室効果ガス(以下GHG)削減を推進してまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/16815/187/resize/d16815-187-7f3d86dc602ea7a9058f-0.png ]

■ 背景
 深刻化する気候変動の対策として、脱炭素社会へのシフトが世界中で加速しています。120を超える国や地域が2050年までのカーボンニュートラルの実現に賛同し、世界の主要企業もカーボンニュートラルに向けた具体的な数値目標を掲げています。また、昨今拡大するESG投資の中で、金融におけるGHGの排出量の計測と報告を企業に要求する動きが高まっています。日本国内においても、政府が企業に対して気候変動リスクの開示義務化を検討しており、今後、企業側は事業活動における自社の排出(Scope 1、Scope 2)に加え、それ以外の間接排出(Scope 3)も含めたサプライチェーン全体で発生するGHGの定量的な把握及び削減の推進が求められています*。
*Scope 1:企業が直接排出する GHG(自社の工場のボイラーなどからの GHG 排出)|Scope2:エネルギー起源間接排出(電力など他社から供給され、自社で消費したエネルギーに伴う GHG 排出)|Scope 3:ライフサイクルにおける原材料調達、流通、顧客の使用と廃棄・リサイクル段階の GHG 排出など

■ 概要
 TBMは、石灰石を主原料とする新素材LIMEXを通じて、プラスチック代替としての使用による石油由来プラスチック使用量の削減、紙代替としての使用による水と森林資源の使用量を抑制しています。LIMEX Pellet 及びLIMEX Sheetの製造工程におけるGHG排出量削減に向けて、工場での生産活動によって排出されるGHG排出量を管理し、2020年度からバリューチェーンで排出される GHG(Scope 3)排出量のより詳細な把握に努めています。
 今回、ラクスルが新たに提供を開始した「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入したことで、LIMEX Pellet及びLIMEX Sheetの国内輸送時におけるCO2排出量をリアルタイムで算出算定でき、Scope 3におけるGHG排出量削減に活用していくデータの集計、分析が可能となりました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/16815/187/resize/d16815-187-31bda8f31719eff06409-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/16815/187/resize/d16815-187-ad529e9194dae68e305b-2.png ]


■ 「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」について
 企業が脱炭素に取り組む上で重要となるScope 3排出量の把握に向けて、ラクスルが運営する「ハコベル」が、ハコベルコネクト利用企業向けに提供を開始したサービスです。荷主企業にとって、Scope 3の排出量は、サプライヤーなどデータ収集先が幅広いため、把握が難しいと言われています。さらに、各社のデータ形式が揃っていないため、レポート集計・可視化の工数がかかり、リアルタイムにデータを活用できていないという問題点に対応し、国土交通省の基準を元にしてCO2排出量を自動で計算し、視認性が高いダッシュボードを用意することでリアルタイムでの排出量把握が可能です。

(サービス詳細ページはこちら)
https://raksulinc.notion.site/CO2-d85e992dd8a1457abde37970d7bc49e5

■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。世界40ヶ国以上で特許を取得しており、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。
*LIMEXは無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)、JSA 規格の対象

<LIMEXの特徴>
・石灰石は資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です。
・石灰石は一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時にCO2を約58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できます。
・ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO:山崎敦義
本社:東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立:2011 年
資本金 :234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/

2013 年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014 年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む 40 か国以上で登録、その他 100 件以上の特許出願を実施
2015 年 宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一プラントを建設
2015 年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016 年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018 年 COP24(第 24 回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019 年 軽井沢で開催された「G20 イノベーション展」に出展。G20 大阪サミット 2019 の会場での運営品として LIMEX 製品が採用
2019 年 中国・河南省、モンゴルでの LIMEX 事業化に向けた基本合意を締結
2019 年 代表取締役 CEO の山崎敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
2020 年 使用済みプラスチックなどの再生材料を 50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020 年 100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
2020 年 B to C 向けの EC 事業「ZAIMA」を開始
2021 年 宮城県多賀城市に年産 23,000 トンの LIMEX を製造する第二プラントを建設
2021 年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意


*本リリースに記載された会社名及び商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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