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世界初、風力推進補助装置「ローターセイル」をヴァーレ社向け既存ケープサイズバルカーへ搭載完了

PR TIMES / 2024年8月20日 15時52分



株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)とVale International SA(以下「ヴァーレ社」、註1)は、ヴァーレ社との鉄鉱石輸送契約に従事している既存の20万トン級ばら積み船にNorsepower Oy Ltd(以下「ノースパワー社」、註2)製の高さ35m、直径5mの風力推進補助装置”ローターセイル” 2基を搭載しました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92744/245/92744-245-c2effd81d196938b8aade1d680ae47ac-3135x2090.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ローターセイルを搭載した本船 Camellia Dream

ケープサイズバルカー(註3)にローターセイルを搭載するのは※世界初の取り組みです。本船はローターセイルと航海最適化システムを併用することで、1航海の平均で約6~10%の燃料消費量およびGHG排出量の削減が見込まれており、環境負荷低減が期待できます。

商船三井は「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を策定し、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。その達成に向けた5つのアクションの1つに風力推進補助装置の搭載を含めた「さらなる省エネ技術の導入」を掲げています(註4)。商船三井グループは、ローターセイル、ウインドチャレンジャー等の風力推進技術を搭載した環境対応船隊の安全な管理・効率運航を通じ、自社グループからのGHG排出削減のみならず、社会全体の低・脱炭素化に貢献してまいります。

ヴァーレ社は、国際海事機関(IMO)が掲げた国際海運における脱炭素化目標の達成への支援を強化しており、パリ協定の理念に沿ってサプライチェーン排出量Scope3(註5)についても2035年までに15%削減することを目標としています。またGHG排出量の削減に向けた先進技術の採用と最新の鋭船対応に焦点を当て、船主と共に環境対策に取り組んでいます。その一環として2018年以降40万トン型(第二世代)や32.5万トン型の超大型鉱石専用船を起用しながら、ローターセイルや次世代の脱炭素燃料等様々な省エネ技術を積極的に導入しています。

商船三井とヴァーレ社はこれからも安定的な鉄鉱石輸送の実現とGHG削減の両立に向けて取り組み、社会全体の低・脱炭素化に貢献してまいります。

(註1) ヴァーレ社
ブラジルに本社を置く世界有数の鉱物資源会社。
公式サイト: https://www.vale.com/
お問い合わせ:imprensa@vale.com

(註2) ノースパワー社
船舶向け風力推進補助装置「ローターセイル」の開発を手掛けるフィンランドのクリーン テクノロジーおよびエンジニアリング企業。
公式サイト: www.norsepower.com

(註3) ケープサイズバルカー: 10~22万載貨重量トン級のばら積み船

(註4) 風力推進補助装置については2024年5月27日付当社プレスリリースをご参照ください。
商船三井ドライバルク運航船7隻に風力推進補助装置を搭載 ~2030年までに「ウインドチャレンジャー搭載船25隻」を着実に推進~ | 商船三井 (mol.co.jp)

(註5)自社内における直接的なGHG排出だけでなく、自社事業に伴う間接的な排出を対象とするGHG排出のカテゴリー。

※Norsepower社・商船三井調べ 「日本国内外のケープサイズバルカー(DWT10万~20万トン船)」を対象にローターセイルの搭載有無を調査(2024年8月)

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