島根県立石見美術館 企画展「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」の開催
PR TIMES / 2022年6月29日 19時15分
島根県立石見美術館では、企画展「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」を下記の通り開催いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/36130/386/resize/d36130-386-d38fc66fcffbd06a04b9-0.jpg ]
展覧会概要
石見出身のアーティストが描くスペキュラティブな世界像
島根県浜田市出身の平川紀道(1982~)と、島根県益田市出身の野村康生(1979~)が、生まれ育った島根県西部・石見地域で新作を披露します。
平川はコンピューター・プログラミングを駆使した映像・音響インスタレーションを中心に、国内外の美術展、芸術祭などで活躍しています。野村は高次元(4次元以上の次元)や宇宙についての考察をテーマに絵画を制作していましたが、2018年にニューヨークに拠点を移して以降は、体験型のインスタレーションを発表しています。
2人は同世代、同じ地域の出身であるだけでなく、いずれも東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)でアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加する(野村は2015年、平川は2016年)など、アートとサイエンスの領域をまたぐ活動をしているという共通項を持っています。
「眼で見ているもの、耳で聞いているものは世界そのものではない」とする平川と、「あなたが今見ている世界は、どこまでが本当に実在する世界でしょうか」と問いかける野村。2人のアーティストが“スペキュラティブ”な(=未知のものごとを考えるための)作品を通して私たちの身体や知覚を揺さぶります。
企画展「平川紀道・野村康生」公式サイト https://www.grandtoit.jp/museum/hirakawa-nomura
会 期
令和4年7月2日(土)~ 8月29日(月)
休館日:毎週火曜日
開館時間:9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)
会 場
島根県立石見美術館 展示室A、B、C
関連プログラム
1. 開幕記念対談 平川紀道×野村康生
[日時]7月2日(土)14:00~15:30
[会場]講義室
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
※事前申込制(定員:30名)
◆オンラインライブ配信あり
2.「食べる瞑想×体験型アートで自分のなかの宇宙と出会おう!大人が気付くワークショップ」
高次元や重力を扱う野村康生が今回出展するのは「体験型アート」。それにあわせて認知心理学や瞑想の研究者たちと共同でこの日限りの「食べる瞑想」ワークショップを実施します。体験型アート作品は瞑想前と瞑想後で“知覚の違い”が生じるだろうか?あなたのなかの宇宙を認知心理学者とともに考察していきます。
[日時]7月9日(土)14:00~16:00
[講師]野村康生
北川智利(吉賀心理学研究所 代表、立命館大学 客員教授)
高橋康介(立命館大学総合心理学部 教授)
藤野正寛(NTT コミュニケーション科学基礎研究所 リサーチスペシャリスト)
[会場]講義室
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
※事前申込制(定員:20名)
3. 特別対談 1 森田真生(独立研究者、『数学する身体』著者)×平川紀道
[日時]7月10日(日)14:00~16:00
[会場]講義室
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
※事前申込制(定員:30名)
◆オンラインライブ配信あり
森田真生
1985年、東京生まれ。独立研究者。京都東山の麓にある研究室を拠点に、執筆や講演、教育の活動にたずさわるかたわら、人間と人間でないものの関係を編み直す言葉と思考の可能性を追究している。著書に『数学する身体』(2016年に小林秀雄賞を受賞)、『計算する生命』(2022年に河合隼雄学芸賞を受賞)、『僕たちはどう生きるか』、絵本『アリになった数学者』(脇阪克二・絵)、随筆集『数学の贈り物』、編著に岡潔著『数学する人生』がある。
4.「自然の力と高次元!子供たちと作る宇宙のシャボン玉ワークショップ」
シャボン玉ってどうしてまぁるい形をしているのでしょう?他のかたちも出来るでしょうか?
実はシャボンの膜にも様々な自然の法則が働いています。目には見えないそうした力を利用して宇宙の不思議を発見するびっくり実験に挑戦してみませんか?
[日時]7月18日(月・祝)10:00~12:00
[講師]小林晋平(東京学芸大学准教授、Eテレ 『思考ガチャ!』MC)
野村康生(アーティスト)
[シャボン玉ワークショップ監修]山崎詩郎(東京工業大学)
[会場]多目的ギャラリー
[対象]小学校4年生~高校生
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
※事前申込制(定員:20名)
5. 特別対談2 内藤廣(建築家、グラントワ設計者)×平川紀道
[日時]8月11日(木・祝)14:00~15:30
[会場]多目的ギャラリー
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
※事前申込制(定員:50名)
◆オンラインライブ配信あり
内藤廣
建築家。1950年生まれ。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤廣建築設計事務所を設立。2001~11年東京大学大学院において教授、同大学にて副学長を歴任。主な建築作品に、海の博物館、牧野富太郎記念館、島根県芸術文化センター、富山県美術館、とらや赤坂店、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設、東京メトロ銀座線渋谷駅、紀尾井清堂 などがある。
6. ギャラリーツアー(学芸員と一緒に作品を体験する会)
[日時]7月31日(日)、8月7日(日)14:00~15:00
[料金]参加無料(ただし企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要)
当日先着10名(13:30より美術館前室にて受付)
1.~5.の申込方法
事前にメールか電話にて、1.イベント名、2.氏名、3.電話番号、4.参加人数 をお知らせください。関連プログラム申込専用アドレス:h-n-iwami@grandtoit.jp
電話:0856-31-1860(グラントワ代表)
【お問い合わせ】
島根県芸術文化センター「グラントワ」
学芸課 川西・南目
総務広報課 田原・中川
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