SMN、講談社が運営するデジタルマーケティングサービス「OTAKAD」への技術提供を開始
PR TIMES / 2025年1月14日 16時45分
3rd Party Cookie規制環境下での広告配信強化に向けた取り組みを実施
SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:原山 直樹、以下SMN)は、自社保有メディアの 1st Party Data を活用した広告配信サービスを提供する株式会社講談社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野間 省伸、以下講談社)が運営するデジタルマーケティングサービス「OTAKAD」への技術提供を開始したことをお知らせします。
今回の技術提供により、SMNが持つ高度な広告配信技術と 講談社の持つ 1st Party Data を活用した配信手法を融合し、「OTAKAD」の広告効果の向上へ寄与します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13903/359/13903-359-ad7fa387da24057acfc5509bbd766bbb-3900x437.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「OTAKAD」とは
「OTAKAD」とは、講談社が運営する10以上のWebメディアに訪れたユーザーの記事閲覧データを活用し、Web面への配信に特化した広告配信サービスです。
講談社の持つユーザーの記事閲覧データや各メディア側で持ち合わせているデータをもとに、ユーザーの興味関心を抽出し、「熱狂」 「理解深度」 「頻度」を解析することで、リアルタイムにユーザーの「今、興味があること」を特定し、最適な広告配信を実現します。また、広告配信のほか、レポートサービスやクリエイティブ制作サービスも提供し、Web広告配信を一気通貫でサポートします。
技術提供の背景と本取り組みの概要
近年、ユーザーのプライバシー保護の観点から、広告配信やその効果計測に用いられてきた 3rd Party Cookie の利用規制について、業界全体で慎重に検討が進められています。広告配信プラットフォームを提供する事業者は日々変化する 3rd Party Cookie の利用規制に関する動向を踏まえた対応が求められています。
SMNでは、これまでソニーグループの優れた技術をもとにデジタル広告配信の開発を進め、2012年より今日に至るまで豊富な配信メニューを備えたデジタル広告配信プラットフォーム「Logicad(ロジカド)」を提供しており、3rd Party Cookie の利用規制に関する動向を注視しながら、代替技術の検証・開発を進めてまいりました。
この度、SMNの「Logicad」で培った技術力を講談社の「OTAKAD」に提供することで、課題である 3rd Party Cookie 規制に対応した配信(※)を実現し、さらなる広告効果向上へ寄与します。
(※)今回の技術提供では、「OTAKAD」において、従来の 3rd Party Cookie を用いた広告配信に加え、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下インティメート・マージャー)が提供する共通IDソリューション(*1)「Intimate Merger Universal Identifier(以下「IM-UID」)」を用いたSafariブラウザ面に対する広告配信が可能となります。
共通IDソリューション「IM-UID」とは、インティメート・マージャーが提供する 3rd Party Cookie を用いずにユーザー識別を可能とするソリューションです。「IM-UID」を用いることで、 3rd Party Cookie の利用が規制されているiOSデバイスに対しても、ユーザーのプライバシーに配慮した広告配信を可能とします。また、「IM-UID」を用いたSafariブラウザ面への配信が実現することで、配信ボリュームが拡大し、これまでリーチしづらかったユーザーへのアプローチも期待できます。
今後の展望
今回、SMNから「OTAKAD」への技術提供にあたり、「IM-UID」を活用することで 3rd Party Cookie に依存しない広告配信を「OTAKAD」で提供可能としました。今後も、3rd Party Cookie の利用規制に関する市場環境の変化に合わせたアップデートを行い、「OTAKAD」の広告効果の向上に寄与できるよう連携を強化します。
また、本技術提供を通じ、SMNがこれまで培ってきた高い技術力と講談社が持つコンテンツ制作力とを融合し、今後双方の強みを活かした独自性のあるサービスの創出などの検討を進め、講談社の目指すコンテンツ型広告の市場化に向けた支援を進めます。
*1: 共通IDソリューション
媒体社や広告主が発行・管理するユーザー情報を元に、個人を特定しない形でIDを生成する技術。暗号化されたIDのみを媒介することで、連携するプラットフォームはプライバシーに配慮したユーザーターゲティングや広告の効果測定が可能となる。
■SMN株式会社 < https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。
※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。
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