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ドノバン・ミッチェルは過大評価されている? スーパースターとの明確な“差”に脚光

NBA Rakuten / 2020年6月19日 10時55分



得点力は高いが、課題はその“効率”だと米記者が指摘


ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルはルーキーイヤーから3年連続で平均20得点以上を挙げ、3年目の今季は待望のオールスター初出場を果たした。インサイドの要であるルディ・ゴベアとともに二枚看板を背負うが、『The Ringer』のダン・ディバイン記者はその実力が過大評価されていると主張している。

「NBAで過大評価される選手トップ5」と銘打った企画で、ディバイン記者はエリック・ブレッドソー(ミルウォーキー・バックス/5位)、ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ/4位)、ラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ/3位)に続き、ミッチェルを2位に位置づけた。


2017年のドラフト1巡目13位でデンバー・ナゲッツに指名されたミッチェルは、同日にトレードでジャズへ。2017-18シーズンから平均20.5得点→23.8得点→24.2得点(リーグ14位)とチームのトップスコアラーとして君臨してきた。2019年のFIBAワールドカップではアメリカ代表の共同キャプテンを務めるなど統率力にも定評があるが、課題は“効率”だとディバイン記者は指摘する。

「ミッチェルはジャズの原動力で平均24.2得点、4.2アシストを記録している。攻撃の主要エンジンだ。彼がコートにいると、100ポゼッションあたりの平均得点は3.7点アップする。ミッチェルは自分と他の選手のシュートチャンスを作り、それを決められるが、効率が問題だ。チームにおいて攻撃の起点を任される確率が30%以上の選手のなかで、ミッチェルはTS%(フィールドゴール成功率に3ポイントとフリースローを含めたもの)で12人中10位。アシスト率は最下位だ。攻撃への比重が増すほど、守備のパフォーマンスが低下する傾向もある」

デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)やジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)らトップ3はTS%が60%を超えている一方、ミッチェルは56%止まり。チームの絶対的エースを担うスーパースターとの差が数字に表れている。

「今季はミッチェルがコートにいる時間帯では、100ポゼッションあたりの失点が5.7点増える。そのスコアリング力は目を引くが、ジャズの真のリーダー役はルディ・ゴベアだ。過去のレジェンドたちは、シュート以外にもチームに好影響をもたらす手段を持っていた。ミッチェルがそれを実際に実行に移せるかは不透明なままだ」

なお、“過大評価ランキング”の1位はロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマ。レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスという2大スターのおかげでそこまで問題視されていないが、平均12.5得点、4.5リバウンド、1.3アシストはいずれもキャリアワーストで、期待に応えられていない点が理由に挙げられている。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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