「五輪で一皮剥けた選手たちの戦いに注目です」。為末大がロンドン五輪を振り返り、陸上ワールドツアー「ダイヤモンドリーグ」への期待を語る・・・第13戦チューリッヒ、最終戦ブリュッセルをWOWOWで生中継

PR TIMES / 2012年8月30日 17時59分



5月から五輪を挟み、4ヶ月にわたって世界各地で行われてきたダイヤモンドリーグも8月30日の第13戦チューリッヒ、9月7日の第14戦ブリュッセルでいよいよファイナルを迎える。ここでは、ファイナルを直前に控え、ダイヤモンドリーグを含めた今季の海外選手の活躍や残り2戦のみどころ、さらには来年への展望などを01年・05年世界陸上400mH銅メダリストの為末大さんに話を伺った。

Q:ダイヤモンドリーグやロンドン五輪で特に印象に残った選手はいましたか?

為末:五輪前は一時不調も騒がれていましたが、結局、今年もU.ボルト(ジャマイカ)の1年だったな、という感じです。若い選手の活躍も印象に残りました。400mのK.ジェームス(グレナダ)や世界記録を出した800mのD.ルディシャ(ケニア)とか。あとは、400mHのF.サンチェス(ドミニカ)の五輪前と五輪での豹変ぶりは、個人的には非常に面白かったです。

Q:サンチェスの五輪での活躍(※)はどのように見られましたか?
※34歳にして2大会ぶりの金メダルを獲得。01年エドモントン世界陸上では1位がサンチェスで、銅が為末さん

為末:01年のエドモントンで一緒に戦ったサンチェスやJ.ムジック(チェコ)ら“同窓生”の中で、まだ現役でがんばっている選手がいて、自分も含めて五輪でもう一花咲かせようというのを「ないだろうな」と思いつつも狙っていたんです。でも、結局みんなだめで、サンチェス選手にはその分がんばってほしいという思いはありました。本当に金メダルをとるとは思ってもいませんでしたけど。あまり、他の選手が勝って嬉しいと思うことはないんですが、嬉しかったし、背景も知っていたから、よく勝ったなと思いました。

Q:五輪前にダイヤモンドリーグを4連勝していたJ.クルソン(プエルトリコ)の優勝を予想されていたのでは?

為末:そうですね。400mHは予選から決勝までのレースマネージメントが必要なんですが、若いクルソン選手には、まだそこのところが備わっていなかったかもしれませんね。サンチェス選手の術中にはまった感じ。でも、今後は、クルソンや、20歳のJ.ゴードン(トリニダードトバゴ)など若手が台頭してきていて、来年の世界陸上あたりから世代交代が始まるのではないでしょうか。

Q:今後、400mHの中心となっていきそうなクルソンの魅力とは何ですか?

為末:彼が10代の頃、まだすごく弱いときに一緒に出場したことがあるんですが、大きい選手にはまりがちなハードル手前でちょこちょこ足を合わせていく感じがないです。足はそんなに速くないと思いますが、198cmの長身にしては器用。昔いたH.アルソマイリー(サウジアラビア/01年エドモントン世界陸上4位)が良かった時のようで、身体は大きいのに上手。今後が楽しみです。(※クルソンは第13戦のチューリッヒに出場予定)

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