長谷工コーポレーションとTOPPANエッジコンクリートの強度発現管理をDXする「RFIDセンサーシステム」を開発
PR TIMES / 2024年8月29日 12時45分
建設現場の作業効率向上・環境負荷軽減を推進
株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:池上 一夫、以下 長谷工コーポレーション)とTOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:添田 秀樹、以下 TOPPANエッジ)は、建設現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるべく、2020年4月から共同研究を実施してきました。このたび、本共同研究の成果として、RFID(※1)と温度センシング技術の活用によって、コンクリートの硬化による強度の発現を遠隔で確認可能とする「RFIDセンサーシステム」(特許申請中、以下 本システム)を開発しました。
建設現場で型枠に打ち込まれるコンクリートは、硬化初期のコンクリート強度に応じて型枠を取り外すなどの次工程に移行します。従来、硬化初期のコンクリート強度は、供試体を用いた外部機関の圧縮強度試験で確認しています。本システムは、コンクリートを打込む型枠の内側に設置した「RFIDセンサー」が測定したコンクリート温度から、硬化初期のコンクリート強度を推定するもので、リアルタイムに遠隔でコンクリート強度の発現をモニタリングできます。そのため、外部機関の圧縮強度試験が不要になり、迅速な次の施工工程への移行による作業効率向上や、供試体の削減によるCO2排出量および廃棄物の削減が期待できます。
なお、本システムの検証は、長谷工コーポレーションが進めている建設現場において2024年初頭より実施しており、本システムを用いた施工管理の運用方法の確立や、操作性ならびに作業性の向上を進め、2025年度中の本格導入を目指します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/1471/resize/d33034-1471-3cb6c6c9f0906bc29467-0.png ]
■ 本システムの特長
・RFIDを用いた作業性の向上
本システムは、コンクリートを打込む型枠の内側に「RFIDセンサー」を設置し、外側に“読取り機”を取付けることで、打込まれたコンクリートの温度データを測定し記録します。「RFIDセンサー」はシール状であるため型枠の内側に貼付するだけで取り付けることが可能で、設置に際して配線処理や型枠の加工が不要です。また、「RFIDセンサー」は非常に薄型で、型枠を取り外した後のコンクリート表面の痕跡がわずかであるため、手直しや仕上げ施工への考慮も不要です。
・無線通信かつ遠隔でコンクリートの強度発現を確認可能
「RFIDセンサー」で測定したデータは型枠の外側に設置する読取り機で無線により記録します。記録された温度データは、クラウドに自動で転送されます。この温度データを用いて建築基準法の告示に示される推定式からコンクリートの強度を推定することで、遠隔からもリアルタイムで強度発現の確認が可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/1471/resize/d33034-1471-40f79c29f38feaa8909b-0.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/1471/resize/d33034-1471-22e9ae1fbff949b45199-0.png ]
■ 今後の展開
長谷工コーポレーションとTOPPANエッジは、今後も、働き方改革やCO2排出量、廃棄物の削減による環境負荷の低減を目指し、建設現場のDXに向けた開発と普及を共同で推進します。
※1 RFID(Radio Frequency Identification)は、電磁界や電波などの無線通信を用いて、ICタグなどの情報を非接触で読み書きする自動認識技術。温度センサー付きRFIDタグは、固有IDに加えて温度センサーを内蔵。また、リーダー・ライターから発せられる電波を電源として作動するため、電池交換が不要で、センサーの小型化、薄型化が可能
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
「AUTOMOTIVE WORLD 2025」に出展
PR TIMES / 2025年1月15日 14時45分
-
北海道新幹線工事における遠隔臨場の取り組みについて - モデル工区 渡島(おしま)トンネル(上ノ湯(かみのゆ)) -
@Press / 2025年1月15日 14時15分
-
TOPPANデジタルとTOPPANエッジ、金融庁「FinTech実証実験ハブ」支援案件に採用されたデジタル証明書を活用した取引時確認を行う実証に参画
PR TIMES / 2024年12月23日 11時45分
-
セメダインが弾塑性接着剤「TGA(R)-3」を開発、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の鉄骨造建築物のブレース接合部に採用
PR TIMES / 2024年12月20日 13時45分
-
TOPPANエッジ、クレジットカード製造・発行においてカーボンニュートラルを達成し、世界初、国際規格「ISO 14068-1:2023」に準拠
PR TIMES / 2024年12月17日 16時45分
ランキング
-
11時間半の山越えバスが“タダ”!? 岐阜山間部の2大都市を結ぶ無料シャトルバス運行
乗りものニュース / 2025年1月15日 14時12分
-
2裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
3「来週会合で利上げ判断」=米新政権政策、賃上げ注視―植田日銀総裁
時事通信 / 2025年1月15日 16時8分
-
4悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください