1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

杜けあきインタビュー:朗読劇『忠臣蔵』と夢の音楽会「杜けあき・朝美絢」のお話

Rエンタメディア / 2024年12月27日 10時0分

ーー夢の音楽会について、何かお伝えしたいことがあればお聞かせください。

年代が違っても、志してきたものとか、宝塚が持っている一番大切にしなきゃいけないものは共有できるので、親子みたいな年齢でも同じ方向を向いているんだなという部分。そして、宝塚の伝統だと思うんですが、上の人がいて、下の人がいて、またその下の人が上になっていってと、順繰りにチェーンのように上級生下級生が繋がっていく良さ。時代と共に作品や演技の質は多少変わってきたとしても、根本に流れるものは一緒なので。時が経っても、すぐ戻れる世界なんだなというのは自分も感じていますし、だからこそやるんですよね。遠く離れたらなかなかここに挑戦する気持ちにはなれないと思うんですが、明日やれるよっていう思いなんです。宝塚の男役って、そのくらい人生をかけてやってきた仕事というのかな。生半可な気持ちで、女性が男性を演じられないんですよ。

ーーだからこそ、観ている方の心を打つんですよね。きっと、そうじゃなければ伝わらないですよね。

普通の女性が女性の役をすることよりも、ずっと面白いけれど大変さがあるというか。自分の中のそういうエキスが、なかなかなくならないんですよね。声はなくなるけれど。 昔はこんなに高い声は出ませんでした。普段から(低い声で)「こんにちは」みたいな。一度母に電話したときに「どこのバーのマダムから電話がきたかと思った」と言われたくらいに、おそらく今より3トーンぐらいは低くて、ザラザラしていて、決して嫌いな声ではなかったですね。 そういう声を経て、突然女優に代わって、高い声を出さなければいけなくなって、本当に苦労しました。1ヶ月ぐらいは、朝起きると戻っていたから。

ーー逆に言うと1ヶ月でできるものなんですか。

次の舞台までに1ヶ月しか稽古がなかったので必死でしたね。高い声を出せるようになって稽古して帰ってくると、一晩寝たら戻ってるんです。それが1ヶ月ぐらい続きました。そういう意味では、やはり朗読劇はひとつの挑戦なんです。もしかしたら、ご覧になった方には、昔と違うと感じる方もいるかもしれません。でも、今やる意義を私達は感じているので、今だからできる深さや、もっと人間を知った上でやる『忠臣蔵』、そういうものを自分でも新鮮に感じられるんじゃないかなと思っているので、楽しみの方が大きいですね。

ーー楽しみにしております。沢山の素敵なお話をありがとうございました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください