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杜けあきインタビュー:朗読劇『忠臣蔵』と夢の音楽会「杜けあき・朝美絢」のお話

Rエンタメディア / 2024年12月27日 10時0分

ーー昔の再演作品を今観ると、歌詞やセリフをすごく覚えていたりするんですよね。

その人の声だったりが、混ざったりしますよね。

ーー最近見たものって意外と細かいところまで覚えられていなかったりするんですが、なぜなんだろうと思ったりもします。

ご自分のいい時代、青春時代というのもひとつあると思いますが、やっぱり世の中ですよね。 世の中のスピード感や軽さというのは、どの世界にも必ずあることで、入ってくるけれどすぐ出ていくみたいな。それがちょっと怖いことでもあります。 これからの宝塚も、もう1回観たいと思われる作品がどれだけ残っていくかというのはひとつの勝負だと思いますし、そういう作品があれば何十年だって、100年単位で再演できるわけですよね。『忠臣蔵』という話は史実ですし、200年後に天国から「あ、『忠臣蔵』やってる」って観るかもしれません。そういう名作って不滅だと思うんです。

ーー本当にそうですよね。

そうやって思えるから、ことあるごとにもう1回活性化させるというか、もしかしたらこれをきっかけに宝塚自体が再演をするかもしれない、どう転がるかなんて本当に世の中わからないので、だから本当に楽しいです。夢がありますね。

夢の音楽会「杜けあき・朝美絢」のお話


●夢の音楽会「杜けあき・朝美絢」


ーーありがとうございます。夢の音楽会「杜けあき・朝美絢」の話もぜひお聞かせください。朝美さんとご一緒されたこの番組はどんな機会でしたか?

自分も反対の立場ならそうなるんだろうなと思うような、キャピキャピと、とっても嬉しそうに、涙を浮かべながら「よろしくお願いします!」とおっしゃって。その時に初めてお会いしたので、その第一印象が今でもすごく残っています。私をリクエストしてくださるのにすごく勇気が必要だったと、その思いがひしひしと伝わって来ました。まだトップになる前で、何でもいいから吸収したいという、なんていうんだろう、潔いんだけど清い、そういう思いみたいなものがすごく伝わってきて、もう何でも教えてあげたいと思ったのを覚えています。 まっすぐに向き合ってくれたので、私もどちらかというとまっすぐな人間なので、初対面から会話は弾みました。

ーー夢の音楽会は、デュエットで声を合わせるのと、お話しするという両面からの番組というのが面白い企画だと思うのですが。

歌は、『ベルサイユのばら』の「愛あればこそ」と、『忠臣蔵』の「花に散り雪に散り」で、実は男役にとってどちらもものすごくエネルギーのいる曲でした。 歌ったことがある人じゃないとわからないんですが、とても力の要る曲です。男役の発声というのは独特ですから、すごくエネルギーを使うんです。弾力性のある声帯じゃないと出せません。朝美さんも「すみません、大変な曲を2曲選んでしまいました。歌いたいと思って選んだけれど、いざ譜面が来て、曲が来て、練習したら大変な歌でした」と仰ったくらいです。

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