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三菱重工と日本ガイシ、アンモニア分解ガスからの膜分離水素精製システムを共同開発 クリーンな原料・燃料としての水素利用に向け、システムの早期実用化を目指す

PR TIMES / 2024年4月19日 15時40分

◆ アンモニア分解後の水素・窒素混合ガスから、膜分離方式によって水素を精製するシステムを構築
◆ 本システムの開発・事業化を推進し、水素の安定供給とカーボンニュートラル社会の実現に貢献



[画像: https://prtimes.jp/i/25611/578/resize/d25611-578-688933d134dc1e9910da-0.jpg ]


三菱重工業株式会社(社⾧:泉澤 清次、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工)と日本ガイシ株式会社(社⾧:小林 茂、本社:名古屋市瑞穂区、以下、日本ガイシ)は、水素・アンモニアサプライチェーンの導入と大量輸送の本格化を見据え、アンモニア分解ガスからの膜分離水素精製システムの共同開発を行います。

今回の共同開発では、アンモニアを分解する際に生成される水素と窒素の混合ガスから、膜分離方式によって、水素を精製する最適なシステムの構築を目指します。三菱重工は、アンモニア製造プラントをはじめとした、国内外における多数の化学プラント納入実績や、これまで培ってきたアンモニアおよび水素のハンドリング技術に関する深い知見を生かします。また、日本ガイシは化学プロセスや浄水分野で培った固液分離膜技術と独自の成膜技術に基づき、分離精度と耐久性に優れた世界最大級のセラミック膜に関する深い知見を生かします。精製された水素はクリーンな原料・燃料として利用できることから、本システムの早期実用化を目指し共同で開発を推進していきます。

アンモニアは、燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料である水素を、安全かつ大量に⾧距離輸送・貯蔵することが可能な水素キャリアの1つとして注目されています。日本の「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」プロジェクトをはじめ、欧州などの国内外においてサプライチェーン構築が計画されており、今後の市場の伸⾧が期待されています。

三菱重工グループは、2040年のカーボンニュートラル達成に向け、エネルギー供給側で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」に戦略的に取り組んでいます。水素・アンモニアサプライチェーンの構築に寄与するべく開発中のアンモニア分解システムに加え、アンモニア分解ガスからの膜分離水素精製システムの開発と、その事業化を推進することで、脱炭素技術の早期確立・社会実装を図るとともに、持続可能なカーボンニュートラル社会の実現へ貢献していきます。

日本ガイシ・NGKグループは、カーボンニュートラル実現に寄与するため、4つの戦略からなる「カーボンニュートラル戦略ロードマップ」を策定し、水素・CCU/CCS(CO2の回収・利用・貯蔵)関連技術や製品の開発・提供を推進しています。独自のセラミック技術をコアに従来は困難とされるものを実現するとともに、そのキーデバイスが社会に実装されるところまで手掛けていくことにより、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

■三菱重工業株式会社
 ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp/
 オンラインマガジン「SPECTRA」(日本語):https://spectra.mhi.com/jp
 公式Twitter:@MHI_GroupJP

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