Job総研『2024年 価値観変化の実態調査』を実施 “若年中年で価値観逆転”7割が共感 「古き良きを令和に」の声
PR TIMES / 2024年12月23日 10時45分
~"ハラ時代"にうんざり7割 現代の仕事観にも賛否~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、616人の社会人男女を対象に「2024年 価値観変化の実態調査」を実施しました。本調査は、コミュニケーションやハラスメントにおける価値観、また残業・出社・出退社への価値観や転職・出世・管理職・仕事のスタイルへの価値観、そして昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性など、今の社会人の価値観を調査したものです。
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【昭和・令和の価値観】
社会人の生活に大きく影響する政治や経済関連の動きがあった2024年では、過去の常識や文化も見直され、昭和や令和など様々な時代が比較された1年となりました。Job総研調査(※1)では、1年を通してその時々の社会情勢とともに、社会人の”今”の常識を見つけて参りました。このように、時代が進むごとに”常識”や”当たり前”の価値観も変化する中、今の社会人はキャリアやはたらき方に対してどのような価値観を持っているのでしょうか。
Job総研では616人の社会人男女を対象に、コミュニケーションやハラスメントにおける価値観、また残業・出社・出退社への価値観や転職・出世・管理職・仕事のスタイルへの価値観、そして昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性など、今の社会人の当たり前とは何かを調査した「2024年 価値観変化の実態調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者 :現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2024年12月4日~12月9日
有効回答人数:616人
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・全体の62.8%が「令和的な価値観」 全体の68.7%がハラスメントを「気にしすぎ」
・ハラスメント意識は「言葉選び・異性との会話」に影響も 全体の66.9%がハラスメントを意識せず話したい
・はたらき方・転職・キャリアの価値観は「令和派」多数 残業はしない・リモートワーク派が多数
・転職は当たり前 出世は実力主義 管理職は男性のイメージ 仕事のスタイルは上司に合わせる派が多数
・全体の61.7%が昭和と令和の価値観は「入れ替わると思う」 「令和的な価値観派」が顕著
【自身の価値観】
回答者全体の616人に自身の価値観を聞くと、「令和的な価値観派」が62.8%で過半数を占め、内訳は「とても令和的」13.5%、「令和的」25.3%、「どちらかといえば令和的」24.0%でした。「令和的な価値観派」の年代別割合では30代が68.2%で最多となり、次いで20代が64.8%、40代が58.9%、50代が52.8%の結果になりました。
※「令和」「昭和」の定義は、各回答者が持つ価値観に委ねる形式で回答を集めています
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【ハラスメント時代への価値観】
回答者全体の616人にハラスメント時代への価値観を聞くと「気にしすぎだと思う派」が68.7%で過半数を占め、内訳は「とても気にしすぎだと思う」11.4%、「気にしすぎだと思う」22.1%、「どちらかといえば気にしすぎだと思う」35.2%でした。「気にしすぎだと思う派」の価値観別割合では、令和的派が74.3%、昭和的派が65.0%の結果になりました。
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【ハラスメント時代の影響】
令和的な価値観を持つ387人に、ハラスメントの種類が増える時代での過ごしやすさを聞くと「過ごしにくい派」が52.2%で過半数を占め、内訳は「とても過ごしにくい」9.4%、「過ごしにくい」16.6%、「どちらかといえば過ごしにくい」26.2%でした。またハラスメント意識が影響していることを聞くと、「言葉選びが難しい」が52.1%で最多となり、「異性と話しにくい」が28.9%、「気軽にご飯や飲み会に誘えない」が24.6%でした。
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【コミュニケーションの理想】
回答者全体の616人にハラスメントを意識せず上司/部下と話したいかを聞くと、「話したい派」が66.9%で過半数を占め、内訳は「とても話したい」8.9%、「話したい」24.7%、「どちらかといえば話したい」33.3%でした。「話したい派」の年代別割合では50代が75.2%で最多となり、次いで40代が68.8%、20代が65.1%、30代が63.8%という結果になりました。
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【はたらき方の価値観】
回答者全体の616人にはたらき方の価値観を聞くと、「令和的な価値観派」が59.9%で過半数を占め、内訳は「とても令和的」16.7%、「令和的」24.0%、「どちらかといえば令和的」19.2%でした。また、はたらき方に関する項目ごとに聞くと、それぞれ「残業しないのが当たり前派」が52.1%、「リモートワークが当たり前派」が52.1%、「出退社時間は自分で決めるのが当たり前派」が60.5%となりました。
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【転職やキャリアの価値観】
回答者全体の616人にキャリアの価値観を聞くと、「令和的な価値観派」が66.9%で過半数を占め、内訳は「とても令和的」20.8%、「令和的」27.3%、「どちらかといえば令和的」18.8%でした。また、転職やキャリアに関する項目ごとに聞くと、それぞれ「転職が当たり前派」が79.9%、「出世は実力主義派」が70.0%、「管理職は男性のイメージ派」が92.6%、「仕事のスタイルは上司に合わせる派」が60.5%となりました。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13597/230/13597-230-a8011f4ba7e8cc1fdf19ce767a88db1d-1000x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【価値観逆転の可能性】
回答者全体の616人に昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性を聞くと「入れ替わると思う派」が61.7%で過半数を占め、内訳は「とても入れ替わると思う」7.5%、「入れ替わると思う」23.5%、「どちらかといえば入れ替わると思う」30.7%でした。「入れ替わると思う派」の価値観別割合では、令和的派が57.4%、昭和的派が45.1%という結果になりました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13597/230/13597-230-40f01f8b32f6b4d60cde7d4bfffbb888-1000x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※更に詳細な集計データは別紙「2024年 価値観変化の実態調査 報告書」をご参照ください(※2)
【回答者自由記述コメント】
昭和・令和共に、互いの価値観に対するコメントが多く集まりました。
■昭和の考えを持つ派
・昭和の考え方をしている自分を令和の常識に合わせていかないといけないと思う
・今の若い人は飲み会も残業も少ないのが普通。時代の流れでもう昭和は通用しないと言い聞かせている
・昭和生まれの上司が多いが、かなり令和の価値観に合わせてくれているのを感じます
・新卒に「こんな事をする為に入社していない」と言われた。驚愕したが令和の価値観だと受け入れた
・昭和の考えを押し付けた発言でハラスメントをしないように、令和の考えを学んでいる
■令和の考えを持つ派
・多少は昭和時代に戻ってもいいと思うし、令和世代にも昭和を身につけてほしいとも思う
・昭和は多少のハラスメントは暗黙の了解だったのに、逆に令和は何をしてもハラスメントと騒ぎすぎる
・上司が言葉を選びすぎて会話がつまらないケースが多い
・令和は令和ではたらきやすいが、飲み会や上司とのコミュニケーションに寂しさを感じる
・昭和は人情があり、距離感が近かったと聞く。昭和のいい面を令和にも取り入れていければ良いと思う
※その他、価値観に関するコメントは「JobQ Town」にて確認頂けます。
https://job-q.me/28801
【調査まとめ】
今回実施した「2024年 価値観変化の実態調査」では、「令和的」な考えを持つ社会人が全体の6割となりましたが、一部「昭和的」な考えを持つ傾向が見られる結果となりました。全体の7割がハラスメントを気にしすぎと考えているものの、コミュニケーションの壁を生んでいる実態も顕著であり、特に令和的な考えを持つ人ほど過ごしにくさを感じています。しかし、大多数が上司/部下とハラスメントを意識しないコミュニケーションを望んでいるという本音も見られました。そして、今の社会人の当たり前は「残業はしない」「リモートワーク」「出退社時間は自分で決める」「転職はする」「出世は実力主義」となっている一方、「管理職は男性のイメージ」や「仕事のスタイルは上司に合わせる」思考を持っているなど、昭和を感じさせる回答結果から、今の社会人は「昭和令和の"ハイブリット"」の価値観を持つ傾向があると考えられます。
本調査結果の背景には、コロナ禍を通してはたらき方の柔軟性を取り入れた一方で、新しい価値観を持つ世代との関わりやリモートコミュニケーションへの難易度を感じるなど、自由度と制約のバランスにジレンマを抱える社会人が増えたことが関係していると推察できます。昭和の価値観を持つ派は令和に歩み寄るものの、令和の価値観を持つ派は昭和文化を欲している意見が挙がっていることを踏まえると、今後「昭和」「令和」の価値観が逆転していく可能性も考えられる調査結果となりました。
「明日の常識を、ココから。」をコンセプトとする『Job総研』では、世の中で当たり前とされている事を疑い、はたらき方に関連する様々な調査を実施してまいります。そしてリアルで透明度の高い情報を発信することで、個が活躍する社会の実現に向けて貢献してまいります。
■(※1) 過去のJob総研調査の一覧は下記からご覧になれます
Job総研 PRTIMES リリース一覧
■(※2) 2024年 価値観変化の実態調査 報告書(本調査)
報告書では、同調査の属性やその他設問の回答結果をより詳細にご確認いただけます
https://job-q.me/articles/15740
■Job総研について< https://job-q.me/categories/job-souken >
『Job総研』は今後もキャリアやはたらくに関する調査を続けるだけでなく、調査で拾いきれない「社会・企業・個人」3つの観点からの声を収集することで、これまで以上に確立した取組を行ってまいります。その手段として、アンケート調査によって明らかにした事実をもとに、はたらく現場でのリアルな疑問を収集し、それに対する個人の回答も収集します。そして世の中で当たり前とされている事を疑い、明日の常識をココから見つけられるコンテンツとしての情報発信をしてまいります。
■JobQ Townについて< https://job-q.me/ >
「あなたが知りたい”はたらく”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQ Townの累計登録者数は40万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。
■JobQ Town”社会人”に関するQ&A
https://job-q.me/tags/22229
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/
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