ぎょうざ? バスタブ?? 無生物が動き回る絵本が「第17回MOE絵本屋さん大賞2024新人賞」1位・2位を独占!!!
PR TIMES / 2024年12月27日 12時45分
年末の風物詩「絵本界の本屋大賞」の新人賞からわかるネクストブレイク作品をチラ見せ!
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こちらは、ぎょうざがあちこち動き回ります。
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こちらは、バスタブが大きなお風呂につかりに行きます。
絵本・児童書業界をソワソワさせる賞レース
『パンどろぼうとほっかほっカー』(柴田ケイコ/作)、『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/作)、『もう ぬげない』(ヨシタケシンスケ/作)……。
これらの絵本に共通していることは、いったいなんでしょう?
と、いきなりクイズ形式でお伝えしております。
「書店の絵本コーナーでよく見かけるベストセラー!」……と、これもたしかに正解なのですが、正解は、いずれも「MOE絵本屋さん大賞」で1位を受賞した作品たち、なのです。
「MOE絵本屋さん大賞」とは、白泉社が刊行する絵本月刊誌「月刊MOE」が全国の絵本専門店や書店の児童書担当者など、ふだんから絵本にたずさわっている人たち3000人を対象にアンケートをとり、その年のオススメ絵本をランキング形式で発表しているもので、その選考方法から、「絵本界における本屋大賞」と位置づける関係者も多くいます。
毎年、年末にこの賞の結果が発表されるものですから、絵本・児童書業界の関係者の多くが、なんとなく一喜一憂して年を越す――というのが恒例となっています。
そして、こちらの賞には、「新人賞」が設けられています。こちらの第1位に『ぎょうざが いなくなり さがしています』(玉田美知子/作)が、第2位に『おふろさん』(せきぐちひろみ/作)が選ばれました。
講談社から刊行された2冊の絵本が、ネクストブレイクが期待される新人賞の1位と2位に選ばれたことになります。
新人賞の1位と2位、どんなおはなし?
新人賞第1位となった『ぎょうざが いなくなり さがしています』については、2024年の絵本界で大活躍した絵本と言えるでしょう。
MOEの賞以外にも、第8回未来屋えほん大賞、第15回ようちえん絵本大賞、第15回リブロ絵本大賞入賞など、多くの賞に恵まれた一年でした。
【『ぎょうざが いなくなり さがしています』のあらすじ】
「ほんじつ ごご2じごろ おおばまち にらやまの ぎょうざが いなくなり さがしています」
「とくちょうは ひだが 5つある ひとくちサイズの やきぎょうざです」との町内放送を聞いたとしおくんはびっくり! なぜぎょうざがいなくなったのか、あれやこれやととしおくんの止まらない妄想が楽しいおはなしです。
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としおくんの妄想によって、ぎょうざさんは絵本の中を所せましと動き回ります!
そして第2位の『おふろさん』は、いつも、けんちゃんが入っているおうちのバスタブ「おふろさん」が、自分もお風呂で気持ちよくなってみたいと、こっそり銭湯に出かけてしまうというおはなし。
おふろさんが自分より大きな湯船につかっている姿は本当に気持ちよさそうで、寒い季節にぴったりの、体のしんまで温まる絵本です。
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おふろさんのこの表情!
お気づきでしょうか。
1位、2位とも、絵本の中を所せましと動き回るのは、人や動物ではなく、ぎょうざだったり、バスタブだったり……。でも、無生物だからこそ出せるフォルムのかわいさに癒やされてしまうこと必至。
あったかくしたお部屋で絵本に癒やされる冬休みなんて、いかがでしょう?
第17回 MOE絵本屋さん大賞2024新人賞の結果
第17回MOE絵本屋さん大賞2024新人賞の結果は、以下のとおりです。
第1位 ぎょうざが いなくなり さがしています(玉田美知子/作、講談社)
第2位 おふろさん(せきぐちひろみ/作、講談社)
第3位 そうじきのなかのボンボン(加藤絢子/作、フレーベル館)
第4位 えっびっ このこ だいきらい(伊豆見香苗/作、303BOOKS)
第5位 もののけしょくどう うらめしや(たにむらのりあき/作、福音館書店)
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