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【慶應義塾】内在性ヘルペスウイルス6Bは自己免疫疾患のリスク因子である

PR TIMES / 2025年1月10日 15時40分

-ウイルスと免疫疾患やCOVID-19の関連を解析-



【研究成果のポイント】
- 内在性ヒトヘルペスウイルス6B(HHV-6B)が、全身性エリテマトーデス(SLE)や肺胞蛋白症(PAP)の遺伝的リスク因子であることを見出した。また、内在性HHV-6BをもつSLE患者では特徴的な免疫応答が認められることを発見した。
- 重度のアネロウイルス感染がSLEや関節リウマチ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と関連することを見出した。
- これらは免疫関連疾患の臨床的なバイオマーカーとなり、発症予防や個々の患者に合わせた医療の質向上へ貢献すると期待される。


大阪大学大学院医学系研究科の佐々暢亜助教(遺伝統計学/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学/理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム 客員研究員/東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 客員研究員)、岡田随象教授(遺伝統計学/東京大学大学院医学系研究科 遺伝情報学 教授/理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー)、理化学研究所生命医科学研究センター免疫器官形成研究チームのニコラス・パリッシュ客員主管研究員、小嶋将平基礎科学特別研究員、小出りえ研究員らの共同研究グループは、SLEなど5つの自己免疫疾患およびCOVID-19と、内在性HHV-6およびアネロウイルス感染の関連を調べました。

その結果、内在性HHV-6BがSLEの発症や疾患の活性化に大きな影響を及ぼすことを発見しました。また、内在性HHV-6B陽性SLE患者では、特有の免疫応答が引き起こされることを明らかにしました。

本研究成果によって内在性ウイルスやウイルス感染と免疫関連疾患との関連の理解が進み、将来的に、発症予防や層別化医療へ貢献することが期待されます。

この成果は、2025年1月3日19時(日本時間)に米国科学雑誌Nature Geneticsにオンライン掲載されました。本研究成果について、1月15日(水)14時からオンラインにて記者発表を行います。是非ともご取材くださいますよう、よろしくお願いいたします。

▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2025/1/9/250109-1.pdf

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