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「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」表彰式-地域福祉の拠点となる、開かれた福祉施設建築事業を決定-

PR TIMES / 2022年3月18日 19時45分

日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)は、福祉への新しいイメージを作るため、「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」を実施し、福祉施設・事業所の建築助成事業を募集しました。2022年3月18日(金)には、計472事業より選ばれた6事業への表彰式を実施しました。採択された6事業には総額1,448,000,000円の助成金を交付し、地域の人たちに親しまれる福祉施設の建築を支援します。
なお、学生を対象に実施したアイデアコンペ「日本財団福祉のデザイン学生コンペ2021」にて、これからの福祉を描く優れたアイデアやデザインを提示した9組への表彰式も併せて行われました。




■みらいの福祉施設建築プロジェクトの背景
本プロジェクトは、社会福祉施設が地域福祉の拠点となり、地域社会に開かれた魅力ある場所として認知され、まちづくりの核となるよう事業実施団体と設計者の協働による建築デザイン提案を含む、建築関連助成事業の募集を行ったものです。
社会背景の変化(少子高齢化や多様性の尊重、コミュニティの希薄化など)に伴い、社会福祉施設には地域福祉を担う拠点としての役割が求められています。建物のデザインが変わることで、福祉のケアやサービスが変わり、利用者・職員に愛される福祉に変わればまちが変わります。福祉施設の建築事業への助成や補助金は、行政や民間助成財団でも行われていますが、建築デザイン提案を含む助成金の募集は他に例のないものであり、建築・福祉両分野から審査委員を構成し申請事業の評価を行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25872/276/resize/d25872-276-2c7597179b84a58ffb6d-0.jpg ]

今回のプロジェクトでは、地域性や周囲の自然を活かし、地域全体に開かれたデザインを提示した事業が、多く採択されました。採択事業実施団体の1つである、社会福祉法人丹緑会の篠崎さんは、「今回のプロジェクトに応募したことで、なぜ福祉施設が地域に開かれた存在でなければならないのか、改めて考えるきっかけを頂きました。」とコメントをしました。
採択された事業の建築を通して、福祉サービスや地域共生社会における福祉施設デザインの重要性を伝えるとともに、地域に開かれた魅力ある福祉施設の全国拡大を目指します。

■関係者コメント(一部)
・笹川 陽平(日本財団 会長)
「この度は、本当にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。日本人は昔から、コミュニティの中で助け合って生きてきた歴史があります。本プロジェクトをきっかけに、これからの少子高齢化社会の中で、日本の福祉施設が生まれ変わり、素晴らしいコミュニティの中心となっていくことを願っています。」

・工藤 和美氏(日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト 審査委員長)
「応募いただいた472事業の申請団体の思い、活動の志の高さと献身的な姿勢に心打たれる思いがしました。採択に至らなかった方々も、お示し頂いたすばらしい計画が、何かしらの形で実現していきますことを心より願っております。」

■「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」助成決定6団体および設計者一覧

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人かしわのもり(北海道 河東郡鹿追町)
設計者:株式会社トコト一級建築士事務所
設計デザイン案タイトル:まち化する福祉施設レンガの家
助成金額:290,310,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人丹緑会(栃木県小山市)
設計者:合同会社わくわくデザイン
設計デザイン案タイトル:地域の一部となれ
助成金額:300,000,000円

事業実施団体(整備場所):一般社団法人Burano(栃木県小山市)
設計者:NIDO一級建築士事務所
設計デザイン案タイトル:BURANO OYAMAー医療的ケアが必要な子どもたちと家族の欲張り拠点ー
助成金額:222,390,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人聖救主福祉会(東京都江東区)
設計者:JAMZA一級建築士事務所
設計デザイン案タイトル:深川えんみち
助成金額:282,790,000円

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人縁活(滋賀県栗東市)
設計者:b.i.n木村敏建築設計事務所
設計デザイン案タイトル:集落に繰りだす福祉溶けこむ施設
助成金額:52,510,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人新生福祉会(広島県尾道市)
設計者:株式会社伊東豊雄建築設計事務所
設計デザイン案タイトル:体験型福祉施設「ボナプール楽生苑」
助成金額:300,000,000円

6事業 助成金額(当初決定額)総額 1,448,000,000円

■「日本財団福祉のデザイン学生コンペ2021」受賞9チーム一覧
最優秀賞
受賞者名:
・吉田真緒(横浜国立大学大学院)
作品タイトル:ハッチポッチスタジオ-都市に建つ障がい者福祉施設-
副賞:賞金500,000円

優秀賞
受賞者名:
・鎌田富貴子(北海道教育大学函館校)
・吉田響(日本女子大学)
・高橋侑里(東洋大学)
作品タイトル:だいありぃ
副賞:賞金250,000円

入賞
受賞者名:
・橋口真緒(東京理科大学)
・小林泰(東京理科大学)
・殖栗瑞葉(東京理科大学)
作品タイトル:募空間のすゝめ
副賞:賞金50,000円

入賞
受賞者名:
・大久保尚人(芝浦工業大学大学院)
・齊藤彬人(芝浦工業大学大学院)
作品タイトル:
葡萄畑のある暮らし
~崩壊する地方の公共に対し、福祉を媒介とした新たな公共の提案~
副賞:賞金50,000円

入賞
受賞者名:
・松島佑宜(金沢工業大学大学院)
・高田綾乃(金沢工業大学大学院)
・勝亦直人(金沢工業大学大学院)
作品タイトル:99の複支~小さな支え合いの物語~
副賞:賞金50,000円

奨励賞
受賞者名:
・奥山堅太(愛知工業大学大学院)
作品タイトル:しまごとふくし
副賞:山道氏・大西氏より推薦図書を授与

選外佳作(大西賞)
受賞者名:
・三浦仁(工学院大学大学院)
・立石和香菜(工学院大学大学院)
・中村綜真(法政大学大学院)
・濱野開登(法政大学大学院)
作品タイトル:遭逢の家
副賞:―

選外佳作(山道賞)
受賞者名:
・竹内將人(早稲田大学大学院)
・兵頭璃季(早稲田大学大学院)
作品タイトル:「道」を福祉施設に-遍路道を軸とした町の健康維持装置-
副賞:ー

選外佳作(吉倉賞)
受賞者名:
・石珂鳴(京都工芸繊維大学)
作品タイトル:2Fの福祉
副賞:ー

■「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」審査委員 ※審査委員長以下50音順表記

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/25872/table/276_1_61557b6117a4e0d726d950f68d6290c2.jpg ]



■「日本財団福祉のデザイン学生コンペ2021」審査委員 ※50音順表記

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/25872/table/276_2_f51dfc657d88085ee4df148fc16073d6.jpg ]


※本プロジェクトの結果は、以下特設サイトでも3月18日(金)18時より公開予定です。
日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト特設サイト:https://fukushi-kenchiku.jp/
HPでは、各審査員の総評や助成決定事業・受賞者のデザイン案をご覧いただけます。
※各団体への取材を希望される場合には問い合わせ先までご連絡ください。

■日本財団について
[画像2: https://prtimes.jp/i/25872/276/resize/d25872-276-4ca4ac865c2fe812947d-1.jpg ]

痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は、1962年の創立以来、国境や分野を超えて子ども・障害・災害・海洋・国際協力などの公益事業をサポートする、日本最大規模の財団です。
https://www.nippon-foundation.or.jp/


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