より小型かつスマートな次世代の車載用ハイサイド・スイッチICを発表
PR TIMES / 2013年1月30日 10時24分
~ 共通パッケージによる柔軟性と拡張性を特徴とし、小型化および高精度化を実現する最新の高機能ハイサイド・スイッチIC ~
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、車載用半導体
の主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、
業界をリードする車載機器用(ライトやボディ・モジュール等)スイッチICの
次世代製品を発表しました。機能が強化された新製品は、保護機能および信頼性
が改善された他、競合製品と比べて最大40%の小型化に成功しました。
STが開発した高機能ハイサイド・スイッチICは、従来の車載用リレーを置き
換える信頼性および効率に優れた製品です。STのVIPowerプロセスを用いた製品
ファミリは、数世代にわたり、幅広いデバイスに向けた共通パッケージ等の
メリットを提供してきました。これにより、車載機器メーカーは、同一の基本
ハードウェアおよびソフトウェアで複数の異なるモジュールを製造でき、市場の
多様な要件をサポートすると同時に、コスト・パフォーマンスに優れた様々な
仕様やオプションを提案できるようになります。共通パッケージのアプローチは、
ハイサイド・スイッチ・ベンダーで幅広く採用されています。
今回発表されたSTのVIPowerプロセスを採用した第7世代M0-7シリーズは、75%の
製品が5 x 4mmパッケージで提供され、他社の最小サイズの製品よりも40%小型化
されています。そのため、車載機器の設計者は、基板スペースを縮小でき、
モジュールの小型化が可能になります。さらに、内部設計の様々な変更により、
精度の向上、診断フィードバックの強化、信頼性の向上を実現しました。具体的
には、ショート保護機能の強化、電源電圧・デバイス温度の正確なフィードバッ
クおよび負荷電流検出の高精度化、クラス最高の電磁放射(EMI)性能等です。
現在、M0-7シリーズの全製品がサンプル出荷中です。最初に量産されるのは
VND7020AJ-E(デュアル・チャネル)で、2013年第2四半期の量産開始を予定して
います。単価は、1000個購入時に約1.1ドルです。同シリーズのパッケージ・
タイプには、PowerSSO-16、PowerSSO-36、Octapak、SO-8があります。
M0-7シリーズの特徴
・負荷電流・電源電圧・デバイス温度の正確なフィードバック
・マルチプレクスされたセンス機能
・電力制限時および過熱時の選択型ラッチオフ
・バルブ / LEDモード(クアッド・チャネル)
・柔軟なフォルト・リセット管理
・逆接保護
・オン / オフ状態のフル診断機能
・超低暗電流
車載用ハイサイド・スイッチICの詳細情報
高機能ハイサイド・スイッチICは、高度な車載機器の開発において、重要な役割
を果たしています。同製品では、電子制御スイッチとしてのパワーMOSFETが
ロジック回路・制御回路・センサ回路と共に1パッケージに集積されています。
またマイクロプロセッサを使用してダッシュボードのスイッチやセンサ等からの
入力、およびハイサイド・スイッチICからの情報に応じてライト、モータ、
ヒーター、バルブ等の負荷を制御できます。センサには、照度センサ、雨感知
センサ、車内温度センサ、ホイール・スピード・センサ、その他サブシステムの
種類によって様々なものがあります。
ロジック回路・制御回路・センサ回路を統合したことで、高機能ハイサイド・
スイッチICはモータのような誘導性負荷、またはヒーターのような抵抗負荷と
いった異なる負荷でも安定して動作することができます。さらに、こうした
先進的な機能により、スイッチはマイクロプロセッサからの制御無しに多くの
機能を実行でき、技術者はソフトウェアの簡略化とプロセッサのリソース使用の
効率化ができます。過電圧、過熱、オープン・ショート等の状態を防ぐ内蔵保護
機能は、サブシステム、モジュールまたは配線への障害を防止し、安全が確認
されてからスイッチを再起動します。
ハイサイド・スイッチICは負荷の電源側で動作するように特化して設計されて
いることから、バッテリ電圧に直接接続されており、負荷の負端子を自動車用
シャーシに直接接続することができます。この設計により、配線やコネクタ数が
減り、自動車のコストおよび重量が低減します。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワーとオートモーティブ製品」部門と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」部門の多種多様なアプリケーションに
半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・
省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ
機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の
暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、より
スマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り
組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい情報は
STのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
オートモーティブ製品グループ
TEL: 03-5783-8260 FAX: 03-5783-8216
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