「加害者の逃げ得を許さない」困窮する犯罪被害者遺族の思いが国の制度を変える…「犯罪と贖罪~賠償しない加害者たち~」8月31日(土)放送!
PR TIMES / 2024年8月30日 13時45分
【テレビ大阪】ドキュメンタリー7「犯罪と贖罪~賠償しない加害者たち~」8月31日(土)午前11時~11時30分放送
「目立たずとも私たちの生活に多大な貢献をしている人たち」、「社会的に弱い立場の人に寄り添い、一緒に歩む人たち」。日頃のニュース取材の中で見つけたそんな人々にスポットライトをあてたドキュメンタリー番組です。第18回のテーマは「犯罪被害者遺族への経済的支援」。損害賠償金がほとんど支払われない現状に、遺族たちが声を上げ国を動かそうとする姿をお伝えします。
第18回「犯罪と贖罪~賠償しない加害者たち~」
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1997年8月、長男・聡至君(当時15歳)を同級生ら10人による集団リンチで亡くした兵庫県の高松由美子さん。
少年の健全な育成を理念に施行された「少年法」が壁となり、加害者は刑事裁判を受けることもなく、加害者の弁護側だけが入った審判でも、遺族は記録を閲覧することさえ拒まれた。
[画像3: https://prtimes.jp/i/20945/1822/resize/d20945-1822-99dd97869d802b61e1ed-0.jpg ]
さらに、その直前に起きた神戸連続児童殺傷事件。
日本中を震撼させた凄惨な犯行にも関わらず、土師淳君(当時11歳)の父・守さんをはじめとした、家族を殺された被害者遺族には何の権利もないことが浮き彫りとなった。
これらの事件をきっかけに遺族たちは声を上げ始め、2000年には全国犯罪被害者の会「あすの会」を結成。全国で講演活動を行うなど地道な活動は、被害者の支援や保護を国策として行う犯罪被害者等基本法の成立、刑事裁判に被害者が参加できる制度や少年法の改正など大きな成果を生んだ。
こうして遺族の権利確立に向けた動きは大きく進展したと思われたが、未だ解決していない問題がある。
それが「遺族の経済的困窮」だ。
国が給付する犯罪被害給付金の最低額は、今年6月に320万円から1060万円に大きく引き上げられた。
しかし、加害者が支払う賠償金が支払われた割合は、殺人事件の場合13.3% 傷害致死でも16.0%と極めて低く、全く賠償されていないことが分かる。
[画像4: https://prtimes.jp/i/20945/1822/resize/d20945-1822-4d361b45b785aefc63ff-0.jpg ]
加害者には食事も医療も不足なく提供される。しかし自分たちは…。この悲惨な現実に、遺族らは再び立ち上がった。一度解散したあすの会が2022年に再結成され、今年7月、東京でシンポジウムを開催。
ここで遺族らは、加害者の逃げ得を許さぬよう国が賠償金を立て替え、加害者から徴収する制度、そして被害者がたらい回しにならないよう被害者関連の施策を一元的に統括する行政組織「犯罪被害者庁」の設立を求めた。
遺族の切実な訴えは、果たして国に届くのか。そして、制度の実現に向けて国が動き出すことはできるのか…?
◆番組情報
【タイトル】「ドキュメンタリー7」
【放送局】テレビ大阪
【放送日時】2024年8月31日(土)午前11時~11時30分
【番組HP】https://www.tv-osaka.co.jp/documentary7/
【放送後TVerでも番組をご覧いただけます】https://tver.jp/series/sr9b4wa97m
【YouTubeチャンネルでは過去の放送を配信中】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXglZY9f1Kw3kt9JiwuO2qcXr4mKDt08P
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