GovTechベンチャーPolimill、大阪スマートシティパートナーズフォーラムで事業採択
PR TIMES / 2024年10月2日 16時40分
大阪府阪南市が抱える社会的脆弱性に対する生成AIの社会実装を促進。一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部・研究科と共に、生成AI導入の社会的インパクトを科学的に評価します。
Polimill株式会社(東京都港区、代表取締役:横田えり)は2024年9月2日、大阪スマートシティパートナーズフォーラムにおいて、省庁・自治体向けサポートAI「QommonsAI(コモンズAI)」を導入した自治体業務の効率化と、地域社会の課題解決を目指す事業が採択されたことを発表いたします。本事業では、導入事例として大阪府阪南市が抱える少子高齢化、地域経済の活性化、インフラの老朽化など多岐にわたる社会的課題に対し、生成AIを用いて効果的な解決策を提供することを目的としています。
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事業の概要
今回の事業では、行政業務に特化した生成AI「QommonsAI(コモンズAI)」を導入し、阪南市の自治体職員と連携し以下の取り組みを進めます。:
生成AIによる業務効率化と政策立案の支援
QommonsAIは、阪南市独自のデータ(議会議事録などの行政文書、地域の統計データ、OPEN DATA等)を活用し、自治体の各部署での業務効率化と政策立案の支援を行います。プロンプトのテンプレートも阪南市のニーズに合わせてチューニングし、職員がより使いやすい形で情報を取得できるようにします。
これにより、迅速かつ効果的に市民のニーズに対応できる行政サービスの提供を目指します。
官民学連携による社会的インパクトの評価
ただ生成AIを導入するだけではなく、実際に職員のみなさんの業務や日常生活、そして最終的には住民の皆様にとって有益なものである必要があります。
一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部・研究科の監修のもと、コモンズAIの導入効果を科学的に評価します。具体的には、業務効率の向上度合いを測定するアンケート調査や、コモンズAIを活用した都市課題の解決に係る政策立案について市民からのフィードバックを収集し、政策評価を行います。これにより、コモンズAIがもたらす社会的インパクトを定量化し、その結果を行政やコモンズAIにフィードバックすることで、さらなる改善策を導入します。学術的な視点から、コモンズAIの効果を科学的に測定し、結果をフィードバックすることで、実際の行政サービスの改善に繋げます。
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産学官民連携
大阪府阪南市からのコメント
阪南市では、デジタル技術を活用し、地域の課題を解決するために「阪南市スマートシティ推進計画」を令和6年3月に策定しました。人口減少、少子高齢化や行政を担う人材不足などの行政課題が顕在化している中、デジタル技術を活用して新たなアプローチで社会課題を解決するべく、様々な取り組みを行っています。
この度、生成AI(QommonsAI(コモンズAI))を活用して、職員の業務の効率化だけでなく、都市課題の解決に向けた政策立案などを行います。全国的な社会課題を題材に生成AIの活用を行い、自治体のモデルケースになれるよう取組を進めていきます。
今後の展望
今回の取り組みは、生成AIを活用した自治体業務の革新と、地域課題の解決に向けた新たなアプローチとして、大阪府阪南市をはじめ、全国の自治体にも広がる可能性を持っています。Polimill社は、生成AI「QommonsAI」の更なる機能強化を図り、自治体と住民がともにより良い社会を築けるよう、官民学連携のもとで貢献してまいります。
参考資料
令和6年度「大阪スマートシティパートナーズフォーラムプロジェクト推進補助金」の採択事業を決定しました。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は、各専門領域で大幅に強化された行政サポート生成AI【QommonsAI】(コモンズAI)と、誰でも安心して簡単にまちづくりに参加できるSNS【Surfvote】(サーフボート)を開発・運営・提供するICTスタートアップ企業です。
QommonsAIは省庁や多くの地方自治体で利活用されており、Surfvoteでは一般社会の課題と各地方自治体が抱える課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、理性と感性を伴うデジタル駆動型社会を、AIとSNSで実現させたいと考えています。企業Webページはこちら
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