ペイサーズのビクター・オラディポ、シーズン再開後の活躍次第で移籍の可能性も？

怪我からの完全復活をアピールできれば、複数チームが獲得に乗り出すとの声も

インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポは、チームの中心的存在だが契約延長の交渉が進んでいないとの報道もあり、一部では移籍の可能性も噂されているようだ。そんななか、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者は、オラディポの今後について語るNBA関係者の声を伝えた。

2018年、19年と2度のオールスター選出を誇るオラディポだが、18-19シーズン中盤、右膝に重傷を負うと、そこから長期にわたり戦線離脱。今シーズン、1月29日（日本時間30日）のシカゴ・ブルズ戦で約1年ぶりの実戦復帰を果たすも、ここまで13試合出場で平均13.8得点、3.0リバウンドという成績に留まっている。

まだオールスターに選ばれた頃の姿を取り戻せていないオラディポ。その実力を懐疑的に見るイースタン・カンファレンスのある重役の発言をボンテンプス記者は紹介している。

「オラディポについてはトリッキーな状況にある。彼はキャリアの中で、オールスターレベルの活躍をシーズン通して見せたのは1度だけだ。昨季も、故障離脱する前のプレイは、その前年と比べると良くなかった」

本物のスターであるかどうかが疑問視されるオラディポだが、あるウェスタン・カンファレンスチームのコーチは、シーズン再開後のプレイが今後を左右する鍵だと語ったようだ。

「故障は大きな懸念材料だ。ただ、もしビック（オラディポ）がリーグ再開後、良いプレイを見せて健在ぶりを証明することができたら、ニックスや複数のチームが獲得を目指すだろう」

移籍に関してはあくまでも噂で、オラディポ自身もそれについて言及したことはない。ただ、来シーズン終了後にフリーエージェントになるだけに、本人としても何とか結果を出して完全復活をアピールしたいところだろう。

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