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グリーン水素の製造・利用プロジェクトの実証施設建設をスタート「やまなしモデルP2Gシステム」・20日に起工式を完了

PR TIMES / 2024年3月1日 19時15分

~山梨県と民間企業が連携の最先端事業で脱炭素化を実現へ~

山梨県(知事:長崎幸太郎)が民間企業10社※1とともに、水素エネルギーを活用した脱炭素化の実現に向け、再生可能エネルギー由来の電力で水素を製造・利用する「やまなしモデルP2Gシステム」※2の実証施設(同県北杜市)の建設を開始します。令和6年2月20日(火)に、プロジェクトメンバーであるサントリーの白州工場(天然水)及び白州蒸溜所(ウイスキー)=いずれも北杜市=において起工式を行いました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/78927/250/resize/d78927-250-4c10c1b6a2aa9bd5cb54-0.jpg ]


[画像2: https://prtimes.jp/i/78927/250/resize/d78927-250-ac2ba551f847e4ba6d52-1.jpg ]

 
山梨県は、電力、繊維、電気機器など国内のトップ企業10社とコンソーシアムを構成し、大規模なP2Gシステムによって再生可能エネルギーで水を電気分解して得られるグリーン水素※3を、企業の工場の水素ボイラー等で利用するための技術開発を推進しています。
 今回構築する実証施設は、運転出力では国内最大となる16メガワットの水電解システムで、令和7年(2025年)の稼働を目指しています。
 P2Gシステムから作り出されるグリーン水素は、サントリーの地元工場のほか、周辺地域での利用も計画しています。今後、国内外のより多くの地域で活用され、水素社会の実現と地域経済の発展に繋がるよう、取り組みを前進させていきます。
 同システムは、グリーンイノベーション基金事業によるNEDOの助成事業の採択を受け、独自に開発したものです。

 20日の起工式は、神事が午前11時から実証事業地(山梨県北杜市白州町鳥原字苗林2884-1他)で、式典が正午から同市白州体育館で執り行われました。式典には県や参加企業、地元経済界などの関係者約60人が出席しました。
 長崎知事はあいさつで「世界的に脱炭素化の流れが加速する今、グリーン水素は、キーテクノロジーとして大きな期待を集めています。世界トップクラスの水素利用エリアが、この山梨県白州の地に生まれることとなりました。この優れたシステムが多くの地域で活用され、水素社会の実現と地域経済の発展に繋がるよう、更に取り組みを前進させていきます」などと述べました。

(1)式典の主な出席者
 別添ファイルのとおり 
https://prtimes.jp/a/?f=d78927-250-7f2f3c74ea98709df85e39d3abe08921.pdf

(2)長崎知事の挨拶全文
 本日、やまなしモデルP2Gシステム建設工事の起工式が執り行われることを誠に喜ばしく思います。
 世界的規模で脱炭素化の流れが加速する今、再生可能エネルギーを活用したグリーン水素は、キーテクノロジーとして大きな期待を集めています。
 各分野トップ企業の技術の粋を集めたこのシステムから作り出されるグリーン水素は、サントリー白州工場にとどまらず、周辺地域での利用も計画しており、まさに世界トップクラスの水素利用エリアが、この山梨県白州の地に生まれることとなります。
 本県において育まれたこの優れたシステムが、国内外のより多くの地域で活用され、水素社会の実現と地域経済の発展に繋がるよう、更に取り組みを前進させていきます。

(3)補足説明
※1 民間企業10社
・東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大矢光雄)
・東京電力ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:小早川智明)
・東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長崎桃子)
・日立造船株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役 取締役社長兼CEO:三野禎男)
・シーメンス・エナジー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大築康彦)
・株式会社加地テック(本社:大阪府堺市、代表取締役社長兼CEO:松岡克憲)
・三浦工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役:宮内大介)
・サントリーホールディングス株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:新浪剛史)
・ニチコン株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:森克彦)
・株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC)(本社:山梨県甲府市、代表取締役社長:中澤宏樹)

※2 やまなしモデルP2Gシステムとは
 P2Gは「Power to Gas」の略。P2Gシステムとは、再生可能エネルギー等由来の電力を活用し水の電気分解から水素を製造する技術であり、カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大と温室効果ガスの削減において、世界的に期待されています。

<参考>P2G(Power to Gas)システム技術開発について(PDF)
https://hq.pref.yamanashi.jp/article/a00154/

※3 グリーン水素
 水を風力・水力・太陽光などの再生可能エネルギーで電気分解し生成された水素のこと。利用時と製造過程の両方で二酸化炭素の排出がなく、脱炭素の取り組みを促進するエネルギーとして注目されています。

<参考>山梨県ホームページ「グリーン水素とは?」
https://www.pref.yamanashi.jp/jyuutensesaku/hydrogen_and_fuel_cells/column/green_hydrogen.html

<参考>グリーンイノベーション基金事業における大規模P2Gシステムの導入先について(PDF)
https://www.pref.yamanashi.jp/documents/107698/r040905_02_yamanashiken_r.pdf

<参考資料>
山梨インデプス https://yamanashi.media/?cat=59
ハイクオリティやまなし https://hq.pref.yamanashi.jp/article/a01390/

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